Vol.428 TWIN 2003-11-03

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 早いモノでもう今年もあと2ヶ月をきった。
 この時期、あっしの表のお仕事はなにかと忙しいのでした。
 順番なので某外国衣料メーカーの春物撮影と、なぜか男性下着の撮影が混じった。
 年が明ければ水着の撮影……みんな海に行けるのかぁ、いいなぁ。
 もう8年くらい素潜っておりません。

FZR:「最近熱海沖で海底遺跡が見つかったそうですよ」
狸穴:「そか、やっと見つかったか。あそこには昔は港町が
    あったのだが、陥没して沈んでしまったのだ」
FZR:「マスター、いたのですか」
狸穴:「ちょっとの間ね。小舟で釣りに出ている時にいきな
    り大地震が起きて、そのまま津波に乗ってハワイに
    流されたのだ」
FZR:「手漕ぎボートじゃ帰って来れませんね」
狸穴:「速かったよ、時速650km/h〜」
FZR:「はいはい」

 てなことで表題の2気筒エンジン搭載オートバイ。
 2気筒といっても色々なバリエーションがあり、2サイクルと4サイクルがあったり、パラレルやV型エンジン等々……ボクサーとかタンデムツインなんてのもある。
 以前、山ねずみロッキーチャックが止らなくなった、カラオケFLH(ハーレイ)もツインだ。
 このハーレーのオーナーさん、今度はスクリーンシールド裏に液晶テレビを積みたいとか吐かしていた。
 一体何を考えているのやら……プロジェクターテレビの搭載を諦めさせたばかりだと言うのに……
 何を見たいのかと訊くと、「DVDで昔のドラマが出ているからソレをみたい」とのこと。
 そう言うのは、自宅の大型テレビで見て下され。
 あまりの暴挙に、数少ないお友達だった同じハーレイ乗りの方々とも疎遠のなってしまったとか。
 さもありなん。
 勝手に電気屋に行って付けて下さい。
 わしゃ知らん。

 で、他にツインと言うとウチに近所にはGX250改がいる。
 空冷250cc4サイクルで、最高速は高くないが街乗りやツーリングにはタフなオートバイです。
 多量の荷物が積めると言うのも今のオートバイにはない特性。
 現役で風間の貸元が乗っております。
 最近ちょっとレトロ感のあるオートバイ流行っているようで、都内ではGXをベースにした様々な改造車を見掛けます。
 どのGXもタイヤの選択にはお困りのようです。
 タイヤを選ぶ以前に、タイヤ専門店に行ってもすぐには買えない状況とかもあるのでした。
 大変ですねぇ……
 まぁ、FZRもその辺が気になったので、今のような車体構成になってしまったのだ。
 手間やお金も掛かるけど、対応できる状況があればなるべく対応しておいた方が、結果的には得なのだ。
 乗れなくなって結局新車を買うにしても、乗りたいオートバイが無かったりすると、我慢してお金を払って気に入らないオートバイに乗らなければならない昨今の状況を考えると、メーカーさんにもっとラインナップの間口を広くしていただきたいです。
 特に250ccは壊滅的です。

 他には、先日翠雨さんがDucatiのss400を買って来た。
 すでに前のオーナーさんが大改造を施してしまっているので、ほぼオリジナルのドカ姐のSS400とは大違い。
 翠雨さんのドカは盆栽仕様決定なので“枝振號”と銘々。
 その名に恥じないパーツ構成なのだ。
 購入後すぐに

翠雨:「真っ直ぐ走らない。コレ買ったの大失敗かも……事
    故車かなぁ」

 というので、とりあえず試乗してみた。
 ドカ姐のとは全く違うハンドリング。
 何かにつけて前後の脚回りが固く、剛性もあり過ぎるために反応速度が速過ぎるのだ。
 サーキットならばこの反応速度でも良いかな。
 こりゃ、セッティングしたら結構良い感じになりそうだけど……ドカのフレームだしセッティングの幅は点を突かないといけないねぇ……。
 やり方を判って無いと大変な結果になり、物凄く難しいです。
 剛性をただ上げれば良い、というモノではないのでした。
 元々の設定が点を突かないと難しい乗物になのに……
 でもこうなってしまっては元に戻せないし……やるしかないか。
 枝振號はどこも壊れていたり間違って組まれている訳じゃなく、ドカはこう言うハンドリングなのだ。
 うちのFZRが目指したアグスタF4のハンドリングとも違いますが、近い部分もあります。
 いずれにしても前後とも脚回りのセッティングを変更かなぁ。
 現状では120km/hあたりから乗りやすくなる感じなので、フォークのストローク速度と量がホイール重量と車重の間で違う所にいる感じです。
 腰高感はそのあたり+リアショックのダンピング特性の不一致から、強調されてしまっている感じ。
 FZRの脚で始めのうち悩んだ傾向と似てるかな……

FZR:「ドカ姐さんのSS400とはこれまた全然違った形
    になってますね」
狸穴:「ココまで変ると別物だ」
枝振:「車体に対してエンジン出力が追いついておりません」
狸穴:「車体も基本的には良い方向に向かっているのだが、
    セッティングの方向が合っていないだけなのだ。ソ
    レさえ合せてしまえば、反応速度の早さは変らない
    が乗り易くはできそうな気がする」
枝振:「現状では高速道路は良さそうな感じですけど、トラ
    クションが甘い街中はちょっと跳ねてます」
狸穴:「跳ねると言うよりも、突っ張ってるね。レンジが狭
    くて今風の脚回りじゃないからタイヤの特性とサス
    のバランスも合わないみたい」
FZR:「色々大変そうですね」
狸穴:「……だねぇ。でも基本的な方向性は合ってるから、
    細かい項目を25ヶ所ほど直せば日本の道路も走り
    易くなるよ」
FZR:「頑張って下さいね〜」
枝振:「は〜い」

 ドカ姐のSS400とは違った方向だけど、上手く合せられれば街乗りも、ハンドル切れ角以外はナントカなりそうです。
 激しく改造された枝振號はそんなに複雑怪奇な車体構成では無いのだ。
 どっちにしろ、2001年以前のドカのステアリング特性は後処理が必要なのでした。
 乗り方も覚えないと……。
 直進時においてもハンドルには一切体重を預けてはならないのでした。
 ハンドルを押え付けられると嫌がるのはFZRと同じ傾向です。
 ハンドル入力では曲がらないでコケます。
『居合』の井桁崩しが出来れば、このままでも乗り易いんだけどね……そんなことするライダーはあまりいないか。
 その傾向がFZRの1.5倍出ている感じ。
 扱いにおいては入力の精度と強弱の差が大きいこと。
 曲がる時にはステップと腰の回転を使います。手は使いません。
 減速の時も上半身は背筋と腹筋で支えます。
 基本といえば余りに基本で、日本のオートバイが乗り易過ぎるのかも。
 ドカは馬と同じなのだ。
 翠雨氏も乗馬経験あるようだしすぐに慣れるかな……
 日本のオートバイに慣れているライダーは、この辺にビックリしてしまうようです。
 まぁ、ドカは総じてこの傾向があります。
 特にこの枝振號のハンドリングはその傾向が激しいです。(916だってココまで凄くは無いのだ)
 デフォルトでは日本の道路事情には合っていないもんね……頑張れ枝振號〜

 枝振號のすぐご近所にいる、同じSS400乗りのドカ姐の様子を久しぶりに見に行く。
 折れた腕は復元しただろうか。
 電話を掛けてみると、いるそうだ。

狸 穴:「ども。お久でやんす」
ドカ姐:「お世話になりました。手首の骨、80%直ったよ。
    結局動くと直らないとかで固められていたけれど、
    ギプスも外せた」
狸 穴:「よかったね」
ドカ姐:「でも、手が開かない」
狸 穴:「クラッチ握れんじゃん」
ドカ姐:「デッテェー(DT)はいけるんだが、ドカのクラッ
    チレバーは手が開かなくて痛くてダメ」
狸 穴:「ありゃ……折れたんだから、以前と同じって訳には
    行かないか。100%治ったらポジション合せから
    だな」
ドカ姐:「それで乗れるようになる?」
狸 穴:「ナントカなるよ」

 握力も戻っていないし、しばらくはリハビリが続くのだ。
 あっしも骨折しないように気を付けないと……
 しばらく火の入っていないドカのエンジンを掛けてみる。
 5秒づつセルを回して5回目に掛かった。
 不機嫌そうでやんす。
 コールドスタート時にシリンダーをカジらないように、EGAEGS−ltdのスタミナセットを投入。
 この組み合わせ、ドカにはとても効きます。
 アイドリングがちょっと上がって来たので、1200rpmに再設定。
 落着いてます。
 しばらく暖機させてから近所の駒沢公園を一回りして戻る。
 効いてる。
 キャブの中のガスも入れ替わって調子は戻った。
 枝振號も姐号も前後共にサスが硬過ぎる。
 ドカ姐の骨が治ったらコレも再設定だな……
 バネから変えないと。
 リアはショックごとか……
 体重45kg無い人間が乗るには合わないのだ。
 80kgくらいあると丁度良いのかな?
 Lツインエンジンは調子良く回っております。
 排気量が400ccしか無いので、6000rpm以上を保って走らないと活発とは言えないけれど、4000rpmあたりでもソレなりにツイン味を楽しめるようには出来ているのだ。
 このエンジンに合わせて脚回りを造り直したら、結構楽しい乗物になるかも。
 パッドも今FZRが使っているRKのに換えた方が良いな……純正のも悪くは無いのだが良くはない。
 日本のオートバイメーカーも、このくらいの遊びの無い中間排気量車ツインをしっかり造ってみれば良いのに(ホンダとカワサキにはありますが、ヤマハとスズキには無い)。
 アルミフレームで、昨今のスカートのないピストンとメッキシリンダー使って、ドライウエイト130Kg切るかな。
 120kg台だともっと楽しそう。

 戻って来ると、ドカ姐がDT125Rのエンジンを掛けて待ってました。

ドカ姐:「これも、そのへん乗って来て」

 DTの操作系は全てにおいて軽いです。
 んで、速い。
 ……?
 チャンバーが換ってた。
 3速で引っ張ってみると12000rpmくらいまで楽に回っております。まだ余裕〜
 一体、この娘は何を考えているのだろうか?
 病人はやることが無いと際限無くなるのだな……
 よく視てみるとキャブも口径の大きなモノに換えてる。
 困った娘です。
 まぁ、本人にオートバイの性格が似て来るらしい。
 水温はちょっと高目かなぁ。
 コレにもwooを用意しておくか。
 右のミラーがしっかりとまっておらず、回り始めました。
 ちゃんと付けてくれ〜
 ポートまでいじっているのか、SS400よりも速かった。
 ブレーキが間に合ってなくてプチ危険です。
 こりゃ……街中じゃSS400乗らなくなる訳だ。
 DTって、200ccよりも125ccの方がバランス良いかも。

枝振號  ドカ姐 マミアナ+FZRx

 2台のドカを乗ってみて、20年近く倉庫でバラになったまま動いていないうちの900SSベベル車のことを思い出してしまいました。
 そういえば、あっしはドカ・オーナーだったのだ……忘れておりました。
 ナンバーは持っているけど、元が競技用車両だしキックは短いし、セル無いしなぁ。

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