Vol.441 手袋2 2003-12-13

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 ひと雨降った後の晴れた深夜は放射冷却でかなり冷えて来た。
 都内の気温で6℃くらい、アジトAの近辺の気温は4℃かな。
 流石に深夜は寒くなるのである。

 で、先日用意したグローブNPWも少し慣れて来て、雨も一通り体験。
 細い雨の中を1時間ほど走ったが、グローブの中は浸水無し。
 まだ今のところ新しいので革の油も効いているのか、雨滴を弾いておりました。
 内装されているゴアテックスも効いているらしく、蒸れも無し。
 手指からの発汗による水蒸気が冷えて、寒さの原因になる蒸れが無い。
 操作感は流石に肉厚があるため、親指以外の指がちょっと開いている感じで落着かないが、通算して1週間ほど経ち馴染み始めて来たようで、ウィンカーの操作もクラッチブレーキレバーの操作も少しづつ良くなって来ている。
 革のカタチが、指の動きに合い始めているような感じです。
 まだまだ先は長いのだろうが、この分だと使用通算で1ヶ月も経てばかなり馴染んでくれそうな感じです。
 革なのでその辺は時間が掛かるが、ひとたび馴れてしまえば操作に困るコトもなさそうな感じです。
 指先の余り感も、始めは15mmほどあり少し大きめに感じたが、今では丁度良い感じになって来た。
 実際に操作の際にスイッチ等に触れる部分の肉厚は、思っていた以上に薄く『感じ』られ、何の問題も無し。
 このグローブの特徴の袖口の構造がまた、外気や水の侵入を完全に抑え、それでいて手首の動きは妙なストラップつきの袖口構造よりも全然楽に動ける。
 初めて現物を見た時の狙いどおりでした。(ほぼコレが気に入って買ったやうなモノ)
 分厚い革で出来ているのは手首から先だけなのだ。

FZR:「初めのうちはちょっとギクシャクしておりましたが、
    だいぶ慣れて来ましたね」
狸穴:「良く出来ているのだな」
FZR:「寒さはどうですか」
狸穴:「コレも想像以上に断熱している」
FZR:「ハンドルカバーをつけなくても良さそうですね〜」
狸穴:「良かったねぇ〜。でもコレでもまだ寒いようならば
    つけるかも」
FZR:「わたくしの場合、クラッチレバーやブレーキレバー
    の操作系はかなり軽いので、ハンドルカバーを装着
    していると80km/h辺りからカバーに掛かる風
    圧でレバーが押され、クラッチは滑り始め、前ブレ
    ーキも掛かってしまいました」
狸穴:「だよな。まぁ、冬は寒いから速度もほとんど上げな
    いし、その状態でも高速道路以外ではナントカなっ
    て来たけれど、今年の冬はハンドルカバーから開放
    される可能性が見えて来た」
FZR:「良かったですね」
狸穴:「気温が4℃くらいでも、全然指先が凍えないでいる
    コトがこんなに快適だとは思いもしなかったよ」
FZR:「マスター、ハンドルの操作の仕方も少し変りました
    わ」
狸穴:「……そうかな、どんな風に?」
FZR:「以前はバンクさせる際に下半身以外に、外側の手で
    もグリップゴム内側の縁部を軽く横方向に突いてい
    たようですが、今は膝の送りだけになっております」
狸穴:「そか」
FZR:「今は直進及び左右への回頭等横軸の動きは下半身の
    お仕事で、ハンドル回りの操作は車速のコントロー
    ルだけに専念しているようです。お影でよりフリー
    ステアに近い状況なのでわたくしとしては楽ですわ」
狸穴:「そうかも。たしかに握る力も落しているので、手首
    の動きが楽になりスロットルの操作も楽になった」
FZR:「妙な癖が取れて良かったですね」
狸穴:「今までこの癖がなかなか取れなかったのだ……」
FZR:「グローブの革の摩擦係数がかなり上がったので、握
    りを少し落しても楽にハンドルをホールド出来てい
    るようです。そのためかしら」
狸穴:「多分そうだな」

 ハンドルバーを握る握力を下げてもグリップするようになったので、フォームもちょっと変わり、両肘を気持ち手前内側に引き寄せている感じです。
 手首に掛かっている力、はオフ車のハンドルを握っている時に近い感じになりました。
 その分、頭部は少し下がりましたが、全面投影面積が減って少し暖かくなりました。
 顎が引けて上体が少し寝たのだ。
 上半身が前傾した分、ニーグリップとフットレストへの荷重が増えるはずですが、主に増えたのはニーグリップのみで、それも軽微な量です。
 両脚の小指を2mmほど上げると、内側に入る膝の動き程度です。(お姉座りな要領)
 ニーグリップが少し増えて上半身の傾斜分の重量をコレで支えきれ、下半身もカチッとFZRに填まった感じ。
 始めはちょっと違和感があったが、このまましばらくこの姿勢を続けていると、色々動き易いことも判って来た。
 FZRの車体の正中線と、あっしの身体がシンクロした状態です。
 グローブ一つでかなり違うんですねぇ……
 影響はカカトのホールドにまで出ています。
 シートに掛かっている荷重は減っている。
 絵的にはなんだか大変な状態になっているようですが、実はコレで疲れないんですねぇ〜
 昔乗っていたTZ250の雨天のライディングフォームが戻って来た感じ……(ちょっと違うんですけどね)
 この感じを忘れないようにしなくては……でも一晩寝たら忘れるんだろうなぁ。
 と言うことで、真っ直ぐアジトに帰らずに新しくテストに使うことにしたコーナーへ直行。

FZR:「近所のS時ですね」
狸穴:「んだ。アスファルトが新しくなっているから、ほぼ
    平滑だ」
FZR:「はい」

 2本ほど様子を見ながら走ってみました。
 アクション開始の一瞬だけ入っていた外肩の力も抜けてます。
 わ〜い。ちょっと嬉しい感じ。
 FZRはスロットルを正確に合わせると、鉄なフレームでも凄く良いオートバイなんですねぇ……
 まぁ、FZRに限ったことじゃゃなく、どのオートバイでもこの傾向はあると思いますけど。
 しばらく考え無しに他動的に乗っているうちに、フォームが弛なれて来ていたのかも。
 かなりの部分が変りました。
 動きを起す際に、一々支点を拵えてから動作に入ると言う手続きの必要がなくなり、早く動けます。
 動作もこの方が無駄に大きく動かないで済むのだ。

FZR:「今頃お気づきですか、マスター」
狸穴:「ちょっと忘れていたようだ」
FZR:「良かったですね」
狸穴:「何が?」
FZR:「マスターは冬の楽しみが全くなかったので、コレで
    ちょっとは楽しみが出来たかと」
狸穴:「……かもね。FZRは神様がくれたクリスマスプレ
    ゼントかも」
FZR:「マスターには神様はいないと思っておりましたが。
    でも、わたくしがマスターの所に来ることになった
    中尉殿が神様かも知れませんわ 」
狸穴:「だなぁ。中尉やマキさんとか、ココまでFZRが生
    き残れるようになるよう手伝ってくれた、き〜氏
    谷博士やDr.Kに感謝せねば」
FZR:「わたくしを造ってくれた、メーカーの中の人にも感
    謝して下さいね」
狸穴:「応。そろそろ寒くなって来たし、ヒューマノイド体
    形でいるのも厄介に感じて来たので一旦幕を閉じて、
    次は寒さも感じ無いで済む裕福で感性豊かな南国に
    棲む美人画家がアクリル絵具で描いた絵の中の紅い
    メガネにでもなっちまをうか、と思っていたのだが
    もう少し頑張るか……」
FZR:「ではわたくしにまた燃料を入れて走って下さい」
   (わはは、そんなコトを考えるのは多分マスターだけ
    ですわ)
狸穴:「へい」

マミアナ+FZRx

FZR:(マスター、ここの所ココで書くペースが上がってま
    すね……)
狸穴:(なぜかギャラにならん追加&差替え仕事がラッシュ
    し、年末は忙しいのでちょっと気分転換に現実逃避
    をしているだけなのだ)
FZR:(空気が乾燥してますので、外から戻ったらウガイと
    手洗いですよ)
狸穴:(応〜。いつかそのうちに、ロケット打上げ見に行き
    たいね〜近所でやってくれんかなぁ)
FZR:(マスターが見に行くと、わたくし達の所に飛んで来
    るかも)
狸穴:(そか……そうだな。んじゃ、止めておくか)
FZR:(今年もわたくし達の周りは事故が多いですモノね)
狸穴:(俺が呼んでいるわけではない!)

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