Vol.514 HAWKERバッテリー 2004-08-28

←前回 次回→


 FZRは現在とても小さなHAWKERと言う鉛蓄電池のバッテリーを使っている。
 一つ一つが単一電池くらいのサイズの円筒型分離セルで、それを6個直列に繋ぎ12Vを稼いでいる。
 容量は2.5Ahでかなり小さい。
 このバッテリー、小さいながらも頑張っており放電能力が並外れてあるので、短時間ならばFZRのセルモータを楽に回してしまうのでした。(ドカのセルだって回していたのだ)
 ただし、容量の小ささはいかんともし難く、夜ばかり連続して走っているとたまに上がるのでした。
 単純にライトをつけていると上がると言う訳でもない様子で、どうやらFZRの充電系のステーターが6000rpm以下で上手く発電していないか、もしくはレギュレータがその回転数では上手く機能していない節もある。
 いずれにしても通常走行時のその回転域だと、EXUPのモーターも激しく動き、ついでに今のヤマハ純正の10w−40なエンジンオイルを使っている限りはラジエターファンが回っている時間が長く、(オイルが熱を中々持ち去らないで蓄熱すらしてるかも)そこでも電気を喰われている要因もある。

狸穴:「今夜は翠雨さんちまでO/Hの上がったOHLIN
    Sの配達だ」
FZR:「マスター、昨夜青山にあるyohさんの会社へ、フ
    ルアジャスタブルのSRのショックをお届けした帰
    りにわたくしのバッテリーが上がり掛けて、セルが
    回りませんでしたが……更に夜間走行ですか」
狸穴:「……だなぁ、やむを得んのだ。ショックは安全を確
    保するための重要パーツ、早く届けねばドカはいつ
    まで経っても動けない」

 なので始動の際にセルは回らず、押し掛け。3速に入れて2、3歩勢いをつけてクラッチを繋げばすぐに掛かりました。
 アイドリングもすぐ安定。(今日は気温22℃で寒いから、ちょっとオイルが硬いかなぁ……)

狸穴:「セル、駄目だったねぇ」
FZR:「はい。そしてこれから夜間走行です」
狸穴:「判った、すぐ退避できるように車線は常に左側」

 しばらく走っていると信号待ちでエンジン停止。同時にHIDの電源が落ちると同時にエンジンの管制系もシステムダウンしました。
 やはり昼間少し走っておかないと駄目かも……
 発電さえ上手くいっていればなぁ。
 大型で水冷で複雑になっても良いから、CPU積んだ史上最強度のレギュレートレクチファイヤーでもどこかに発注するか……安かったら。
 無い知恵しぼって充電コントロール回路作るか。

狸穴:「駄目だ、落ちたよ」
FZR:「ですねぇ……また押し掛けしてください。それと少
    しアイドリングを上げてみてください。現在約13
    00rpmでしたのでデフォルトの1600rpm
    くらいまで」
狸穴:「了解〜」

 HIDも信号待ちの時にはOFFします。
 走行時も普段より一つ下のギアを使って、7000回転を超えるように走ります。
 すると、チャージするようになったのか、ためしに一度セルを使ってみると回りました。
 へ……何でだろう??
 そういえば3LN1エンジンについていたステーターコイルは、極数が倍近くあったっけ。
 3HXまでは昼間ライトオンじゃなくても良かったので、低回転時のチャージが駄目なのかな。
 でも3HXだって夜だけ走る人もいるだろうし、回転を上げない人もいるし……判らん。
 やはりお決まりのレギュレータの不安定かなぁ?

狸穴:「掛かるようになったねぇ」
FZR:「なぜか充電されてますわ」

 いずれにしてもHAWKERバッテリーを使う前のデフォルトバッテリーでも、この傾向はあったのだ。ただ容量が大きなバッテリーだったので、信号待ちでシステムダウンする回数が少なかっただけかも。
 バッテリーの問題ではなく、充電系の問題の方が影響ありなのか?
 FZRめはHIDは元よりテールランプもLED化されているし、乙女回路も妄想回路も換わっているので、そのあたりが充電を好まない状態になっているのかなぁ……
 う〜正体不明で作動不明なFZRの充電系。
 判りません!

狸穴:「同じHAWKERを使う翠雨さん宅に行くことだし、
    急速充電してもらおう」
FZR:「はい、助かりますわ」

 翠雨さんの所でOHLINSを枝振號(ドカ)に積む間、充電器でチャージさせて頂きました。
 ついでにお食事まで頂いてしまった! 魚とグリーンアスパラのパスタ。とても美味しかったです。塩の使い方が目茶上手い。さすがプロです。
 途中充電状態を確認するため、ターミナル間の電圧を測ってみると13.74Vで充電しておりました。
 FZRの積載充電系であるレクチャーファイヤーレギュレイターからの普段の状態は、約12.45Vくらい。なのでこのへんに問題があるのかも。
 電気は目に見えないのでちょっと厄介です。
 以前谷博士に充電系のこの症状を話したら、『ステーターとローターとレクチファイヤーレギュレーターをセットで製作し直しならば、頑丈で安定した電源を作れるからそれで解消できるのじゃ!!』と言われていたっけ……
 いま、谷博士は宇宙電池に個人的な興味があるらしく、FZRで大掛かりな新理論実験されると困るので近寄れないし……

 帰り際に翠雨さんと一緒に、ディープブルーという映画を六本木ヒルズの映画館で観覧しました。
 人類の厚顔無恥な所業を自然界の動物たちは黙って見ているようでした。
 道具が無ければ生きて行けない人類とかヒューマノイド……
 永きに渡り熟成進化を重ねてきた『自然』には、知恵ごときでは逆らえないのでした。
 そのうち許容限界を超えた絶滅と言うしっぺ返し喰らうぞ! その時を待て……、と言う映画でした。
 あの映像を撮影したプロ連中……凄すぎです。
 普段へらへらとコマーシャルやファッションの仕事しかしていない温室育ちのあっしは、腹に重いものを突っ込まれてしまったのでした。
 はぁ……ナマクラになっているのを自覚。
 重いです。
 メイキングも含めたDVDが出たら、オートバイ乗りな皆様には強制的にも御推薦しときます。

FZRx+狸穴

←前回 次回→

FZR250 トップ NS400R TOP


Copyright © Taro Mamiana, COMBINED ARMS 1999-2005.