Vol.530 ……地雷? 2004-11-16

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  いろいろとマネージメント関係で時間が足りなくなっている時に、横浜の怪人宅からご飯のお誘いが来た。
  FZRを連れて来ないか? とのこと。

狸穴:「FZRも連れて来いってさ」
FZR:「わたくしもお呼ばれしたのですか」
狸穴:「だって」
FZR:「ご飯のお誘いですよね? なんか凄い燃料とかパー
    ツでしょうか」
狸穴:「そんなんじゃないと思うけど」
FZR:「怪人さんの所には、確か……カワサキの12Rさん、
    それと怪人さんの彼女が乗るデミオさんがいらしゃ
    いましたよね」
狸穴:「んだ」

 この怪人は40代後半の建築士さん。
  彼女は40代中盤のインテリア・コーディネータ。(「種」じゃないです)
  横浜の閑静な住宅街の瀟洒な借家に住む、組み合わせなのでした。
  彼女は幼少の頃からある程度料理を仕込まれているので、美味しい物を作るのだ。
  なので、ココからの食べ物のお誘いとあらば、雨でも行かねばならんのでした。
  でも、なんでFZRも誘ってくれたのだろうか?
  まぁ誘われなくてもあっしが行くとなれば、FZRは常に一緒なのだけど。
  今日は何を作ってくれるのかなぁ? わくわく。

FZR:(うちのマスターは、珍しい食べ物には弱いです。仕
   事が無くて、わたくしで行ける範囲であれば、ダボハ
   ゼのように御意のままにホイホイ釣られて行きます……
   ナサケないですわ)

 都内を抜けて一国(国道1号線)を走って横浜市内で少し道を間違えながらも、フラフラと辿り着きました。
  ココの家の造りはちょっと洒落ていて、ガレージと居間が大きなガラスの扉で仕切られているのでした。
  なのでFZRを路駐して心配しながらいなくても済むのだ。
  貸主は怪人の伯父さんとか。
  イイなぁ。
  ……ポチッとな、ピンポ〜ン。

 インターホンが応答する前に、植え込みの影から彼女がほうきとちりとりを持って涌いて出てきた……魔女かと思たよ。
  お掃除していたらしい。

彼女:「今晩は〜狸穴さん。FZRの停まる音がしたのです
    ぐ判りましたよ。どぞ、そのまま入ってください」
狸穴:「ども、お久しぶりで。いつ見てもお美しいね〜、お
    元気?」
彼女:「はい。私も主人も元気にしております。……そんな
    コト言わんといて、本気にするわ〜」
狸穴:「嘘は言っておらん」わはは
彼女:「な〜にも出んよ」わはは

 ん、……主人?
  怪人達も、墜に結婚したのか。
  FZRに乗ったまま、居間に入ります。
  をを……オートバイとか自動車が好きな人はコレを夢見ているのだな。
  でも、汚く使えないね。
  かっこ良過ぎるから、ちょっと、あっし向きではないかも。

 宅内は以前来た時は無機質で何もなかったけど、3年も経つとご家庭と言う感じで……さすがココの二人は家屋と言う物を良く知っている。
  ある程度は予算掛けてるけど、それほど高いものを使っておらず、でも統一されたデザインで落着き、だなぁ。
  プロの家は、こんな風なのか……ヘタなスタジヲじゃ、この品の良さは適いません。

怪人:「よぉ、お疲れ」
狸穴:「をを。結婚したんだって? 出来たのか」
怪人:「わはは、そう言うことにしてあるのだ。いや、まだ
    出来てない」
狸穴:「そう言うこと? って」
怪人:「この辺だと夫婦と言うことにしていると結構楽なん
    だよ。井戸端会議とか」
狸穴:「ふ〜ん、なんだ」
怪人:「結構、古い考えする方もいたりでね。俺達は昔から
    変わりない」

 そういえば20年以上一緒だっけ。
  大きなテーブルには、それとなく用意は済んでおりました。
  ……5人分。
  まだ誰か来るのかな。

狸穴:「あと二人来るの? お父さん達かな」
怪人:「違うよ、彼女の友達のピアノの先生とその彼氏の役人」
狸穴:「ピアノの先生とお役人……こりゃまた」
怪人:「両方ともオートバイ乗りなんだよ」
狸穴:「なに乗ってるの?」
怪人:「ピアノが初期マジェで、役人がゼファー750」
狸穴:「マジェとゼファーか」

 20分もすると、やって来た。
  黒いマジェはちょっとローダウン?(マジェのことはよく知りません)
  ゼファーはノーマル。
  年式なりに走っていて、良い感じにヤレております。
  2台とも排気管は換えていないので、ここんちの12Rが一番うるさい。(いや……速いのだ、その排気管の能力全部を出し切るから)
  怪人の彼女が二人を連れて来ました。

怪人:「ども〜」
音人:「ども〜、怪人」
役人:「はじめまして。ココが噂の怪人亭……凄!」
音人:「乗り物好きは皆ビックリだもんね!」
怪人:「こちらが狸穴さん」
狸穴:「ども〜、はじめまして」
彼女:「こっちがピアノの先生の音人で、こちらはその彼氏のお役人様」
役人:「はじめまして。@@です」
狸穴:「狸穴です。あ、JRPのグローブですね〜」
役人:「イイですよ、これ」
怪人:「俺のサイズは売り切れだった……」

 とか話ながら、宴席につく。
  料理は全部、怪人と彼女が作ったそうな。
  作り方を教わったが、えらく時間が掛かるらしいのであっしには作れないかも。
  和モノのお料理で……怪人は魚をキレイにさばけたのか! 知らなかった。
  ということで、お酒も出てきた。
  舐める程度で我慢です。
  ピアノの先生とお役人さんは呑むことにしたそうです。
  彼らは2駅程しか離れていないので、あとで彼女がデミオでお送りして、ココならば安心と言う事でオートバイは明日取りに来ることになりました。
  イイなぁ。
  ウチだと50駅くらい?
  彼女の実家から送られてきた旬の野菜の煮物、美味しかったです。
  材料が旬のものとかで、アレがオバンザイってやつなのか。オバンザイどころか大万歳だ。
  怪人宅は二人とも、元々料理は好きなほうらしい。
  いいねぇ。あっしが普段作る『燃料』とは大違いだ。
  お役人さんも高校生まで関西にいたらしく、ここの彼女の味をありがたがっておりました。

 お酒も済んで、お茶しながら乗り物のお話……
  音人さんはマジェの他に兄貴がくれたブロスにも乗っているとか。
  怪人と役人さんは、古いアニメの『宇宙怪人ゴースト』の話で盛り上がっておりました。
  ……ここでも怪人なのか。

 宇治茶が美味しいです。
  んで、後片付けが済み彼女が戻ってくると、若い頃の恋愛の話になったり。
  女のヒトはこういう話が好きなんですね。
  女性はアイテムの年代化に厳格で、オートバイは十代の恋愛アイテムにリンクしているのかなぁ……
  男のヒトはこういう話題になると、プレイのウエイトがかなり大きくなりがちですけど。
  話題がこうなると男性は男性同士、女性は女性同士と会話が分かれました。
  人間だった頃のあっしには恋愛用のスイッチは一つしかなく、それも相手となる方に預けてありますので、この話題は困難です。
  で、あっしは車庫の方へ移動。
  12Rのリアブレーキのパッド交換をしながら、キャリパーピストンを少し揉みながらABSOFriendを一滴、ピストンシールに塗布。
  ……フルードはもうダメだ。
  燃料タンクにEGS−Limitedを投入、しばらくアイドリング。
  うるさいので排気管出口を少し塞ぎます。
  凄げー、吸気振動と排圧だな……

 そうすうるちに、今度はあっしの考察記録へと、話題は移動したようです。
  あっしがどんな恋愛をしてきたか、鬼畜だったらしいとか、勝手に憶測が飛んだようで……
 
彼女:「狸穴さんが若い時は、どんな娘と付き合ってたの?」
狸穴:「いきなり……大抵は、眼とおっぱいが二つあって背
    中のきれいな毛艶の良い子と付き合ってたよ」
音人:「凄い表現ねぇ……」わはは

 ……大ウケしております。

怪人:「そういえば、ここ何年か女性の話を聞かないな」
彼女:「結婚とか考えている恋人は?」
狸穴:「いない」
怪人:「……面倒なんだろ」
狸穴:「ちょっと当たり」

 ダメだこりゃ……な空気が流れました。が、続きがあった。

彼女:「……紹介しよか」
怪人:「え……だれ?」
彼女:「箱入りちゃん」
狸穴:「……箱入り? 棺??」……ヲイヲイ〜
彼女:「ん〜、その箱ちがう! 32歳、背中はキレイ。狸
    穴さん仕様かも」
怪人:「それいいかも。不思議系。そういうのが家に一人い
    ると仕事も頑張るよ〜」
狸穴:「いいよ。箱開けるの大変だから。……確かに仕事は
    頑張るかもね」
彼女:「もしも、合わなかったら箱に戻って二度と出なく……」

 箱から自分で出れないヒトは、あっしとしても難しいのだ。(誰でもそうでしょ?)
  こりゃ、えらいメに遭うところだった。
  確かに不思議系は引っ掛かるけど、素っ堅気も難しいのでした。
  これ以上、ハナシを進められても困るので、次に会うときは外装を枯れた老人に偽装して妻帯もしていることにしよう〜
  何でか知らんが、箱入り系を紹介されるコトが時々あります。3回目かな。
  まぁ、いずれヒトは小さな箱に入って、いなくなっちゃうんですけどね……
  ということで、料理に仕込まれていたalcoholも左腕のナノマシンで分解できたし、彼らはお墓の話をし始めたので帰ってまいりました。

FZR:「マスター、勿体ない話しかと思いましたが」
狸穴:「ありゃ……ココにも小姑がいたか」
FZR:「小姑……失礼な」
狸穴:「いいんだよ、そのうちご縁があればそう言うヒトに気づくこともあるだろう。それに目の前にいながら常に名前や人格や形態を変えるあっしだと、何が俺だか判らなくなるので相手が大変なのだ」
FZR:「それでは一生ダメですわ」
狸穴:「大丈夫、ヒューマノイドには寿命が無いから」
FZR:「……そうでした。可哀相ですねマスター」
狸穴:「誰と付き合っても皆様、先にいなくなるのだ」
FZR:「では、エジプトの水売り娘型セクサロイドさんとは?」
狸穴:「仕様が違うので、開発言語が合わないのだ」
FZR:「いつか人間に戻れて、良いご相手ができるとイイで
    すね」
狸穴:「ご心配、ありがとさん」

 季節に合った旬の物を食べると、寒さに対する抵抗力が少し上がった気がします。
  先月の大型颱風の影響でまだ野菜は高いが、そろそろランダム鍋でもやるか!
  全国の農家の皆様〜野菜が高くても、あっしも一度は鍋をやりますので頑張ってください!!

 FZRがお呼ばれした内容は、怪人の彼女がまたオートバイに乗りたくなったかも、ということでした。
  で、FZRにまたがってみると……ちょっと大きいかも、とのこと。
  で、トリッカーをお薦めいたしました。
  トリッカーの乗車ポジションならば、ずっと先まで前が見えて、カッコ良いお尻も強調できるし。
  でもほって置くと……怪人の玩具になりそうです。わはは。
  等価なクリスマスプレゼントというコトで、二台買う。

怪人+彼女 音人+役人 FZRx+狸穴

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