| 久々にFZRxのエアクリーナエレメントを交換した。
予め決めていたルーティンの予定では、去年の12月初頭には換える予定だったが、タンクカバーを外したりいろいろと面倒なので、ココまで引き伸ばしてしまったのでした。
FZRは排気量が小さい上に回転数域がやたらと広いエンジン特性なので、エアクリーナーエレメントの状態により燃費はおろか、出力にまで大きく影響されるのでした。
実はこのエアクリーナーのエレメント、フィルター部をもう少し透過率が良く面積のデカい物に換えられると、上の回転域でもっと楽に回ってくれそうなので良いんですけどねェ……。
そのためには排気もEX管を3LN化して、消音部は材料と内部の緩衝波で消音するのか……キャブも下から上まで全部設定を変えないと……大変かも。
純正のフィルターだと、空気の汚れた都内で最高の状態を保つためには、実際の所は4000Kmに一度くらいのサイクルで交換したいエレメントなのでした。
このエレメント、なんで中のフィルター布だけ交換出来ないのだろうか?
フィルター布をキレイに填められる人が少ないからかな?
整備性が悪いと評価されるからだろうか。
確かに面倒で難しくなるだろうな。ダメだこりゃ。
FZR:「わたくし用のフィルター、久々ですね」
狸穴:「換えなきゃイケナイと思いつつも延び延びになって
しまった」
FZR:「楽しみに待っておりました」
狸穴:「そか。待たせたねぇ」
FZR:「都内も最近はディーゼル車量の排ガス規制や大きな
建物のコージェネ化が進み、いくらか都内の大気も
キレイになってきているので、エレメントの疲弊率
も下がってはおりますが、やはりエレメントは新し
い物に換えて頂けるとありがたいです」
狸穴:「消耗品だもんな」
FZRのエアクリーナケースを開けるには、前後のシートと後ろ回りの外装を外し、タンクカバーを取らないと開けられないのでした。
タンクカバーよりも後ろ側についている外装パーツをほぼ外すので、面倒と言えば面倒。
エアクリーナエレメントの清掃サイクルは頻繁には行い難いのでした。
FZRのキャブはのろまなので、それほど敏感に反応するタイプじゃないし、あまりスロットル反応が敏感になっても普段の街乗りで流すときに困るので、このへんが安全で良いのか……。
外装を全部おろして中を久々に掃除すると、普段は見えない車体の内側には大量の埃が堆積してました。
まぁ、前回清掃から22000キロ走っているのだ。車体の隅々にホコリは侵入していたのでした。特に酷いのはエアクリーナーケースと燃料タンク本体周辺。
結局、全部外してして清掃してゆきます。
タンク内部には水分はありませんが、外部は少し錆始めている所がありました。
またしばらくするといろいろとバラすから、その際にはブラスト掛けて、フレームの再塗装と同時にタンクの内外も試験的に防錆処理するか……。
ちょっと愉快な防錆下地処理塗料を教えてもらったのでした。
狸穴:「新品フィルターはいかがでしょうか」
FZR:「良いです」
狸穴:「7000rpm以下では、わずかにトルクが上がっ
て反応が良くなったかな」
FZR:「はい、楽に加速ができるので燃費も少し延びそうで
すわ」
狸穴:「んじゃ、街乗りで26.50km/Lを超えられる
かなぁ……」
FZR:「さて、どうでしょうか。キャブ的には新品フィルタ
ーの方が合ってますわ」
狸穴:「そりゃそうだ。前回フィルター交換直後にキャブを
合わせてあるから、新しいフィルターでは良くなる
のだ」
FZR:「わたくしのプラグ、ほぼ白に近いのですが燃調は大
丈夫でしょうか」
狸穴:「大丈夫、確かに薄い方には振っているが、アフター
ファイヤーが起きる寸前で色々と合わせてあるから、
機関温度が異常に上がってデトネーションが起きる
ようなことは無いようにしてある。でもすでにプラ
グを換える時期も過ぎてたね」
FZR:「はい。12000キロほど過ぎています」
狸穴:「わはは」
FZR:「わはは」
狸穴:(ストックの新しいプラグは、予備エンジンのテストの時に使おうね)
FZR:(は〜い)
キャブを薄い位置で合わせているので若干パンチには欠けますが、燃費も安定して排気管の容積的にも今の方が合っているのでした。
今のエンジンでこの設定を見つけるのは、4気筒だから結構面倒でした。
3LN系のエンジンをベースにしていたら、もっと燃焼室の温度を下げられたかなぁ……。
中々そう簡単には燃費は延びないのだ。
デフォルトのエンジンのキャブでも時間が経っていると、ある程度内部の真鍮パーツは減ったりしますので、パイロットジェットやニードル、メインジェットホルダーを新しい物に換えて同調を取ると、エンジンに問題が無い限りFZR250のエンジンは調子良くなりますよ〜。
セッティングに関しては個体差がありますので、数値的にはなんとも申し上げられませんが、このへんのパーツを新品に換えて同調を取るだけでも違うのでした。
何もパーツを換えないでニードルだけを一段下げる、と言う方法もありますけど、この場合は6万キロ以上走った個体では効果がありましたが、まだ2万キロくらいだと薄くなり過ぎるようです。
出力を最優先される方は、太目のエキゾーストパイプと、長い管長を持ったフルエキを用意して、キャブはFCR28φの搭載位置加工品で長めのファンネル吸気。ついでに高域での進角を少し早めに……。不要になったexupの駆動モーター部分は回路から外さない。
搭載後に細かなセッティングは続きますが、こうするとデフォルト400ccのFZRくらいには勝てるかも。(ライダーが軽いことと言う条件つき)
結構速くもなるのでした。
でもうちのFZRでは、機関が早く減るからやらないのだ。
FZR:「それよりもブレーキとか、脚回りの動きに手を入れ
た方が速いのですよね」
狸穴:「んだ。250cc4気筒のエンジンは基本整備とオ
イルには気を遣い、チューンは一番後回して良いの
だ。あまり簡単に加速が得られると、今の4輪の世
界じゃないけど……スキルがなくても、加速限界ま
で誰でも雪上を280馬力で安全に走れるような気
になってるけど、止まることに関してはいまだ乗り
物はそれほどお上手じゃないのだ」
FZR:「……そんな方いるのですか」
狸穴:「いるよ。去年の暮れに巨大四駆を買った奴が、スキ
ーの帰りに曲がり切れずにどこかの送迎車をなぎ倒
した。事故直後『俺様に事故を起こさせた販売店を
訴える! 動力性能の劣るマイクロがそんな所を走
っていたことも対象だ!! 断じて許さん』とか、ア
ホなことぬかしていたらしい……」
FZR:「購入時にどのような販売文句があったのか判りませ
んが、そんな人とわたくし達は同じ路面を走ってい
るのですね」
狸穴:「残念ながらそうなるねぇ。運転席に座ると人が変わ
るらしい」
FZR:「気をつけましょうね、マスター。その方ココをご覧
になっているのでは」
狸穴:「だな。見ていてもイイんだよ。いくら乗り物好きの
奴でもこちらからお付き合いはお断り。俺にもその
傾向は無いとは言えないから、奴のようにはならな
いように気をつけよう」
FZR:「はい」
FZRx+狸穴
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