Vol.519 噴火 2004-09-18

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 先日、久々に浅間山がドカンと噴火しました。
 初めの噴火の時には風向きにより東京には灰は降りませんでしたが、2度目の噴火の時にはごく僅かですが東京方面でも火山灰が降ったようです。

FZR:「初めて見ましたわ」
狸穴:「そか……1982年に一度降ったが、FZRは19
    88年生だもんね。見たことなかったか」
FZR:「少しザラザラしてあまり良いものに感じません」
狸穴:「だなぁ。でもFZRもあれと同じ地球を構成する物
    質で出来ていて、組成は近いのだ」
FZR:「でもあの灰は……わたくしには向かない気がします
    わ」

 そうなのでした。
 火山灰は非常に細かい粒子で堆積したものをそのままの状態でタオル等で拭取ると、塗装などを傷めます。
 灰を落とす際には流水をたくさん使って、灰を塗装から浮かしながら洗い流しましょう。

FZR:「今回の降灰程度ではそれほど大きな影響は受けませ
    んが、もっとたくさん降ってくるとエアフィルター
    も詰まりますわ」
狸穴:「んだ。FZRのエアフィルターは耐火山灰用の設定
    じゃないもんね。おまけに高回転型エンジンだから
    取り入れる空気の量も多いし」
FZR:「はい。マスターは大丈夫なのですか」
狸穴:「この程度なら平気。それに夏でも冬でも始終、排ガ
    ス用防塵マスク着けて走っているし。でも一番細か
    い粒子の成分をちょっとは吸い込んでいるから、マ
    スク漉しでも砕石場の匂いと近いものとして感知し
    ている」
FZR:「わたくしには匂いを感じる器官がついておりません
    が、大丈夫でしょうか」
狸穴:「まぁ、多少は堆積するだろうから降灰が止んだらエ
    アフィルターを外してエアガンで吹き飛ばしてから
    濾過状況を点検するよ。灰が細かすぎてエアで飛ば
    ないようだったらエレメント交換かな」
FZR:「灰が止んだら点検をお願い致します」
狸穴:「了解」

 目にも少し影響しております。
 灰が目に入るのでちょっとショボショボします。
 時々目薬を使って洗浄〜
 結構今回の火山灰は粒子が細かいねぇ……
 ヘルメットのシールドに薄っすら堆積しておりました。
 ということはFZRのエアフィルターでは、ある程度エンジン内にも入っている可能性がありそうです。
 もっともほとんどは排気バルブから排出されるでしょうけど。
 エンジンに入ってもオイルの清浄作用で洗い流され、更にその先にあるオイルフィルターで濾過されるかな。
 大量に灰が入ってしまった場合には、そのまま放置していると練りヤスリをエンジンオイルに混ぜた状態になるので、要するに機関に砥石を掛けることと同じですからエンジンが一気に消耗してしまいますので、何度か一番安いモノで構いませんので軟らかいオイルを入替えてフラッシングです。
 立続けにオイル交換を2回もやればフラッシングは済み、ほぼ問題の無い状態になります。
 ……都内にいてもパリダカと同じ状態?
 エライことってす。
 機械も人間も自然の脅威には勝てないのだ。
 大量に降灰した場合は、エンジン以外にもフロントフォークオイルなどに影響する部分があります。
 強力なダストブーツやダストシールがついている訳ではないので、インナーチューブの肌を伝って若干は入るかも。(常態ではほとんど影響ないですけど)
 シールが壊れていてオイル漏れを起こしていない限りは、フォークをバラして洗浄しなくても、フォークオイルの交換サイクルを少し早めにするだけで良いと思います。
 インナーチューブにABSOフレンドを少量塗布しておけば、普段の汚れ同様にフレンドの油膜が灰を浮かして異物として外に出そうとします。
 FZRにはいつもフレンドを塗布しているのでこれも大丈夫。
 リアショックも同様です。
 灰に対するメンテナンスはこの程度かな。

 エアフィルターがついていない直キャブで高回転を全開で回す、な方々はちょっと困りますねぇ……。
 フラッシングを頻繁に行ってください。

FZR:「他にはなにか注意点はありますでしょうか」
狸穴:「微妙に路面が滑りやすくなる」
FZR:「わたくしも気がつきましたわ」
狸穴:「そか気がついたか、この程度の降灰ならばほとんど
    気にならない程度だけどね。でもマンホールや工事
    中の鉄板の上はちょっと滑りやすかった」
FZR:「はい。一瞬ですがリーン開始時に少し滑るような感
    触がありました」
狸穴:「タイヤとその踏面の間に砂が入っているのと同じで、
    灰は粒状成分だから滑りやすくなるのだ」

 降灰後、初回の雨の時は要注意です。
 灰は吹き払われたと思っていると、路面の凹みの底に入っている灰が雨で浮き出してきているので、ある程度たくさんの雨で洗い流されるまでは微妙に滑りやすくなります。
 コレが結構危ないのでした。
 見た目では普通に濡れている路面に見えても、灰が少し含まれていると普段よりは少しだけ滑りやすいのでした。
 前ブレーキで減速しながらリーンを始めると、いきなりフロントタイヤが滑ったり……
 速度が乗っているとコケます。
 灰は土や砂よりも質量が小さく粒子も細かいので、今の時期だと雨じゃなくても夜間の湿気だけでも滑るかなぁ。
 リアブレーキを積極的に使いましょう〜。なのでパッド残量に余裕を。
 オートバイにとって火山灰はあまり好ましくない物体なのでした。

FZRX+狸穴

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