Vol.550 タイヤの4 2005-03-05

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 関東では3月に入ってから雪が降ることがあります。
 3月と聞けばもうすぐ春なのですが、オートバイ乗りにとっての春はまだ2ヶ月ほど先のようです。

FZR:「マスター、そろそろ帰りましょう」
狸穴:「だな。また雪が降り始めた」
FZR:「アジトPの下の坂を登れなくなりますわ」
狸穴:「タイヤのテストができるかも」

 ということで、雪の日も走るFZRなのでした。
 走り始めて水温も充分に上がり始めた頃、雪がたくさん降ってきました。
 ありゃ……、気温も上がらないしこりゃ積もるな。
 国道はそれでも交通量が多いので、時々雪を踏む程度。
 GPR100は路面温度にそれほど影響される性格のタイヤではないようで、先日16℃まで上がったときに走った感じと大差ないグリップ感を発揮しております。
 このタイヤを入れた当初は非常に妙なタイヤと感じましたが、タイヤのナラシが済みコードとコンパウンドの関係も良くなってくると、良い感じになってきました。
 FZRのショックアブソーバーの設定も、タイヤが慣れてきたらBT92の時とほぼ同じ設定に戻りました。

FZR:「マスター、我々のアジトに近づくと、雪がたくさん
    降ってきました」
狸穴:「アジトは都内より4℃低いからねぇ」
FZR:「夏はありがたいんですけどね」
狸穴:「それだけ都内がヒートアイランド状態なのだ」
FZR:「たまに雪を踏むようになってきました」
狸穴:「お互いに前面は雪だるま状態だな」
FZR:「ライトに部分に着雪しております」
狸穴:「HIDとLEDだから熱も高くは上がらないし……
    たまに拭くか」
FZR:「そうしてください」

 少し積もる程度の雪でもGPR100は、極端に乗り難くなるようなことはありません。
 大丈夫です。

FZR:「そろそろ問題の坂です」
狸穴:「登れるかな」
FZR:「国道とは違いますから、雪が積もってますわ」
狸穴:「駄目ならもう一度国道に戻って、坂を回避できる
    コースから侵入だ」
FZR:「はい」

 坂の手前の信号で一旦止まり、スタートです。
 ロウに入れてほぼアイドリングだけで登ります。
 スロットルはほとんど開けません。
 妄想回路でEXUPバルブを普段よりも閉じているので、低速でのトルクは安定しております。
 50ミリほど雪の積もった坂をゆっくり登坂を始めました。
 時々、リアブレーキを弱く掛けてスリップを修正。
 フロントブレーキレバーからは指を離します。

狸穴:「大丈夫だねぇ」
FZR:「平気みたいですね。何年か前の雪よりも酷くないです」

 半分ほど進むと、対向車が坂を降りてきたので左に進路を寄せます。
 リアタイヤが若干流れましたが、グリップはしてます。
 なんとか坂を登り、アジトに到着。

狸穴:「GPR100は雪も大丈夫だな」
FZR:「そのようです」

 FZRが踏んだ跡を見に行きましたが、タイヤパターンのとおりに雪の跡がついてました。
 GPR100はトレッド・グルーブに雪を残さないでいたので、次に雪を踏む時も足掛かりを付けていたのでした。
 一見、荒いパタンなので雪は得意じゃないかと思ったが、大丈夫そうです。
 タイヤを見ると、雪を微妙に弾いてサラッとしてます。
 溝にも雪は残ってません。
 面白いコンパウンドなのかも。

 Pの屋根の下に入りました。
 カバーを被せる前に、雪を払ってタオルドライ。
 あっしも同じくタオルドライ。

FZR:「マスター、手が冷たくないですか」
狸穴:「ちょっと冷たいね。でもJRPのNPWの中のゴア
    テックスが、水分を遮断して染ませないでいたから
    全然平気」
FZR:「わたくしもこのタイヤの使用レンジが広いことがわ
    かりましたので安心しました」
狸穴:「始めは、このタイヤはどうなることかと思ったもん
    ね」
FZR:「低い路面温度にも対応していることが判りましたわ」
狸穴:「だな。タイヤ自体のたわみもあるがコンパウンドの
    踏面変化が効いているみたい」
FZR:「そのような感じでしたわ」
狸穴:「猫の肉球みたいだね」
FZR:「爪は無いですけど」
狸穴:「あとはこのタイヤに慣れるだけだ」
FZR:「はい」

 雪も結構往けました。
 でも、滑り出してしまったら駄目だろうなぁ。
 用事が無い限り、雪や雨の日は乗らないのだ。

FZRx+狸穴

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