Vol.477 来たよ 2004-05-21

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 半年振りにあっしの生理な変調期がやって参りました。
 こうなると発熱はするし動悸はきついし……核神経接続も一時的にラッシュされるので何も出来ないのでした。
 あっし独自の生理なのでどうにもなりません。
 普段のツケがこうやって回ってくるのだ。
 精々がこうやってキーを叩いているくらいが関の山。
 FZRに乗って動き回るというわけにも行かないのでした。
 当然こういう時期は外に出ても免疫体勢自体も弱っているので、簡単に何でも感染します。
 バスにも乗れないのだ。
 現在体温はイエロウゾーンで固定。
 でもベースクロックと心拍数は下がっております。わはは。

FZR:「マスター、大丈夫ですか……」
狸穴:「ダメだこりゃ、この時期が過ぎるまでジッと動かな
    いで我慢するだけなのだ」
FZR:「わたくしではこういう時には何も出来ませんわ……」
狸穴:「FZRはいいのだ。この型のヒューマノイドは時々
    こうして季節の変わり目に代謝機能をシフトし直し
    て、自己メンテナンスのプログラムをリロードしな
    いと壊れてしまうんだよ」
FZR:「便利な様で不便ですね」
狸穴:「んじゃ、FZRはそこで敵が来ないかだけ見張って
    いてくれ」
FZR:「はい、防霊シールドと警戒システムのレンジを最大
    展開いたします」
狸穴:「もしも敵が来たら、エジプトの水売り娘型セクサロ
    イドの大サーバに接続して、こおろぎ回路内のデー
    タだけでも回収しておいてね」
FZR:「御意」

 今、敵が来たら万事窮すなのでした。
 今回は3日くらいで済むかなぁ……
 予定していた日程より7日ほどズレたからキツそうです。
 こうして表示年齢に併せて、外装テクスチャーデザインも多少変更です。
 破損箇所も同時に修復。
 当地では記憶装置も入れ替えまでは出来ないけれど、当面必要にならない部分は圧縮して整理です。
 でないとあっしが13億7千万歳だというコトがバレてしまうのでした。
 この時期は普通じゃないので、なるべく人や動物に接しないようにしているのだ。
 本来なら地球高軌道上の調整槽に入って、この時期を過ごせれば良かったのだが時期がズレたので定期循環のUFOに乗せて貰えなかったのだ。
 梅干を3個ほど口に放り込んでひたすら寝ます。
 たまに起きてこの文章を書いております。

 でも近い将来、超小型のICタグが普及して全人類を管理し始めると、この手も使えないなぁ……
 ICタグは国土交通省の二輪用ETCカード実験であっしも使った事がありますけど、確かに便利です。
 電源を実装しなくても済むし。
 キー代わりに使えばオートバイとそのオーナーを接続すれば、登録されたオーナー以外は起動できなくすることも可能。
 使用オイルやオーナー変遷の履歴も調べられたり、パーツ変更履歴もすぐに出る。
『ゆびきたす』なのだ。
 逆に使えば妙なウイルスが蔓延すると、登録された個人データがランダムに改竄され、人類総渡世人状態にもなりかねない……「口座照会を致しましたが人類としても物体としてもご登録されておりません……ただ今より物理的抹消を致します。oh!」預金取り扱い数が多い銀行屋さんにとっては、何ともありがたいウイルスかも。
 最強度のファイヤーウォールだって、その裏側から虫食いを発生したら外部からの修正を受け付けなくなるだろうし。
 勿論、法によりそういうウイルスを作ってはいけないということにもなりますでしょうが……そういうコトをする人はそ〜んなことはお構いなしだろうなぁ。
 今と同じく誰も責任取らないだろうし。
 そうなると、この手のテロなんて駐車違反よりも些細なことなのだ。
 セキュリティーが深部に浸透しすぎるとエラいことになります。
 社会構造も大きく変わり、個人の貨幣価値は過去の遺物になり、道路も宙路も共有されて誰でも使えるようになるかも。
 法律や年齢や性別や国籍や星籍も関係なくなるな……
 でも、便利なのはありがたいよね!
 結局は向こう側と同じで中世以前のごった煮なのだ。わ〜い。

 早く元に戻らんかなぁ……
 こんな生理の無い皆様がちょっと羨ましいです。

FZRx+狸穴

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