Vol.502 キャブ融解 2004-07-29

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 キャブのセッティングが全く合っておらず、一応走ったには走ったが、このままではエンジンが加熱して壊れてしまいます。
 で、ちょっとづつPJ(パイロットジェット)を広げて、アイドリングする所を捜してみました。
 4回くらい修正してなんとかアイドリング成功〜
 PJの領域だけは合ったようです。

 近所を走ってみました。
 が、中回転域下限にさしかかる3500rpmから上の加速が弱い……
 キャブのカットアウエイが合っていないようです。
 ニードルもダメみたい。
 混合気の中の燃料粒状製もヘンなのかなぁ……
 排気管からもクレーム申請に近い仕様。問い合わせが来ております。
 トルクカーブも凸凹。

FZR:「マスター、アイドリングは合いましたが、その先が
    以前より悪くなったような気がします。濃すぎとい
    う感じです」
狸穴:「だねぇ……こりゃダメだ」
FZR:「戻りましょう」
狸穴:「だな」

 3キロほど先から帰ってくる途中、次第に吹けなくなり始めました。
 で、後300メートルという所で機関停止。
 停止時の水温は70度くらい。

狸穴:「止まった」
FZR:「プラグには電気入てますけど、スパークしていない
    感じです」
狸穴:「4気筒とも?」
FZR:「はい平均して停まりました」

 押して戻って来てプラグを4本とも外してみると、濡れてはいないが真っ黒に煤けておりました。
 コレじゃ火花は飛ばないなぁ。
 中開度域で物凄く濃い混合気になっていたのだ。未燃焼ガス全開で燃焼室は煤で真っ黒け……
 さらには妄想機構のEXUPまでのEXパイプの容積が足りていないため、もうちょっとEXUPのバルブを大きく開いてクレ、でないと排気戻しが多すぎて新気が入れられないかもとのこと。
 スロットルバルブのcut awayも新エンジンと合っていないようです。
 また、前閉状態でアイドリングしていた時のPJも、広げすぎて濃くなり過ぎだったようです。
 失敗した。
 元に戻そうと、予備のジェットを探すも見付からない……FZRが動かなくなってしまったので買いにも行けない。
 3LN1エンジン様は、3HXの補器類の仕様を気に入ってはくれないようです。
 そこまでパーツは用意してやれんよ。
 ありゃ……進退窮まってしまいました。
 コレじゃ3LNベースで一台アメリカ〜ナを作た方が正解だったかも。
 こんな時は予備にもう一台乗り物があるといいなぁ。
 出来ればFZRも収容出来て、クリーンルームと撮影台も装備されていてベッドと風呂も憑いているトラックがイイなぁ。
 なンぞと考えておりました。

FZR:「マスター、わたくしは動けなくなってしまいました」
狸穴:「困ったねぇ」
FZR:「今お所用が来たら困りますねぇ」
狸穴:「だなぁ。といって、歩いて買いに行くには片道15
    キロはちょっとあるしなぁ。都内にいれば歩いてい
    ける範囲にパーツ屋さんあるんだけどね」
FZR:「辺境ですから……」
狸穴:「んじゃ、他の部品を漁ってなんとかしてみるか」
FZR:「はい」

 ということでキャブを部屋に持ち込み、2時間ほど色々考えてみました。
 で、一つキャブを枠から外してMJの位置の近くに何故か転がっていたインジェクターをマウンドするため穴をあけて……穴のサイズが微妙に合っていなかったので、ちょっと火で炙るためバーナーでキャブを加熱していたら……あち〜ち!
 …………………………ありゃ〜融けてしまいました。
 キャブの材料は熱に弱いです。溶解してしまいました。
 ジェット類の代わりにインジェクター計画はコレで頓挫。

狸穴:「FZR、ごめんね。ちょっと炙ろうとしたら熱が高
    かったのか、一気に半田みたいにキャブ一つ燃えて
    しまったよ」
FZR:「嗚呼、もうマスター……」
狸穴:「3気筒じゃどうにもならないねぇ」
FZR:「キャブが無ければわたくしは走れませんわ」

 ウチのFZRはキャブ無しになってしまいました。
 FZR史始まって以来の未曾有の危機です。
 次回インジェクターを自前で作る時には、材料を別に揃えて無垢から作ることにしました。
 プログラムも管径も、サージタンク容量もその位置関係もその他補器類の設定をどうするかも、まだ全然判っておりませんが、とりあえず以前リビルドした944のインジェクションをスケールダウンして適当に作ってみるつもりになっていたのでした。(タービン憑いちまうぞ)
 で、キャブを失う結果になりました。

FZR:「新しいキャブが必要になりましたわ」
狸穴:「へい。すぐに解体屋に云って中古で探します」

 FZRの20000rpmに対応したインジェクション化が成功すれば、他の車輌にもナントカ適用できる訳で、その基礎実験にキャブボディーを使って燃料供給部分だけインジェクターでやってみようかな〜、でしたのだがこうして失敗してしまいました。
 こう言う実験はまず単気筒の汎用エンジンか何かでやった方が良さそうです。
 出来上がってしまえば簡単かもしれませんが、出来るまでは大変なのだ。
 乗るものが無くなり用事がある時には電車に乗らねばならなくなったのですが、中々電車だと時間通りに動けるどころか……路線図があっても途中で気になることが発生したり、途中で目的地に着くコトを中止したりで用件を無理矢理TEL打ち合わせで済ます等……一体あっしは何をやっているのだろうか……反省です。
 でも、コレは本人でもどうしようもないのだ。電車に乗ればオートマチックに立ち上がる閉所恐怖症+対人攻撃障害も兼ねて、自動的に恐慌状態になるし。
 自分が運転していればこんな状態にはならないのだが、運転していないのに移動している感覚が起動スイッチになるようです。
 ……3年位前はココまで酷くなかったんだけどねぇ。もうダメヒューマノイドかも。
 電車に乗せていただく時にはお薬を使おう〜
 まぁ、こんなことは気にしても意味が無いことなのだ、なるようにしかならん。
 FZRが直ればコレも直るでしょう〜

 キャブは素直に3LN用のモノを探してリビルトして組んだ方が良いと言うことなのかも。
 cut awayの角度は角度が浅くなれば、スロットルバルブの下に出来た隙間を通過する空気の流量は下がり、角度が深くなれば流量が増えます。
 コレも適合していないみたいで、試乗した時の感想としてはトルクも細くスロットル操作に対してのツキが悪かった。
 そのスロットルバルブの下辺に出来る隙間で混合気を生成して、大気圧によりシリンダーに送り込まれているのですが、そこには空気の通路に其々のジェットがあってそこから番手の決まったジェットで決められた燃料が出ているのです。
 でもあっていないと回転数やスロットル開度によっては濃くなったり薄くなったり……ジェットを交換せねばなりません。
 4気筒もあると作業は結構大変なので、ジェットの代わりにインジェクター…………だったはずなのでした。
 一朝一夕にはいかないのだ。
 コレでしばらくキャブ待ちです。

FZRx+狸穴

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