Vol.548 FZRの休日 2005-02-27

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 二日ほど前に、いつもあっしが漂っている都内の青山というところで、集まりがあった。
 昔オートバイのクラッチの使い方を教えた元ライダーの女性コピーライターのKさんが招集を掛けてくれたのだ。
 他にも6名ほど集まり、そのほとんどが15年程前の元ライダー。
 現役オートバイ乗りはあっしだけなので、オートバイ乗りの集まりと言うわけではないのだ。
 この中の最年少であるT氏の、単身帰国(奥さんはケニア人で子供と共にロンドン在住)とLiveDoor関係でちょっと社名が出ている◎マン・ブラザース就職? 祝いを兼ねたのでした。(外資金融業界の根幹システム担当者とか広報担当者は、3〜5年周期で会社を渡り歩くのだ)
 FZRは、お酒が入る席なので本体はアジトにて待機。
 こおろぎ回路を介して起動キーユニットだけの参加となりました。

 15年も経てば皆それなりに落着く所に落着いておるのだ。
 当時、KさんとT氏とあっしはすぐ近所に住んでいたり。
 その後、皆さん変わらぬ軌道に乗っている人もいれば、波乱万丈な軌道に乗っている人もいたり。

FZR:「マスターの周りには少し変わった方が多いですね」
狸穴:「かもね。でも大筋じゃ妙な奴はいないのだ。彼らは
    広報や作家として従事している」
FZR:「一番正体不明なのはマスターかも」
狸穴:「かなぁ」
FZR:「だって15年も前からお付き合いの方たちでも、現
    在のマスターの職業を知らない方が多いですわ。皆
    様不思議に思われてます。先日中国人の方から、あ
    んたみたいなヒトはCIAじゃないのか? と言わ
    れてました」
狸穴:「そか、違うんだけどね。それにヒトじゃなくてヒュ
    ーマノイドだよ。皆と職域は近いところにいるけれ
    ど、微妙に違えば東京とアラスカくらいの距離ある
    かもね。それに基本的にはこのメンバーとは仕事を
    一緒にしていない。プライベイトだから」
FZR:「そうなのですか」
狸穴:「他に人がいなくて困った時や短期の仕事なら受ける
    かもしれないけれど。でもFZRのお仕事は予算が
    出れば、たぶんやってくれるよ」
FZR:「では将来お仕事が大きくなってきたら、お願いする
    かもしれませんね」
狸穴:「彼らは凄い所ばかりにつながっているから、単位が
    大きなコトになるぞ」
FZR:「わたくしでは憑いて行けないかも」
狸穴:「まぁ、大丈夫だ。実際には彼らの下にいるスタッフ
    が子細は対応してくれるだろうから」
FZR:「皆様、偉いのですね」
狸穴:「偉いって訳じゃないけれど、それなりのステイタス
    は積んでいる」
FZR:「マスターとは反対ですね」
狸穴:「だな。俺は積み上げるコトはしないでいつもOS再
    インストール状態だもんね」
FZR:「マスターも、少し安定したOSに入れ替えて積み上
    げられたらいかがですか」
狸穴:「だな。いつかそう云うことが要求されたらそのよう
    にするよ」
FZR:「……わたくしがいるうちは、そんな日は来ないよう
    な気がしますわ」
狸穴:「そりゃ、残念だなぁ」
FZR:「端の方だけでも、わたくしが代りに積み上げておき
    ますわ」

 まぁ、彼らのお仕事のレベルはちょっとハイエンドなので、うちでは受け切れないのが現状なのでした。
 皆、フリーで仕事をもっているので電話は手放せません。
 会食中にもメール受発はあるし電話も掛かってきます。
 多少行儀は悪いが、当世このくらい忙しくないとフリーじゃ生きて行けないのでした。
 彼らが使うツールは、携帯からザウルスまで多岐に渡ります。
 テーブルの上はちょっとしたOA会場状態。
 コレが完全に仕事モードになると食卓の下に無線LANが構築されていたり……
 時々こういう状態になる席もあるのですが、今日はそこまではなりそうもないので一安心。
 この連中が面白いのは、久々に会うときでも昔の話はたまにしか出ず、ほとんど未来の話が多いのでした。
 未来と言っても千年先とかではないのだが、面白いです。

FZR:「マスター、皆様当時はどのようなオートバイに乗ら
    れたのですか」
狸穴:「T氏はDT125(水冷)とR1Z、T女史はSR
    X600、U氏はGB250、KさんはTZR50、
    UC氏はZ50J、まだ到着していないN氏はSR
    X600改。こんな感じだった」
FZR:「SRXさんが多いですね」
狸穴:「はは、今とあまり変わってないね〜」
FZR:「わたくしと同じFZRはいないのですか」
狸穴:「ん〜、今日は来ていないけれどS氏がFZR400
    R(3TJ)だったかな」
FZR:「もう乗られないのですか」
狸穴:「たぶん、何か特別な思い立ちがなければオートバイ
    には乗らないだろうなぁ」
FZR:「残念ですね」
狸穴:「家族を持ったり、仕事が忙しかったりだしね。それ
    に今あるオートバイで彼らが乗りたいなぁ〜、と思
    うオートバイが非常に少ないこともある」
FZR:「程よい大きさで手間が掛からず、乗って楽しく便利
    なオートバイですか」
狸穴:「それに『上等な』という部分も必要になるかも」
FZR:「確かに難しいかも」
狸穴:「年齢的にも少しカッコつけないとね」
FZR:「ココ(青山)のご近所にいらっしゃる婦人服デザイ
    ナーの伯父さまは、モトモリーニ3_1/2に乗ら
    れてますが」
狸穴:「だな、あのくらいの感じの、真新しさとは違う何か
    を求めたオートバイが普通に売られていたら彼らも
    乗るかもね」
FZR:「SRさんではだめなのですか」
狸穴:「駄目ってコトはないと思うが、求めるモノが違うみ
    たい」
FZR:「モリーニのようなサイズと意匠で、手元シフトのセ
    ミATにしたようなオートバイだったら面白いかも。
    同一エンジンでオンロードとオフロードを兼ねてい
    るとか」
狸穴:「FZRでソレ+2WDでヒッチ付けて専用トレーラ
    ー曳けるようにするとか、やってみたいねぇ」
FZR:「……実験ですか」
狸穴:「わはは。こんな案はいくらでも出るのだ」
FZR:「マスター、久々にアルコールが入ってきたのでポジ
    トロニック−ブレインのメタ領域に妙な歪みが発生
    してますわ」
狸穴:「んじゃ、修正しといて」
FZR:「はい。面白そうなので、修正する前に先日の水素電
    池パックの構造図と同じディレクトリに、ログだけ
    取っておきます」

 あと10年したら皆どうしているのかな。
 元気で生きていてください。

FZRx+狸穴

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