Vol.526 保土ヶ谷休憩所 2004-10-24

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 昨夜久々に東京と神奈川県を結ぶ道路の第三京浜/保土ヶ谷休憩所に行って来た。
 去年あたりからトンとご無沙汰の場所なのでした。(平日の昼間は時々休憩に寄っておりましたが)。
 ココへ行くまでの皇居前を基点に、R246⇒環8⇒三京というこの流れはFZRと自分のマッチングをテストするのに良いのだ。
 R246では自分とオートバイの反応速度を測るため、普段からココを走行している地元のライダーと思しきオートバイに憑いて行けたら○。
 引き離されたら×。
 すり抜けだけでなく、お巡りさんもいたり、加速重視の中速コーナーもあったり。
 世界平均でも非常に通行量が高く、相対して危険度も高い路線ですが、首都高のように信号が無いわけではなく丁度良いタイミングで信号休憩もできるのでした。
 かつての地元といえば……いえなくもなかったり。
 一番安全にすり抜けられるラインをその時の流れ方を感じながら短期予測して、瞬時に反応し、ラインを選んで行くのも株の売買みたいで即結果に反映されるので楽しいです。
 まぁ、すり抜けるといっても、周りの交通に迷惑を掛けるような、不慣れなすり抜けは致しませんけど。

FZR:「穏行のまま移動するのですよね」
狸穴:「静かに気づかれることなく、先行する車郡から見え
    ないようにすり抜けてゆくのだ」
FZR:「気配を全て消して、近づいて来たことすら気づかせ
    てはならないのですね」
狸穴:「んだ。で抜いた後も気づかれなければ良し」
FZR:「『隠密同心心得の条』ですねぇ」
狸穴:「『〜〜死して屍拾う者無し』なのだ」

 ココを長年、無事故で走ってるライダーの動きには無駄が無いのです。
 交通量も多く事故率も激しい危険な流れの中で、生存して行くうちに必要最低限の動きでこの激流を流れてゆくため、自然と走りから無駄な角が取れてゆくのでした。
 彼らはあっしが夏場は反射波で走るのと同じく、動体視力以外の第六感も使っているようです。
 面白いことに彼らは毎日の命懸け通勤で使うこの道路では、お互いの機体の利点を生かしながら、その時同行することとなった同じレベルのライダーを感じることができ、相互に路面をシェアし時々順番を入れ換え、補完しながら渋滞する車の間を走るのでした。
 コレはよほど注意深く見ていないと気がつきません。
 瞬時にお互いのマシンの細部とライダーの力量を、間違うことなく読み取り、次の行動を決めるのでした。その時間約.5秒。
 それでいて、ココ以外では全く違う各自各様の走り方をするのでした。
 撃墜する相手はいませんが、男の子たちが大好きな(女の子も好きらしい)マンガのエリア88みたいですね。たとえが古いね。
 青山・渋谷を貫通していて、お洒落なライダーもバブルなライダーもたくさんで、ごちゃ混ぜで世界でも稀な地域なのだ。
 外国製の高価格な4輪も多くて接触すると……「なんでバンパーの端っこに触っただけで140万円の請求書?」なんてことも普通にあります。
 あっしの片方しかない目も、ここでは普段の10倍動いております。

FZR:「マスターはこの道路が好きですね」
狸穴:「慣れてるからね」
FZR:「楽に走れるポイントを知っているのですか」
狸穴:「荒く走っているけれど、AT免許が施行されてから
    は自動車の動きがとても読みにくくなった」
FZR:「では、わたくしの車体の反応速度だけで……」
狸穴:「だね。半分くらいは」
FZR:「加速は弱い方ですが」
狸穴:「それがかえって具合が良いのだ。加速が良いと気が
    強くなりすぎる傾向があって、判断を誤る」
FZR:「では安全運転でお願いします」
狸穴:「へい。無茶はしないよ〜ちょっと無理はするけど」
FZR:「了解」

 先日入れ換えたLie EXさんから頂いた、フロントのブレーキパッドは非常に合った反応をしてくれています。
 その分の余裕で、直上を走る首都高速3号線から稀に落ちてくる事故車両の落下物にも気を回せます。
 前方10列、後方5列くらいの車両の位置を4D(3D+時間)で空間認識出来ているので、今夜の調子は良いのだ。
 時々ペースの合わない大きなスクーターや二人乗りのオートバイをパスしながら。
 自分より速いオートバイの接近にも注意して。
 で、環8に到着で左折。
 3京入り口まで普通に走ります。
 今日の環8はそれほど混んでいないかなぁ。

FZR:「空いてますね」
狸穴:「だねぇ。都内の自動車の台数は3年前より減ってい
    るのかも」
FZR:「コレから人口減少ですものね」
狸穴:「乗り物社会は人間の高齢化と出生率の低下が同時に
    来て、一気に自動車の稼働台数が減っているのかも」
FZR:「そうなると、道路は空きますね」
狸穴:「国力と産業も停滞するが、道路はちょっと広く使え
    るようになるのだ」
FZR:「住宅の供給も過剰な状態が長く続くようです」
狸穴:「土地の価格は下がるかな……東京湾に宇宙港が出来
    ると便利かも」

 などとFZRと話しながら三京入り口に到着。
 ココのループでまた遊べるのだ。
 環8が空いていたのでループもがら空き。
 ココであっしが使うラインは外側車線の内側。インコースは先の視界が悪いので採りません。
 3速全開で進入し、途中4速に上げて脱出。
 FZRの前後サスのバランスや、エンジン出力と車体のバランスが見れます。
 基本的には終始ニュートラルステアで、必要ならば体重移動量でラインの変更も効くのでセッティングとしては現状良し。
 リアのオーリンズのO/Hと新エンジンの状況は、合ってました。
 フロントフォークのシールは、そろそろフレンドの注油時期かな……あとで保土ヶ谷に着いたら塗っておこう。

FZR:「わたくしのリアサスのダンパー、的確に効いてます
    ね」
狸穴:「セッティングの芯が合っていたのだ。タイヤも跳ね
    ないし、このままFZRの出力が倍になってもサス
    はまだ持ちそう。完全なオーバースペックだな」
FZR:「その分を安全マージンに回せますわ」
狸穴:「だな」

 ということで三京に入ってしまったので、コレにてお遊びは終了。
 一番左側の車線を先行する自動車に合わせて、車間距離も十分に取って75km/hで走ります。
 保土ヶ谷Pに到着。

 そだ……今日はFZRの人達の集まりに参じたのだった。
 ぎゅうさんも久々に来るとか。

FZR:「3LN1のべにーさんも来るって、掲示板に書いて
    ありました」
狸穴:「だね。みな久しぶりだ」
FZR:「といってもマスターは、誰でも久しぶりな方ばかり
    ですわ」
狸穴:「……たしかに。世間ズレしてるからなぁ」
FZR:「わたくしとはいつでも一緒ですね」
狸穴:「へい」

 一応FZROCには加えて頂いているのだが、たくさん人がいるのが苦手だしほとんどご一緒する機会が無かったり。
 今日は久々なのでした。
 で、もう一組いらっしゃるとか。
 本日のメインの山梨組さん達でした。

FZR:「いつもわたくしたちが行っている山梨県の方々です
    ね」
狸穴:「俺達の行っている山梨県は北部の方だけど、彼らは
    富士五湖周辺と訊いているのでちょっと離れている
    けどね」
FZR:「今回三京に久々に来たのも、どんちゃんさんからお
    誘いがあったからですよね」
狸穴:「んだ。走り難い都内を越えて来てくれるのだから、
    お出迎えしなければ。それに以前ぎゅうさんの所の
    BBSでお話したこともある、R2に乗るmiyu
    kiさんにもお会いしてみたいと思っていたのだ」
FZR:「わたくしもお会いしたいですわ」
狸穴:「彼らの乗る3LNベースのR2を拝見してみたかっ
    たのだ」
FZR:「マスターが時々3LNを話すときにいっている、R
    6のカウルをまとったオートバイですね」
狸穴:「んだ。カッコいいな、と思ったのだ」

 べにーさんとも久々にお会いしました。
 先にお会いした時にはMV AGUSTA F4sとYZF R1/04を迷っているとお聞きしたいたのですが、MVにされたとか。
 たまたまご縁があったMVも、ちょっとてこずっているそうですが、レプリカ系に乗るのであれば一度は所有し経験しておいた方が良いオートバイだと思うので、その選択は正解だと思います。
 イタリアのレプリカは日本のレプリカとは一味違うのだ。
 納車おめでとうございます。

FZR:「伯爵様、先越されちゃいましたね」
狸穴:「まぁね。でも良いのだ。遠い異国で頑張るMVを理
    解してくれる人が、また一人増えたのだ」
FZR:「マスター、いつか伯爵様がいらっしゃったら、わた
    くしはお役ご免ですか」
狸穴:「そうでもないのだ。一度に乗れるのは1台だけだけ
    ど伯爵一台だけでは、やって行けないオートバイな
    のだ。主たるオートバイはFZRかなぁ」
FZR:「……難しいんですね」
狸穴:「まぁね。FZRの必要性は代わらないからご安心下
    さい。それにうちの伯爵はまだ本国で何年か眠てい
    るさ」
FZR:「どうなったのですか?」
狸穴:「ビザがおりないらしい」
FZR:「大変ですね」
狸穴:「まぁ、急ぐ必要が無いのでFZRもいるし、何年か
    ず〜と待っていても良いのだ」

 F4sも翠雨さんの所のドカも同じなのだが、その設定スピードのコアがかなり高い速度で機能するように作られており、そのあたりで皆てこずる様子です。
 はためには優雅そうに走っていても、乗り手は結構大変な思いをしていたり、思い通りにならなくて我慢していたり。
 国が違えばセッティングも変えなきゃならないのだが、どう合わせて良いのか判らないのかも。
 イタリア人の考える高性能と、日本人の考える高性能と、ドイツ人の考える高性能とイギリス人の考える高性能ではそれぞれ特化している部分があって、中々ライダー個人に合ったカタチを採り難いのも事実。
 どんなオートバイもセッティングをしないと思ったとおりにはならないのでした。
 あっしの場合はイタリア人の造ったオートバイに対しては、ごく最近のイギリス人のオートバイ思想を取り入れることを主として、日本の道路に合わせたセッティングをします。
 大まかにはこの組み合わせが一番理解し易くて乗りやすい構成だと思います。
 これらを元にして細かな個所を全部ライダー本人に合わせてゆくと、出来上がり始めます。
 そのセッティングの比率を見誤ると、先で合わなくなり大変なのでした。
 コレは色んな実験をしたFZRでも検証してきたことなのだ。
 日本人に、『今からすぐにイタリア人になれ』といってもなれないので、オートバイの方で少しだけ(基本をなるべく変えない範囲で)合わせるのでした。
 ある意味ではほとんど作り直すことになるハーレのカスタムよりも、高度で難しいです。(ハーレは最高速度域での限界を要求しませんので)
 こんな感じで、ちょっとだけ突っ込んだ話をべにーさんと致しました。

 しばらくすると、ぎゅうさんが到着。
 おや……大好きなピンクのFZR250Rには乗ってきていないご様子。
 乗ってないのかなぁ。
 訊いてみるともう2年近く乗っていないとか。
 うちの毎日稼動し続けているFZRと逆ですねぇ。
 お元気そうで何より。

 で、山梨組の方々も到着。
 長旅お疲れ様です。
 早速R2を2台拝見。
 カッコいい〜+可愛い。
 FZRがそのまま進化していたら、こんな形になったのかな……
 ヤマハも今、コレを造れば良いのに。
 600ccや1000ccに繋がる250ccのレプリカのラインナップ、壊滅的だもんね。
 将来的なことを考えると、コレがあった方が商売し易くなると思います。
 R1とR6だけでは新規ユーザーを囲い込みながら引っ張ることは難しいかと。
 今なら130kg台で本気モードの4気筒の250レプリカを造れると思うのだが。
 人口が少なくなるということはマスが減るわけで、そうなると各メーカーのラインナップの完成度がシェアの結果・評価に直結すると思うが。

 ownerのどんちゃんさんは快活で長身でカッコ良い方でした。
 miyukiさんはとても可愛い方でした。世の男性は大変かも。
 生きてて良かった。

FZR:「マスターはmiyukiさんのような目を持った人
    間の女性には弱いですものね」
狸穴:「……たしかに」
FZR:「マスターのご近所にいる女性の半分はそのタイプで
    すわ」
狸穴:「だなぁ。彼らに狸穴はどう映っただろうか」
FZR:「珍しいですね! マスターがはためを気にするとは」
狸穴:「ホンとだねぇ。……ちょっと萌えた」
FZR:「あらまぁ」

 ということで、帰りはべにーさん+べにーさんの3LN1と皇居の縁までご一緒に、戻ってきました。
 べにーさんは乗れる方です。
 先行させていただきましたが、一緒に走っていてリズムが合うので楽しい方でした。

FZR:「久々の第三京浜までの夜行は楽しかったですね」
狸穴:「FZRの脚のセッティングの方向性も間違っていな
    かったみたいだし」
FZR:「ちょっと一安心ですわ」
狸穴:「RサスのO/H以降、約4万キロ走って減り始めた
    タイヤのエア圧でココのところ迷っていたのだ」
FZR:「前後のサスが動くようになるとエア圧の変化が僅か
    でも微妙に出ますものね」
狸穴:「結局接地しているのはタイヤだけだもんね、一番大
    切な部分だ。タイヤの構造材にもヘタリが出ていな
    いことも確認できたし」
FZR:「大切に使っておりますわ」

 タイヤを4万キロ以上持たせて、なお3分山くらいは残っている堅実なFZRなのでした。
 凄いでしょ。

FZRx+狸穴

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FZR250 トップ NS400R TOP


Copyright © Taro Mamiana, COMBINED ARMS 1999-2005.