ラージタンク装備


■一般工具以外に必要なもの

●リーマー
 部品の加工精度が悪いため、取り付け穴を広げるのに使用

●パーツクリーナー
 泥やオイルでフレームが大変なことになっている筈である

●油性マジックなくても可)
 場所決めに使う

●強力両面テープ(なくても可)
 タンク保護用のバンパーラバーの取り付けに使う

■作業時間
 1時間以内

1・はじめに

 マウントも数社から販売されているが、今回は『ライディングスポット』から発売されているXRコンバージョンキットを使用した。
 このキットどこがどう違うのか不明だが、IMSタンク用・アチャルビス用・XR250R(ME08)純正タンク用と3種類カタログに存在している。注文時に注意されたい。
 《銀河》はIMSタンクを装備するため、IMS用をパーツショップのナップス経由で注文した。納期はおよそ一週間だった。

 またIMSタンクには、燃料コックや固定用金具などME08純正部品を流用するため、タンクセットには付属していない。このため別途発注する必要がある。
 
マウントキットに必要なパーツ番号が記載されているため、ME08のパーツリストがなくても発注が可能である。
 なじみのホンダ旧WING店へ発注したが、納期は4日であった。一部のパーツが鈴鹿倉庫扱いだったので少し時間がかかったようだ。

2・事前準備

 まず、タンクを組み上げる。
 面倒なことは何もない。
 注意点としては、タンク固定金具に取り付けるゴムブッシュの向きだが、厚いほうを内側にすること。
 金属製のカバーは外側に取り付ける。
 これだけでタンクの組み立ては終了。

3・マウント仮組み付け

 シートとタンクを剥がし、露出したフレームをパーツクリーナー等で清掃する。
 特に、エンジン直上のサブフレームパイプにマウントを取り付ける関係上、オイル汚れと泥、砂をきっちり取っておくこと。そうしないと、マウント類が砂を噛んでキズが入り、ここから錆びる怖れがある。

 きれいになったところで取説にあるように、マウントをパイプフレームをはさみこんで装着するのだが、このあたり、取説ではロクな説明がなく、ポンチ絵に書いてあるフレームがどこをことを指しているのか、相当考え込んでしまった。
 下に、画像を貼ってあるが、ハーネスで隠れている部分のフレームに装着するのだ。

 さらに三角プレート向きを取説では説明していない。画像のように底辺を下にすること。これも悩んでしまった。

 最後にボルトを締めるのだが、位置合わせの確認のため、まだボルトは仮止めにしておく。

 ここまで済んだら、IMSタンクの下側を広げながら、フレームに押し込む。

マウント取り付け位置
プレートはこの向きで

 このとき、固定金具がフレームの純正タンクを固定する突起なんぞに引っ掛かったりするが、気にしてはいけない。

 次にマウントへ固定金具をボルトで止める。ちょっとズレていて、ボルト穴が合っていないと思うが、慌てずタンクやマウントを叩くなどして合わせてしまおう。
 ここでも、ボルトは仮止めである。

 ここまで作業が進んだら、バンパーラバーをタンク後端部分のフレームとタンクの間に押し込む。

 ここで、隠し持っていた油性マジックを使って、バンパーラバーとマウントの位置をマーキングする。
 この時、場合によってはクラッチケーブルがタンクと干渉するので、必要があればナットを緩めて調整する。なお、ケーブルの向きによってクラッチの重さが変わるため、本締めする前にクラッチレバーを実際に握って、確認することをお薦めする。

 これで、仮組みは終了。

4・本組み付け

 一旦取り付けたタンクを外し、先程つけたマーキングに合わせて、マウント位置を調整してボルトの本締めをする。

 次にバンパーラバーの裏に両面テープを貼り、フレームに固定する。きちんとフレームを脱脂しておかないと、テープの糊がきかない。

 再度タンクを取り付ける。さっきと同じようにボルトで固定するが、まだ本締めにはしないこと。

 ここまで作業が進んだら、ようやくタンクの後方に取り付けるステーを装着する。しかし塗料が厚めに塗られているせいもあって、フレームにステーを固定する取り付け穴の内径が小さくなっており、フレームの固定ピンに入れることができない。
 そんなわけで、リーマーを使って現物合わせで穴を広げる。この時大きくし過ぎないように注意。やすりでも何とかなるかもしれないが、かなり面倒であろう。
 作業が終わったらフレームのノーマルタンク取り付けピンに、ステー差し込みボルトで止める。ここでも仮止めにしておく。

 さてこのステーだが、角度がタンクとまったく合っていない。このままでは、タンクを固定できないので、適度に手で押して『曲げる』。もちろん現物合わせで、やり過ぎないように。

タンクステー位置
タンク中央の白い金具がステー

 さて、取説にはスペーサーをかまして、ステーとタンクをボルト止めするとなっている。
 このスペーサー本来の目的はシートの前端部固定用のためなのだが、実際に取り付けてみると……高さがあわないので何の意味もない。
 しかも、ステーとタンクの角度があっていないうえ、ボルトの長さが不足気味であるため、ネジ穴を痛めやすい。そこで、このスペーサーは無視してボルト止めすることをお薦めする。

 ここまできたら、ステーを仮止めしていたボルト2本を本締めする。この段階ではマウントのボルトはまだ本締めしない。

 ようやくシートを取り付ける。シートとタンクの間に妙な隙間はないだろうか? はたまたタンクは傾いていたりしないかチェックしてみよう。
 もし問題があったら、タンクを『叩いて』矯正する。
 最後にマウントのボルトを本締めした後、燃料パイプをコックに繋げて作業終了である。

5・最後に

 ポリタンクということで、安全面を心配する向きもあるかと思う。
 なにを隠そう、予想以上にポリタンクは強度があり、交通事故程度ではびくともしない。 これは私自身XLRで事故をおこしたときアチャルビス製のポリタンクを装備していたが、穴があくこともなく傷がついた程度であった。

 今回IMS製を選択したのは、重量の増加を押さえたかったのだ。
 アチャルビスのタンクは実測値で23リットルの搭載量があり、燃料満載時にIMSより、5キロほど重くなる。
 このあたりの重量差はオンロードはともかく、オフロードでは結構な差を生んでしまう。

 品質そのものは、アチャルビスのほうがよい。IMSタンクは燃料コックが1個なので、ちゃんと最後まで燃料が落ちないという欠点というか、欠陥がある。
 アチャルビスのように左にもコックをつけるか、左右をボトム位置で繋げるバイパスをつけようかと考えてはいるが、ポリなので接着剤が効かないし、オフロードで振り回すことを考えると、クラックが発生して燃料が漏りそうで、難しいところである。

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