| 3日後。
ちゆがバッテリーを自分で取ってきた。
ものすごく重たく、指がモゲそうになったとのこと。
途中でマフラーを指に巻いて楽になったとか。
狸 穴:「んで、課題は」
ち ゆ:「えーと、なんか色々あって3000キロから60
00キロ、もしくは半年に1回、オイル交換すれ
ば良い。って言ってた。入れるオイルの種類や走
り方で変わるって」
狸 穴:「大体正解。で、オイルは交換したことある?」
ち ゆ:「一度もない」
狸 穴:「ってコトは半年どころか、買ってから3年以上換
えていないと言うことだ」
ち ゆ:「そうかな」
カフエ:「……アンタ、コレの保険は?」
ち ゆ:「保険ってなに? 生命保険なら小さいの入ってる
よ」
カフエ:「自賠責だよ、オートバイの。それと任意保険」
ち ゆ:「5万円くらいのなら10月に引き落とされてた」
カフエがVTRのナンバーを見る。
カフエ:「切れてる、ちゆ!」
ち ゆ:「なんで???」
カフエ:「バイクはね、2つ保険があるの。そのうちの絶対
入らないといけない保険の方が切れてる。あたし
ら二人は両方入らないと駄目そうだけど。このま
ま乗ったら逮捕されるんだって」
ち ゆ:「ふ〜ん。そーなんだ」
カフエ:「また入れないと」
ち ゆ:「……どうやるの?」
面白いです。
カフエ:「アンタ、コレを買ったバイク屋から『保険切れる
ぞ』のハガキかなんか、来てなかったの?」
ち ゆ:「来てたような、来てなかったような。たぶん棄て
た」
カフエ:「……去年、乗らなくて良かったね」
ち ゆ:「んで、どうやったら入れるの」
カフエ:「今日行ったバイク屋で入れてもらいなよ」
ち ゆ:「んじゃ、また行けるね! あのね……そこのバイ
ク屋、ちょっとスケベそうだけど恐そうなオジサ
ン、カッコ良かったんだよ。でも奥さんがいたけ
ど」
カフエ:「ちゆ〜、気を付けなさいよ。アンタは奥さんいる
人でも要注意!」
ち ゆ:「……うん。カフエもね」
カフエ:「あたしは大丈夫なの!」
ち ゆ:「だって、カフエも彼氏無しでしょ」
カフエ:「もう! 一緒にしないでヨ」
狸 穴:「ありゃ……イナズマ君に振られたか」
カフエ:「違うの! 奴、就職したらすぐに名古屋に転勤に
なったから、一応別れたの」
狸穴:「……上手く行かねーな。んじゃ、手も動かすか」
はい、作業です。
3日前の作業で、腰が痛かったり腕が筋肉痛だったりで大変ですけど、換えるモノは換えないと、オートバイは直りません。
オートバイと付き合うには、しゃがみ仕事に強くならねばならんのでした。
農耕民族系のアジア人には向いているかな?
白人には辛そうです。
なので身体の大きな白人の工場では、横になったり座ったりとか、車両自体をリフトして作業できる機材環境に細かいノウハウがあったりします。
VTRのシートを外して、タンクも外します。
……コレがまた大変。
狸 穴:「タンク、取れないねぇ」
カフエ:「たろうさん、どうすれば外せるのか判っているでし
ょ」
狸 穴:「判ってます。でも考えて下さい。まずは取り付け
がどうなっているか良く見て。想像もする」
ち ゆ:「爆発とかしない?」
狸 穴:「乱暴に扱うと爆発するかも」
カフエ:「テロリスト>ちゆ」
ち ゆ:「……できないかも」
狸 穴:「ホントはサービスマニュアルって、このオートバ
イ専用の整備のための本があるんだけれどそれを
見てももっと判らないだろうから、まずはVTR
のパーツがどこに着いているか、どう言う風に付
いているか、よく見て考える」
カフエ:「……ネジで付けてある」
狸 穴:「んだ。で、ココからココまでがタンク、ココはエ
ンジン、このでかい部品がフレーム。タンクにフ
レームやエンジンがくっ付いているんじゃなくて、
フレームに各部品が付いているのだ」
ち ゆ:「タンクに付いているネジを全部外せばタンクは取
れるのか」
狸 穴:「んだ。やってみましょう。ネジは左回しで外す」
とりあえず工具を選びながら、なんだかんだで1時間掛けてタンクのネジは全部取れました。
ち ゆ:「じゃ、外すよ」
取れません。
カフエ:「あれ、ホースが引っ掛かってるよ」
狸 穴:「んじゃ、ホースを抜かないと……」
ちゆがそのまま引っ張っても、ガソリン等のホースが引っ掛かっているので、全部タンクに繋がっている物を外さないとタンクは取れないのでした。
重いタンクを着脱するのは大変なので、先に捨てることになる古いガソリンを給油ポンプで全部抜いて、予備ガソリン用の安全タンクに移し、コックを確認してからホースを外します。
30分。
ホースの留め金と挌闘した挙句、タンクはやっと取れました。
外したボルトやパーツは袋に入れて、パーツトレイへ。
タンクは少し離れた火気の無いところへ安置。
ち ゆ:「こうやって見ると、小さいね。チャリみたい」
カフエ:「タンク、でっか〜」
ち ゆ:「狸穴さん、なんでタンクはココに付いているの?」
狸 穴:「何でって言われても……困るな。無いと困るから
だ」
ち ゆ:「ココにこんな邪魔な大きなものを置かないで、エ
ンジンの下とかに置けなかったかなぁ」
狸 穴:「そこにある方が重心が車体のセンターに集中でき
るし、すぐ下にエンジンがあるから長いホースで
ガソリン運ばなくても間に合うだろ。それにちゆ
のぶっとい太ももで挟んで安定する」
カフエ:「わはは! ぶっといってさ」
ち ゆ:「そんなに太くないよ!狸穴さんもお腹、気をつけ
たほうが良い。カフエもおっぱいは立派だけど腰
周りは気になる?」
狸 穴:「こりゃ、失礼した。ちょうど良いに訂正します」
カフエ:「酷いよ、ちゆ」
わはは。
腹が据わり始めてるなぁ……削がねば。
ちゆ:「タンクはシートの下にあったって、良いと思う。
いちいち何かやるのに、タンクを外すのは大変」
狸穴:「V−MAXと言う、デカいオートバイはシート下に
もタンクがあったりする。でも今の位置が一番良い
から、そこにタンクがあるんだろう。そのうちエン
ジンが内燃機関じゃなくなったりすれば色々カタチ
は変わるかもね」
で、バッテリーを外します。
赤いカバーの付いていない、マイナス側から外すことを推奨。
本人は感電することを心配。
恐る恐る工具を選んで……回します。
逆に回してターミナル・ボルトが……折れた。
ち ゆ:「折れちゃった」
カフエ:「ちゆ、逆に回したんだよ。ネジ買ってこないと」
ち ゆ:「……どうしよう」
狸 穴:「こりゃ、もうダメかな……」
ち ゆ:「ぅえぇ〜!!」
狸 穴:「大丈夫。新しいバッテリーを箱から出して良く見
てみ、ボルトも付いてきている」
ち ゆ:「あった!」
バッテリーを外すのに20分を要しました。
ん〜〜〜〜〜、大変だ。
プラグも交換。
キャップが固くて外れない、ということで一騒ぎ。
なんとかプラグを外して、持参の小スポイトでエンジンオイルを燃焼室へほんの少し注入。
カフエ:「それ、なに入れてるの?」
狸 穴:「エンジンオイル」
カフエ:「そこから入れてもいいの?」
狸 穴:「長い間エンジン動かしてないときは、オイルが全
部下に落ちている。そんな状態でピストンが急に
動き出したらピストンがシリンダーと擦れて傷つ
くのを防ぐため。用意が出来てないのにいきなり
入れられたら引っ掛かって痛いだろ、それと同じ」
カフエ:「あ……たろうさんのエッチ」
狸 穴:「そか?」
ち ゆ:「スケベ」
カフエ:「イナズマも同じコト言ってた」
狸 穴:「エンジンはみなスケベなのだ。俺は宇宙一、助平
だけどな」
で、新しいバッテリーを積んで。
セルを軽く回します。
それからプラグを挿して、キャップをしっかり入れて。
GSX−Rから大きめの実験用スポイトで、少し分けていただいたガソリンをキャブに入れて。(キャブは俺がやるんだっけ。先日ドレンから古いガソリンを抜き出し、フローパイプとドレンパイプからクリーナを吹いておきました)
で、セル・スタート。
狸穴:「掛けてごらん。掛かり難い時は5秒以上回したら少
し休む」
中々、掛かりません。
セルモータが虚しく回ります。
狸穴:「スロットルは開かないでそのまま。チョークを使っ
てみては?」
チョークを引きます。
……掛かりました。
ち ゆ:「掛かったよ!!」
カフエ:「掛かったねぇ〜! ちゆ凄い!!」
……ホンダのキャブって頑丈なのね。
O/Hしなくて済みそう。
そのままチョークを戻してもとまりませんでした。
でも、しばらくして止まった。
ち ゆ:「なんで?」
狸 穴:「なんで止まったのかなぁ。考えましょう」
カフエ:「やっぱりどこか壊れてたんじゃない?」
いろいろ覗き込んでます。
ウエスで普段は手の入りずらいエンジンの細かい部分を拭きます。
キャブレターとエアクリーナーの存在を理解。
チェーンはエンジンの外に出ているギア(スプロケットのこと)に掛かっていることも理解。
スイングアームという名称とそれが動くことも理解。
…………理解。
もう一度チョークを引いてセルを回してみます。
一瞬、掛かりましたが、すぐに止まりました。
ち ゆ:「……ダメなのかなぁ」
カフエ:「ずっと乗ってなかったからだよ」
ち ゆ:「掛からない」
狸 穴:「あのね、ガソリンが無くなっただけだ」
大スポイトで再度給油。
セル、0.5秒で掛かりました。
ち ゆ:「大丈夫だよね、この子」
狸 穴:「大丈夫。直った」
ち ゆ:「ホントに?」
狸 穴:「ホント。どこからも異音はしていないし、アイド
リングで安定している」
そのまま止まったら、また給油して15分くらいアイドリング。
暖気が済んだので、しばらく放置&休憩。
カフエが作ってきたサンドイッチを、皆でいただきます。
先ほどご挨拶した、ちゆママがエンジン音を聞いて様子を見に、お茶を入れてくれました。
母 :「狸穴さん、やっと掛かったわね」
ちゆ:「わたしが直したんだよ」
母 :「……まさか」
ちゆ:「ホントだよ」
狸穴:「ホントです」
母 :「コレでこのバイク、時々来る廃品回収業者に出さな
くてすんだわね」
ちゆ:「……絶対出さない」
VTRは危なく4500Kmで廃品回収されるところだったのか。
こりゃ、安閑としてられなかった訳だ。
なんか……かつてのFZRみたい。
狸 穴:「こうやって自分で直したりすると、自分のオート
バイやクルマのコトが判ってきて、少しづつ会話
が出来るようになるのだ」
カフエ:「変な人になちゃうよ」
ち ゆ:「やだ、狸穴さんみたい」
カフエ:「でも、イイかも。なんでも知っている方が役に立
ったりするんでしょ」
狸 穴:「かもね」
カフエ:「私は良いと思うけどな。……なれるかな」
狸 穴:「GSX−Rと話せるように?」
カフエ:「たろうさんとFZRのページ読んでて、ちょっと
妬ける時があるわ」
狸 穴:「ふーん。だってさ>FZR」
F Z R:「よいのですかマスター、いまお話しても」
狸 穴:「チョットだけなら、いいよ」
F Z R:「先ほどからわたくしはGSX−Rさんとお話して
いるのですが、『始めはカフエ様にどう仕えて良
いのか判らなかったそうですが、最近は少し判り
始めてきた』そうです。要望もあるみたいですよ」
狸 穴:「要望……そりゃ、そろそろ年式や走行距離からし
てあるだろうなぁ」
カフエ:「……なに?」
F Z R:「今後のパッドの交換とチェーン+スプロケットの
交換を、楽しみにしているそうです。それが終わ
ると、やっと会話が出来るチャンネルがカフエ様
のどこかにできるかも、それが期待。だそうです」
カフエ:「へー、そんなこと言ってるの」
狸 穴:「他にも気付いて欲しいところがあるんだよ、たぶん」
ち ゆ:「わたしのVTRは?」
F Z R:「まだ人の言葉を多くは覚えていないそうです」
ち ゆ:「……残念」
F Z R:「ご安心下さい。ちゆ様のところはオートバイより
も先に、ちゆ様の方が回路を早く作れそうですわ」
カフエ:「FZRはどうやって言葉を覚えたの」
F Z R:「わたくしにはデフォルトで付いておりました」
狸 穴:「……んなコトはない。こおろぎ回路から入ってき
たのだ」
カフエ:「こおろぎ回路ぉ???」
狸 穴:「ハイ。では皆様、作業再開です」
カフエ:「うちのGSX−Rに漢(オトコ)回路付いている
かなぁ……」
出てきたオイルの色を見てビックリしておりました。
が、オイルが機能している証拠なのだ。
良いオイルは、自ら汚れを吸着してエンジンの中の煤をオイルフィルターに運んで、エンジンを護っているのだ。
ドレンボルトを右に回して〆て、オイルを入れて終了。
今回は、TCOIIを入れました。
……猫小判だったかも。
でも、手に入れられる限りの一番最高のオイルを、経験として知っておくことも良いことなのだ。
しばらく走ると、エンジン音が変わるぞ。
……感じられるかな。
カフエ:「このオイル、たらうさんの所でFZRが売ってい
るオイルでしょ。イイの?」
狸 穴:「イイよ。ちょっと高いけど、それなりにオートバ
イやクルマを使っている人たちには、大好評」
カフエ:「凄いの?」
狸 穴:「凄いかも。メルボルンの清水で淹れたコーヒーみ
たい」
カフエ:「え……そんなに」
狸 穴:「いろんなオイルをためして来たけど、これ以上の
モノはない。と思ってる」
カフエ:「じゃ、先月オイル交換したばかりだから、次回使
ってみるね」
暖機していたVTRのエンジン音が早速、静かになりました。
わはは。
彼女たちは、判ったかな?
まだ新しくて音が出難いVTRのエンジンだから気が付かないか。
毎日乗っていれば良く判ったかも。
フォークオイルも換えました。
油面を聞き忘れてきたとのコトだったので、ホンダ社に電話で確認。
フォークをなんとか外した。
カフエ:「手が痛い」
狸 穴:「普段、重い物は持ったことないか」
カフエ:「こんなもの普段持たないよ」
狸 穴:「まぁ、そうだろうな。お疲れさま」
ち ゆ:「付き合ってもらって、ごめんねカフエ。手もボロ
ボロでしょ……」
カフエ:「ちゆは?」
ち ゆ:「さっきフォークを止めているデカイねじを回した
ときに、ちょっと切れた」
カフエ:「手、冷たいよね」
ち ゆ:「うん。脚も痛いし、やめたい」
カフエ:「でもこのままじゃ、どうしようもない。頑張って
やるよ」
ち ゆ:「カフエ、燃えてるねぇ」
カフエ:「私はいつでも熱いのだ。半端はあまり性に合わな
い。で、次どうするの、たろうさん」
狸 穴:「なんか凄いね……ここまで出来るとは思ってなか
った。キャップを外すんだが、中からバネが物凄
い力で伸びようとしているから、危ないのでソコ
だけあっしがやります」
カフエ:「やった! んじゃ、見てるね」
狸 穴:「少し離れて見た方が安全。バネは何でも危険と思
うように」
2本とも、キャップとカラーを外しました。
中のオイルの匂いはそれほど酷くない。
水分も入っていないようです。
狸 穴:「んじゃ、この中に入っているバネとオイルを逆さ
にして出してください。
ち ゆ:「なんでオイル入ってるの?」
狸 穴:「ココにオイルが入っていないとオートバイが安定
しないんだよ。先日買った本を読んでみましょう〜」
廃油処理箱に出てきたフォークオイルは、それほど汚れておりませんでした。
でも、3年以上。
見た目はそれほど酷くなくても、走れば判るだろう。
もっとも、タイヤのエアがいつも狂っていたから、違いは判らないかも……
ABSO−Rです。(これしか持っていないのだ)
ビニールの袋を被せ、フォークを逆さにして中に残ったオイルを抜きます。
休憩。
その間、ちゆはオートバイ屋さんへ保険に入りに行った。
カフエ:「私のも酷いかな」
狸 穴:「換えて何キロ走ってる」
カフエ:「買ってから換えてない」
狸 穴:「んじゃ、これより悪いのは確実」
カフエ:「フォークってオイル換えて判るもの?」
狸 穴:「ショックアブソーバが正確に動くようになると、
疲れが半分くらいになるから判るかも。オートバ
イが言うコトを聞くようになる」
カフエ:「あ、それFZRの所に何度も書いてあったね」
狸 穴:「何度も書いた。毎回感心している」
カフエ:「……ねぇ、やってくれるかな」
狸 穴:「もう、自分で出来るだろ〜」
カフエ:「ちゆのはやって、私のはやってくれないの?」
狸 穴:「はいはい。やりますよ、キャップ外すのだけ。
GSX−RにはABSO−RRの方が良さそう
だな」
カフエ:「何で?」
狸 穴:「先ほどタイヤを見せてもらった。結構寝かしてる
し、開けてるみたい」
カフエ:「そんなに寝かしてないけど」
狸 穴:「乗れてるときと乗れてないときを感じてるでしょ」
カフエ:「うん、たまにね」
狸 穴:「そう言う人はRRの方が良いの。それにGSX−
Rは古くてもSSだから」
カフエ:「高い方、買わせようとしてるんじゃない?」
狸 穴:「バレた? ってことはないのだ。SSにはRRの
方が合うんだよ。値段は2000円くらいしか違
わない」
カフエ:「なんだ、それくらいだっけ」
狸 穴:「Rでも十分過ぎるくらい良いけどね。良いものは
知っておいた方が良いのだ。それに自分でやれば
工賃タダだ」
カフエ:「これお店だったらいくらくらい掛かるの」
狸 穴:「店にもよるけれど、大体2万円くらいじゃないか、
高い所だと中の部品も全部換えられて3万円くら
い。さらにインナーチューブの再研磨までやると、
もっと掛かるよ」
カフエ:「……高いねぇ」
狸 穴:「そんなコトはない、安いくらいだ。自分でやって
みて判ったでしょ」
カフエ:「……確かに」
そうこうしていると、保険に入って戻ってきた。
ちゆ:「ただいま。すぐ入れてくれた。あたしの手を見て『自
分でやってるのか、えらい!』って誉められちゃった」
狸穴:「そか、良かったね〜。コレであとはフォークを組めば
すぐに乗れる訳だ」
ちゆ:「やった〜。5年入ってきた」
狸穴:「そんなに長くVTRに乗るのか?」
ちゆ:「乗るよ。ほら」
新しい保険証は5年間有効でした。
名義はお父さんなのね。
盗られた時の用心、らしい。
保険証や登録証は、車体に積みっぱなしよりもいつも乗るときに使うカバンに入れておいたほうが良いかも。面倒ならば積んでおいたほうが良いか……
フォークのオイルもほとんど抜けたようだし、オイルを入れる前に一度カラでストロークしていただきます。
スカスカなのだ。
で、オイルの投入。
フォークを縮めた状態で、油面を合わせます。
オイルを入れてから、もう一度ストローク。
ち ゆ:「固くなった」
カフエ:「中でジュクジュク言ってる」
狸 穴:「それがダンパーなのでした。オートバイが安定す
る元」
ち ゆ:「ふーん」
狸 穴:「判ってねぇな」
ち ゆ:「全然判らない」
狸 穴:「乗れば判る」
最後にあっしがキャップを〆て、フォークを車体に戻して最終確認して完成。
余ったボルトも紛失パーツもなし。
……128倍くらい疲れますた。
全工程11時間。
工具の使い方も少しだけ覚えたし。
はじめてだし、こんなものかな。
すっかり夜になってしまったのでした。
VTRと工具をきれいに拭いて、終了〜
ご両名、手は真っ黒です。
お湯で洗うが、なかなか落ちない。
指先の汚れは落ちるのに3日ほど掛かるかな。
お疲れさまでした。
ココまで出来るとは、思ってもみなかったです。
カフエの娘 ちゆ+ママ FZRx+狸穴
書くのも疲れた。
読むのも疲れた?>ALL |