Vol.483 商品撮影 2004-06-01

←前回 次回→


 久々に乗り物の部品の商品撮影。
 普段はあっしの表側のお仕事のネタはココでは書かないのですが、今回は乗り物繋がりと言うことでちょっとだけ。
 電話で聞いたモノはオートバイ用と自動車用の車輪だとか。
 材はアルミでビレット仕上げ(鏡面)。
 数量は未定ということでしたので一点あたりいくらという計算。
 商品構成の集合写真は不要とのことなので、単品のみ撮影です。
 その他ハブとかカラーとか専用ディスクとかの小物関係を数セット。
 表面が鏡面な映りモノなので、撮影機材や撮影者が映ってしまうとカッコ悪いので、あっしの所に回って来たのだ。

FZR:「乗り物は久しぶりですね」
狸穴:「食器の金器・銀器と同様で映り込みから微妙に逃げ
    なきゃならんので、慣れていないと面倒なのだ」
FZR:「どのような製品が来るのでしょうか、楽しみですね」
狸穴:「だな。でもFZRには関係ないみたいよ」
FZR:「ギャラは良いのですか」
狸穴:「良くも無く悪くも無く、普通」

 数日して木枠梱包で届けられたモノは、オートバイ用2組とアメ車ピックアップトラック用2組でした。
 デカイです。
 ピックアップ用は木枠梱包をバラさないと入口から入りません。
 それに物凄く重い。
 20kg/一輪くらいあるんじゃないかと……
 オートバイ用の方も前輪は21インチ……だった。デザインもスゲ−彫物入り。
 こりゃ用意した撮影台と背景じゃちょっと厳しいかも。
 うちは広くないので、引き(後退)もギリギリだ……
 まぁ、ナントカするしかなかろう。

 ということで撮影台を一部解体してちょっと大きな台を再構成〜。
 大工仕事です。
 背景は濃淡をつける方向で白透過、高さが2種ある雛壇を作成。
 なんとかセットを作成して用意できました。
 物を撮影台に入れてみます。
 重さで少したわみます……
 駄目じゃん。
 で、撮影台を改造〜荷重の掛かる所を下から補強して……モノも転がらないように若干の突起を台面に増設。
 再度挑戦。
 今度は凹まなくなりました。
 ちょっと偉そうに存在感を出すために煽りたいので、写真機はほぼ地面の位置です。
 うひゃ〜タイトだなぁ。
 天井まで6メートルくらいあったら、もっと高い所に撮影台上面を構成出来たのに……腰が痛いっす。
 適当にホイールを並べてみて、簡易デジカメで5パターンほど撮影〜。
 微妙に左右の強弱をつけた六灯の照明のテストもコレで済ませます。
 背景後に透過で入れたライトがちょっと強すぎたかな……微調整〜。
 その他あっしの自作の反射器を20個ほど使い細かく部分的なディティールを起こして行きます。(コレをやるフォトグラファーはあっし以外には見たこと無いっす。実はライト四灯でもいけます。浮世絵の重ね刷りによる色出しと似てるかな……)
 この時点ではテストなので自分と機材が映り込んでます。
 テスト写真をwebサイズにリサイズして送信。
 30分くらいで返信がありました。
 3回目と5回目のパターンをご所望〜。

狸穴:「へいへい〜」

 昨今はSOHOな撮影現場なのでした。
 この方、お茶を用意したり休憩室を用意したりしなくても済むので、予算が楽らしい……
 今度は撮影者の映り込みをわらって(映らなくさせて)レンズもシフトして本番機材で撮影〜。
 中版用のCCDバックが壊れているので、フィルム撮影です。
 シフトしたりライズしたりしているので露出倍数も合わせます。
 色温度は5500ケルビンちょっと超えたくらい。
 一部光源の色温度を変えて平滑な曲面に演出します。
 ところがピックアップ用のホイールの撮影面の形状が複雑なので、どうしても映り込みを消せない部分が発生……小道具使ってなんとかしました。

FZR:「……大変ですね
狸穴:「大変だろ……いつもこんな調子なのだ」
FZR:「そろそろタバコ吸いたいですか」
狸穴:「応、でも大気中に煙が入ると光が散るから我慢なのだ」

 換気扇の所まで行って吸えば問題は無いのですが、早く済ませたいので休憩は冷やしたお茶を一口飲んで終了〜
 重たいホイールを撮影台に載せて天地の角度を細かくあわせて、指紋やホコリのチェックをして……ピントグラス上でもう一度チェック……。
 パースの狂いも少し補正。
 あ……ストロボの脚がリム部に映り込んでいた。
 直します。
 機材の発している熱で暑いです。
 んで、撮影。
 終了〜。

 映りモノの商品撮影は結構時間が掛かるのでした。

FZR:「終わりましたね」
狸穴:「終わったねぇ」
FZR:「お疲れさまです」
狸穴:「へい」

 でも、最梱包して送り返さないと……
 送られてきた木枠を組み直してなので、夜も遅いから激しくハンマーの音をたてられません。
 ……梱包は明日だな。
 写真屋さんも色々やってるでしょ〜。実際の撮影はちょっとだけで、時間のほとんどは用意に費やされるのでした。
 無事終わった旨を先方に電話で報告。
 守秘義務があるので、ここではブツをご披露できません。
 アメリカンスタイルが好きな方がコレを装着して走るのかなぁ……重たいから燃費悪そうですが、元々エンジンがデカいからこの程度の重さは関係ないかな……そんなデザインのホイールでした。
 それにしてもリアホイールの幅は広い……タイヤ代もたまらんだろうに。
 明日フィルムを現像所に入れて納品。(別件でデータ化もします)
 この部分をFZRが全部やってくれると助かるのだが……そこまではFZRじゃ出来ないねぇ。

FZR:「マスターがいないとまだわたくしは自由に動けませ
    んわ」
狸穴:「そう言えば先日、アメリカで機械が自分で操縦する
    オートバイが走っていたよ」
FZR:「そのようですね。そうなればわたくしはマスターが
    いなくても自由にどこにでも行けますわ」
狸穴:「後10年くらいしたらそうなるかな……」
FZR:「そうなったら、マスターを乗せてどこにでも連れて
    行って差し上げます」
狸穴:「楽しみにしてるよ、そん時ゃ金星までやってくれ。
    今でもどこにでも連れて行っていただいております
    が」
FZR:「と、言うことで息抜きに出ませんか」
狸穴:「今日はこれから雨だってよ、イイのか」
FZR:「わたくしは構いませんわ」
狸穴:「そか、んじゃ出るか」

 リアタイヤが現在半分くらいまで減ってきているので、その状況で排水性がどのくらいあるのかをためしてみたかったり。
 サスのダンパー・セッティングだけで、どのくらいタイヤの減りをカバーできるのかも最近見ていなかったので、いつものテストコースに行きます。
 と、言ってもそんな激しく走るわけではなく普通に走るだけですけど、同じコースを何度かセッティングを変えて走ってみるのでした。
 色々とやってみたけれど、80km/h程度の速度ではタイヤはまだ排水能力的には問題なし。
 ダンパーの変更に対してもそれほど大きく差は出ませんでしたので、生きている模様。
 でも雨だとグリップは落ちる。
 で、帰還。
 FZRをタオルドライして終了。

FZR:「明日はラボですね」
狸穴:「昼過ぎに入れれば夕方には現像も上がる。出来上が
    ったフィルムはモヒカン先生のところでデータ化だ」
FZR:「では朝は梱包⇒返送ですね」
狸穴:「んだ」

FZRx+狸穴

←前回 次回→

FZR250 トップ NS400R TOP


Copyright © Taro Mamiana, COMBINED ARMS 1999-2005.