Vol.527 リアショックの取り付け 2004-10-30

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 リアショックは、オートバイ本体やリンク機構にボルトやナットで取り付けられております。
 ストロークする時にはいつでもその部分に力が掛かり、わずかながら回転します。
 ショックの端部にはピロボールだったりブッシュだったりが内装されていて、更に内側にはカラーが入っております。
 この端部の回転する動きが悪いと、サスがストロークする際にロッドや筒体にストローク方向に加わる力のほかに、曲げられる力が働きます。
 サスは曲げられる力に対しては逃がす機能は持っておりません。
 曲げられる力は、サスのロッドや筒体内のピストンの動きの邪魔をするのでした。
 サスからすれば、ノイズです。
 ロッド等に施された硬質メッキがいくら強くても、何回も曲げられながら力を加えられれば消耗し、そのうち削れてサイズが合わなくなり、メタルやシールを痛めオイル漏れの原因になります。
 オイルが漏れてしまってはサスは何の役にも立たない、邪魔なバネホルダーになってしまうのでした。
 どんな良いサスも普通のサスもコレは同じです。
 動きの悪いサスは、走行するたびに小さな凹凸を吸収しながら接地面であるタイヤを路面に押しつけることもできず、大きな凸凹を通過する際には車体自体を暴れさせる原因になります。
 乗っているライダーは振り落とされたり……

FZR:「わたくしがマスターの所に来た当初の状態ですね」
狸穴:「全然ストロークしなくなっていたなぁ。リジットバ
    ーかと思ったよ」
FZR:「インナー・ロッドが完全に錆で荒れておりました」
狸穴:「ありゃ、酷かった。中のオイルも完全に終わってた」
FZR:「それでもしばらく無理矢理走っていると動くように
    なって来ましたが、筒体内ではオイルがキャビテー
    ションを起こして泡だって……」
狸穴:「リアタイヤが跳ね回っていたから、それに合わせて
    曲がるたびに妙な走り方をしていた」
FZR:「お粗末でした」
狸穴:「ヤムヲエンさ。発売から一度もオイル交換してなか
    ったし、長期放置でロッドは錆びてた」
FZR:「あのショックの最後は、オイル漏れも起こりました」
狸穴:「今のサスは分解可能なカタチだから、中のパーツも
    オイルもO/Hで交換できるし、大事に使えよ」
FZR:「はい」

 ということで、たまには時間があったらショックユニットを車体から取り出して、リンク回りも清掃給脂致しましょう。
 どのオートバイでも、リンク周りは分解清掃して使う構造になっております。
 O/Hが出来ない純正ショックアブソーバーならば、せめてリンク周りやロッドへの給脂により、少しは改善されるかも。
 どうせ乗るのならば、『調子良く』なのだ。
 お薦めします。

FZRx+狸穴

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