Vol.460 実験/バッテリー&エンジンオイル 2004-03-27

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 先日から用意しているホーカーバッテリと、TCOUオイルの進化実験の第4回目。
 要するに不思議なバッテリー交換とオイル交換なのだ。

FZR:「実験ですね」
狸穴:「んだ。このバッテリーのことを調べてみたら、他に
    もいろいろな所で使われていたり、色々な形状があ
    ったり」
FZR:「容量的には、わたくしの場合はそのサイズで大丈夫
    なのですか」
狸穴:「ちょっと、と言うか……かなり小さくなるので蓄電
    量は減るなぁ」
FZR:「……では起動時にモタつかないように気をつけます」
狸穴:「調べてみたけど、単位時間あたりの放電量は一番負
    荷のかかるセルモーターでの起動と、HIDの同時
    起動をやっても20秒間くらいは間に合うから、多
    分このサイズで大丈夫だと思うよ」
FZR:「はい。減った電気はすぐに補填しておきます」
狸穴:「ついでにこの電池、0気圧から2気圧まで耐えられ
    るらしいから、このまま宇宙空間へ転送されてもし
    ばらくは大丈夫だ」
FZR:「でも酸素がないとガソリンは燃えませんわ」

 ということでき〜氏の所でオイル交換とバッテリーの換装完了〜。
 FZRはバッテリーまでのエントリーに際しては、前後のシートを外すのに一切工具を必要としないので簡単に換装は済みました。
 バッテリーケースの余剰容積は3/5空いております。
 重量も軽くなりました。
 第一回目のエンジンを始動してみます。
 簡単に掛かりました。

狸穴:「デフォのバッテリーよりも、セルモーターは元気に
    回ってたねぇ」
FZR:「はい。乙女回路も妄想回路も何の問題もなく受け入
    れました。スパークコイルへ入る電流も少し余裕が
    出来たらしく、点火特性にも若干ですが良好な反応
    をしております」
狸穴:「走ってみるか……」

 バッテリーの重量変化は乗って判るくらいでした。
 ……結構、重たかったのだ。
 点火特性も若干ですが変わったようです。
 各回転域でのスロットルレスポンスは良くなっております。
 スパークが安定して燃焼状態が加速された感じ。
 プラグも熱的に問題が出るほどデカい火花は飛ばしてないようで、安心。
 バッテリーの放電能力が高い(反応が早い)ということは、電装系全体が安定することにもなるらしい。
 サルフェイションの心配が、コレで無くなったのが一番ありがたいかも。
 巻き直して変更したEXUPの駆動モータの反応も、ちょっと良くなっているのかな……回転を上下させて実験走行の第一印象はこんな感じでした。
 後は、この状態で何事も無く普通に走れるのか……蓄電量をおもいきり減らした訳だから、充電系とのマッチングがどうなるか。
 現在充電系に関してはデフォルトになっているので、このあたりがうまく成功すれば、同じレクチャファイヤーレギュレイターを使う大体のヤマハ車にはそのまま適用できるのだ。(多分)

狸穴:「調子良いね」
FZR:「はい。起動時に多く電気を使ってもすぐにフルチャ
    ージできるので、発電系は楽になりました」
狸穴:「先ほどバッテリーの端子部分での電圧をちょっと測
    ってみたけれど、デフォのバッテリーよりもレクチ
    ャーファイアレギュレイターへの負担は少ない感じ
    だった」
FZR:「いまだオシロで波形を測って頂いておりませんが、
    バッテリーの充放電の反応が早いので、乙女回路の
    フィルター的には波形は以前より安定していると認
    識しているようです」
狸穴:「そか。まぁこれで足りているということだな」
FZR:「あとは、常時点灯でこの容量に問題が無ければOK
    ですね」
狸穴:「だな。秋水號のレギュレーター破壊の際に起こる過
    充電にも、防爆容器は耐えそうだし」
FZR:「ホーカーさんの使用寿命はどのくらいなのですか」
狸穴:「FZRだと約10〜13年位じゃないかなぁ」
FZR:「では、わたくしが今使っているこの機体の寿命より
    長いかもしれませんね」
狸穴:「かもね」

 その後、き〜氏と一緒にお茶の葉を買いに走り、何度か起動を繰り返したがセルモーター的には何ら不足は感じませんでした。
 お茶の葉はどうしても今日買わないとならないのでした。

FZR:「目的の半分はお店の人に会いに行くのですよね」
狸穴:「んだ。彼女もやはりお茶のプロで知識も深く、いつ
    も勉強になりお世話になっているのだ。でも今月で
    このお店は閉店で彼女も移動らしい。せっかく仲良
    くしてくれたのに」
FZR:「今のマスターはお酒もほとんど飲まれませんし、普
    通の方が趣味とする分野が仕事ですし……わずかな
    趣味はお茶と香くらいしか無いのに、残念ですね」
狸穴:「でもFZRもいるし大丈夫なのだ。彼女も都内の店
    舗に移動らしいから、今よりも寄り易くなるのだ」
FZR:「わはは、マスターらしいですわ」
狸穴:「それに移動先はFZRを停めていても、今の店舗よ
    りもDQN率は遥かに低く安心な地域だから助かる
    のだ」
FZR:「お気遣い頂きありがとうございます」
狸穴:「FZRにはいつもお世話になっているからなぁ。破
    壊されたり誘拐されるのはたまらん」
FZR:「今日はお茶のお姉さんにも挨拶出来たし、マスター
    のお茶も仕入れたし。わたくしも新しいバッテリー
    と新しい実験オイルを換えて頂きましたし、天気も
    良いのでどこかに行きましょうか」
狸穴:「だな。FZRも知っているKGBの方々が集まる花
    見会が、今日開催されていると風間の貸し元から連
    絡があったので、谷中墓地まで逝って見るか」
FZR:「はい。雪風★中尉殿や、ウ゛ェルナーさんとか、B
    さんやえまのんさんたちも集まられている所ですよ
    ね。お供しますわ」
狸穴:「んだ。FZRのこのページが始めて世に出た第一サ
    イトの方々だ」
FZR:「ですね! わたくしはKGB出身なのでした」

 10キロほど走って、オイルも馴染んできたのでちょっと上の方まで回してみます。
 ちょうど交通の流れよりも少し速めで先行速度を保っている、GSF1200が前にいたので、同じペースで憑いて行きます。
 新実験のTCOUも、完全にエンジンに慣れきる前の初動段階での、回転上限まで使うテストをしなければならないのだ。
 オイルは馴染んでからが本来の性能なのだが、入れ換えて直ぐに全開と言う状況も普通にあるので、こう言う実験は必要なのでした。
 エンジン温度は安定しているし、都内を主に2〜4速を使って普段の倍の回転数で移動です。
 点火状態が好転した分、わずかながらトルクが厚くなっているし、オイルも新品で分子結合が一番強力ですから、クラッチ的には滑りが発生したりする可能性は上がっているはずですが、滑りは一切ありませんでした。
 今回の実験オイルは潤滑に関しても消泡性能が加速されたり、妙な粘度保持剤を必要としない基油の性能の高さから、各状況で非常に安定しております。
 一番問題となるフリクションロスに関しては、今までの実験中一番少ないロスで済んでいる感じです。
 凄過ぎる。
 今までの過程で様々な走り方を強いてきて、小さく破壊したときもあったけど、失敗あっての成功なのだ。TCOUも熟成が進んでくれました。

 初めての導入の際には、TCOUは『エンジン・オイル』という概念よりも『チューニングパーツ』と言う理解の仕方の方が納得行くと思います。
 普通のどの量販オイルと比べても、エンジン出力が明らかに違い過ぎるのだ。
 低回転域でも充分それは体感できるのですが、カムに乗る高回転域になればなるほど、エンジンの延びが良くなっている。
 ついでに燃費も平行して延びるので、ガソリン代を計算してみるとTCOU代が浮いてFZRxのランニングコストはかえって低く抑えられているのが現状。(なので今では混合比を薄めに振って、主にshellハイオク燃料を使ってます〜)
 普通の20000キロくらい走ったFZR250Rでは、都内の燃費が16km/Lらしいけど、FZRxの平均燃費は23.5km/Lになっている。
 発進&停止しかしていない都内で、稀に高回転域を維持させて走っても燃費は20km/Lを割ることは無い。
 確かにエンジンは燃焼室形状を少し変えたり、バルブの挟み角を吸気側だけ変えたり、かなり手を入れているけど、基本的には普通のFZR250と大きくは変わっていないはず。
 96500キロを走った小さな4気筒エンジンとしては、過分にTCOUの性能は効いているのだ。
 FCRキャブレターや、社外のフルエキを使って性能を上げることも可能だけど、機械的に無理をさせないでこう言う風な性能の上げ方もあるのでした。
 ん〜、両方やったらどうなるかな……。
 FZRxに公道ではそこまでの性能は要求しませんけど。

FZR:「マスター。わたくし達の実験から発生進化した、
    COUのビッグボア製品TCOUBBとSS1Lク
    ラスを中心に設定した、TCOUMonster
    頒布開始ですわ。わたくしのお店の専用品ですけど、
    ラインナップ開始しました」
狸穴:「だな……渋滞で熱に困っているオートバイは相変わ
    らず多いもんね。TCOUならば排熱が速いのでヒ
    ートし難い。2サイクルエンジンオイルのWOO同
    様、オートバイにとっては福音になる」
FZR:「この新たな大排気量向けのTCOUのBBと、Mo
    nsterは共に凄い結果を出してますわ」
狸穴:「大きな排気量なのに……更に出力上げて良いのだろ
    うか」
FZR:「同じペースで走るのに大きくスロットルを開ける時
    間が減れば、エンジンに掛かる負担も減りますし、
    燃費の向上も得られますし、無駄が減るのでエコ的
    にも宜しいかと思います」
狸穴:「FZRx達がその身を削って進化を促進させ続けて
    きた、4サイクル用のTCOUだもんね」
FZR:「はい。動けば減ることの避けられないわたくし達の
    高出力な機関が、減ったり壊れたりする確率が下が
    れば、その修復コストを抑えられますし、長く有効
    に楽しんでいただければと自負しておりますわ」
狸穴:「結果として普段良い思いが出来て、更にエンジンO/
    Hを考えると偉く安く済むかもね」
FZR:「はい。遥か過去に激しく消耗して、仮死状態にまで
    なった経験のあるわたくしで実証済みです」

 この距離を走った中で今が一番高出力になっているかも……。
 確かに一度も換えていないカムシャフトのカム山や、新規に造ってからもかなり走り込んだピストン回りなどは、減っている部分は減っているはずなのだが。
 いずれにせよ、エンジンも脚回りもロス無く動いていれば、長期に渡り安全マージンは上がるのだ。

FZR:「皆様、TCOU系やWOO系・GEO系はエンジン
    オイルと考えるよりも、耐久スペックのチューニン
    グ・パーツと御理解ください」

マミアナ+FZRx

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