| なんだかんだと、タイヤを入れ替えてからすでに400kmを走行。
その間、燃料満タンの時と空に近い状態を2回経て、前後の空気圧も20パターンくらい調整。
ショックアブソーバーの方は何もいじっておりません。
前2.1キロ/後2.2キロの時が一番だったかな……
でも、相変わらずリーン開始直後の妙な癖は出ております。
FZR:「なかなか変わりませんね」
狸穴:「まぁ、空気圧程度じゃ大きくは変わらんのだ。さす
がに前3キロ/後3.4キロなんてのは論外だった
けど」
FZR:「では、わたくしのショックアブソーバの動きを鈍い
方向へ制御しますか」
狸穴:「そりゃ、最後までない」
FZR:「では……ステムの作り直しですか」
狸穴:「そんなことするくらいなら、BT92にタイヤを戻
す」
FZR:「GPR100さんは、わたくしには合っていないの
でしょうか」
狸穴:「そんなことは無いと思うけど」
タイヤを換えてこれほど大きく状態に変化があったのははじめてかも。
サイズ表記は全く同じなのだが、乗った感じは全く変わってしまいました。
乗り方もいろいろやってみると、ゆっくりリーンさせるとリーン開始時に一瞬、駄目ステダンが効いたような妙な状態が発生します。
リーン開始時に外側の膝でFZRを内側に蹴るように倒しこむと、良い感じです。
60km/h以下の時に、甘いリーン角で非常に細かくラインを調整しながら走る状態にはGPR100は向いていのかな?(んなことは無いと思いますけど)
弱アンダーステア維持で走るコトは、このタイヤでは向いていないのかも。
リーン開始時に一気に倒してリアだけ流してみると、BT92とさほど変わらない接地感が得られました。が、その状態でスロットルの開ける量を変えることで、意図したとおりに走行ラインを変えるようなコントロール性がありません。(FZRの出力不足・あと2速落として出力が大きく得られる回転数でスロットルワークをラフにして走れと言う感じ)
外足の荷重量でラインを変えないと、思ったように動かないような感じです。
BT92の時と同じラインを走るには、より深いバンク角をGPR100は要求しております。もしくは、フリーステアよりも若干ステアを、曲がる方向の内側の腕でハンドルを引き込むように腕で引き付けるように補正してやると良いのだが、ハイサイドが懸念される感じ。(実際にはこの程度じゃ起きないでしょうけど)
直進時に50ミリほどラインを補正しつづけることを要求される『すり抜け』のし難いタイヤです。(タイヤ3本分くらいのラインの補正時には良好な感触ですがこれではすり抜けしていると並走する自動車にぶつかります)
逆に140〜180km/hくらいで、カウルに入ったままでステップや膝を擦らない程度のバンク角を維持しながら、他の交通がない場所を走る状況には向いている感じです。
70〜120km/hは普通な感じ。
180km/h以上はためしていないので判りません。
フロントに対してリアのグリップが勝っているような感触です。
このタイヤは50Km/h以下の低い速度域で、リアを流して走る乗り方には向いていないのかも。
『癖の無い乗り味』をカタログに表記していたと思うが、強情で厄介な癖だらけ……かも。
タイヤの言うコトをひたすら聞き、タイヤに倣えという感じ。 狸穴:「んじゃ、フォークの突き出し量を少なくしてみるか」
FZR:「なんだか、こういうコトをするのって久しぶりです
から面白いですね」
狸穴:「だな。走行中にキャスター角だけ設定変更できるの
なら面白いかも」
FZR:「ますますわたくしはSRXモノサスのフォークセッ
トを、自重に合わせて搭載しているのでフォークの
突き出し量には余裕があります。突き出し量と伸び
側ストローク量にはまだまだ余裕がありますので、
キャスター角は少しコレで変更できますからためし
てみましょう」
狸穴:「重心位置まで変わるがな」
で、10ミリフォークを伸ばしてみました。
乗ってみると、リーン開始時の鈍さは少し緩和された感じ。
でも劇的には変わりません。
ほんのチョットだけ。
直進時のライン維持性は、わずかに良くなりました。
が、リーン開始時のダンボールを踏みながら走っている感触はまだ無くなっておりません。
ん〜、難しいです。
狸穴:「突き出し量にはあまり左右されなかったねぇ……踏
面内の荷重点が常に中心に自動補正されているよう
な感触」
FZR:「ですね。ではイニシャルを大きく入れてみましょう」
狸穴:「んじゃ、いきなり10ミリ入れてみるか」
フォークの突き出しを元に戻して、イニシャルだけを10ミリ追加。
……ちょっと良くなりました。
FZR:「リーン開始の感じは少し改善されたような気がしま
すわ」
狸穴:「でも、フロントのダンパーの効き始めが合っていな
い〜」
FZR:「マスター、よく判りますね」
狸穴:「前に仕事でこんなことばかりしてたからね……」
FZR:「もっと入れてみましょうよ」
狸穴:「でもそうすると、油面が合わなくなるよ」
FZR:「構いませんわ」
狸穴:「剛毅だねぇ〜」
FZR:「何でもためしてみましょう〜」
コーナリング中に段差を超えると、フロントが微かに跳ね始めました。
やはり……油面も上げないと。
狸穴:「駄目だよ、FZR。油面もageよう」
FZR:「ですね、ちょっとやりすぎたかも。わたくしにも判
りましたわ」
狸穴:「……なんだかBT92に戻したくなってきた」
FZR:「せっかく入れた最新型のタイヤです。がんばりませ
う」
狸穴:「んじゃ、面倒がらずに頑張るか」
FZRがそう云うのならばということで、まだ合わせる個所はリア周りとか、色々×100くらいあるが(前後一緒に合わせないと意味が無いので)、コレはFZRxには合わない、と言う結果かもしれないのでCB400SuperFOUR V3に乗る奴に電話を掛け、
狸 穴:「グス、突然だけど今日これからタイヤ換えない?」
Gustavus:「……え。まだ8000キロしか走ってないんだ
けど。BT92の山は半分残っているよ」
狸 穴:「いいじゃん。最新のGPR100にしよう!
うちのにも入れてみた」
Gustavus:「で、イイのか? そのタイヤ」
狸 穴:「それがさっぱり。このタイヤの正体が判らんの
だ」
Gustavus:「……それで俺のでためそうというのか?」
狸 穴:「んだ。換えれ」
Gustavus:「しょうがねぇなぁ。今月の俺のお小遣いコレで
半分になる」
狸 穴:「前輪代の半分、出してやる。すぐ換えてこい」
と言うことで比較してみました。
4時間もするとやって来ました。
Gustavus:「入れてきた」
狸 穴:「どんな感じ」
Gustavus:「アタリが軟らかいけど、反応は速い感じ。ハイ
エースのタイヤをバン用タイヤの新品に換えた
瞬間みたい」
狸 穴:「お主のハイエース、運転しかこと無いから判ら
んが……軟らかい感じか」
Gustavus:「それでいて曲がっているときは安定しているけ
ど……クラウンみたいな感じかな」
狸 穴:「最近のクラウンは……余計に判らん」
Gustavus:「乗ってみ」
狸 穴:「んじゃ乗ってみる」
乗ってみると、CB400SFには合っている感じ。
全体的にマイルドだが、リーン開始時の妙ないじりがない。
素直なくらいに感じる。
FZRとの重量の差か?
特に車体とリアタイヤのマッチングは凄く良い。
フロントもアタリは以前よりマイルドになったが、反応は変わっていない。
普通に軽くリーンさせると安定感は更に上がる。
若干接地感が減った感じはあるけど、FZRのように劇的に変わっていない……。
う〜ん、何が原因なのか?
狸 穴:「ありがとさん」
Gustavus:「いいだろ〜V3」
狸 穴:「イイねぇ〜、特に低中速域でのエンジンのツキ
は絶品」
Gustavus:「イイの選んでくれたよ。んでこのタイヤは」
狸 穴:「CBには合っているみたい」
Gustavus:「ノーマルやBT92ともそれほど変わらんな。
疲れない感じがした」
狸 穴:「だなぁ、これツーリングにほんとに向いていそ
う」
Gustavus:「FZRだと駄目なの?」
狸 穴:「まだ駄目みたい。乗ってみる?」
Gustavus:「……良いのか?」
狸 穴:「いいよ。そのへん乗ってみて」
Gustavus:「珍しいね」
GustavusがFZRに乗ってゆきました。
FZRが走っているのをはたから見るのは、3度目かな。
CBと比べて軽いのでちょっとカクカクしております。
グスタフの乗り方だと発進直後に曲がる時、リーン開始の時のあの挙動をしていない……?
CBはFZRよりも重たかった。
Gustavus:「軽いなぁ、やっぱ250だ」
狸 穴:「だろ。で、曲がり始めの挙動はどうだった」
Gustavus:「別に……変な感じはしなかった」
狸 穴:「一瞬、ステア開始が遅れないか?」
Gustavus:「そんなこと無いよ。普通って言うかコレ凄く突
っ込める」
狸 穴:「???」
Gustavus:「ハンドル低いからか、首が疲れるね。腹もタン
クにかぶる」
狸 穴:「なるほど。もう一度乗ってみて。今度は俺がC
Bで憑いて行く」
Gustavus+FZRxで走っている乗り方と動きを追いかけながら見てみます。
ありゃ、グスはハンドルに上半身の体重を掛けて、こじって曲がっていたのか……んで結構リーン開始のアクションは派手目。
あのリーン開始時の浅いリーン角の時間を、最初から無しで走っていたのでした。
少しカクカクしたような乗り方。
GPR100はこんな風に乗るタイヤなのか?
途中まで行って、CBとFZRを交換。
Gustavusのようなカクカクした乗り方に改めてFZRに乗ってみます。
……確かにこの乗り方のほうがこのタイヤには合っている。
始めから大きくパタンと倒し込めば、リーン開始時のあの感じは気にならない。
CBと同じような感触でFZRに乗れます。
確かに同じタイヤの感じだ。
と言うことは、このタイヤの乗り方はBT92の乗り方とは、明らかに方向性が違う。
俺の乗り方が合っていなかった、と言うことなのかも。
微妙なリーンを外足荷重量とタンクの挟み込みとその際のフリーステアで、マニュアルコントロールするよりも、タイヤに任せてエイヤ! と切り替えした方が、このタイヤには合っているような感じです。
細かいコトは考えないで反応しないで、倒しこんでしまえば良い感じ。
マニュアル車とAT車の違いみたいです。
タイヤが勝手に補正してくれるのか……それに対してFZRの強制進化させた車体と俺の乗り方は、タイヤより先に補正を掛けつづける乗り方で、タイヤと見合ってしまっている感じだったのだ。
見合った分だけお互いに補正し合いタイムラグとして現れていたような感じ。
CBとは重量の違いもあるし、コレだと……このタイヤ、NSR250やアプリリアさんちの250とは合わないねぇ……。
多分TZR250後方排気以降とも合わないかも。
XJR400やFZ400やZRX400系とは、とても合いそうな感じです。
……FZRに入れるべきタイヤはGPR70の方だったのかも。
Gustavus:「2台を比べて同じタイヤで乗るってのは、色々判
って面白いね」
狸 穴:「だな。ありがとう。これからどう合わせれば良い
のかが少しだけ判ってきたよ」
Gustavus:「役に立ったかな」
狸 穴:「とても参考になった。最新型のCBの凄さも判っ
た」
Gustavus:「お前に言われて買ったけど、CBは本当に乗りや
すい。毎日乗りたくなるバイクだ」
狸 穴:「だろ〜」
Gustavus:「セローも良いのだが、これも凄く良い」
狸 穴:「セローはどうしている」
Gustavus:「最近はずっとアランが乗っている」
狸 穴:「元気か、ご子息は」
Gustavus:「もう元気すぎ。街中じゃ俺がCBで追っても奴の
セローには追いつけなくなってきた」
狸 穴:「事故はないのか」
Gustavus:「セローに乗ることを許可して1ヶ月経ったくらい
に一度、女性の乗るV280と当たって青くなっ
て帰ってきたけど、それ以来また多摩川に自分で
いって前に教えてもらったこと繰り返していたみ
たい」
狸 穴:「んじゃ、もう俺が教えるコトは無いか」
Gustavus:「あの時の練習に、8の字しながら急制動を掛ける
練習を加えて20回くらいコケまくったらしい。
毎日泥だらけで帰ってきた」
狸 穴:「わは、そりゃ一番難しいや。良くそんなコト思い
ついたなぁ」
Gustavus:「V280に当たった時に結局、曲がりながら急に
止まれないってのを何とかしようと思い付いたら
しい」
狸 穴:「オヤジと違って賢いね〜」
Gustavus:「……あいつのそのへんは、100%カミさんの遺
伝子だな。最近じゃ、クルマに近寄らないで走る
方法を考えているそうだ」
狸 穴:「空間認識のレベルを自分で上げているんだよ。多
分3台クルマが周囲にいたら、その3台が5秒後
にどのような配置になっていて、そのときのコース
の曲率や信号の間合いとかを統合して、自分に一番
優位な安全距離を得られるタイミングを作り出す走
り方を学習中かも」
Gustavus:「もうとっくに、奴の方が巧くなっている。力はま
だ俺の方があるがな」
狸 穴:「身体の小さい奴は、そうやって強くなるのだ」
Gustavus:「事故で自己学習したんだな」
狸 穴:「だろうな」
Gustavus:「修理も自分でやっているらしく、先週も高いから
トルクレンチを買ってくれといわれた」
狸 穴:「トルクレンチは必要だ」
Gustavus:「お影で小遣い減ったよ。お前なんか言ったか」
狸 穴:「なにも。電話が去年の10月に掛かってきたくら
い」
Gustavus:「なに言ってた」
狸 穴:「セローのエンジンオイルには何が良いかとか、彼
女のコトとか、うちのページの追記が遅いからも
っと書いてくれとか。その程度で詳細は秘密」
Gustavus:「あいつ夏に彼女が出来たんだよ。すげー可愛い子
でちょっと心配」
狸 穴:「……親が心配しても、駄目かもね。俺たちもそん
な感じだったんじゃないか。女の子にマメで優し
いところは、オヤジのDNAだな」
Gustavus:「ん〜」
狸 穴:「……妙に干渉するなよ」
Gustavus:「判ってる」
ってコレ読むんだろうなぁ。
わはは。
頑張れ>アラン(彼女は大切に汁っ)
ということでタイヤ使い方と、今後どう合わせるかの感じがつかめ始めました。
GPR100は悪いタイヤじゃないようです。
特にコンパウンドの性能は新型だけあって、とても良いです。
FZRでやるべき課題は、リアショックアブソーバーの再設定でほとんど解決出来そうな感じです。
BT92と大きく反応が違った原因は、リアショックアブソーバーのバネを含んだ設定の違いでした。(多分、間違いなく)
CBでもリアを軟らかい方に振った時に、FZRとチョットだけ似たようなステア状況が発生したのだ。
このタイヤはリアショックアブソーバーの適正値を、デフォルトから始めた方が良さそうです。
高機能で賢いタイヤなのだ。
Gustavus FZRx+狸穴 |