Vol.421 追手が! 2003-10-08

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 都内は恵比寿から新宿に掛けて移動中、あまり役に立たない視界の狭いFZRのバックミラー内に丸目2灯のライトを確認。
 離れた所から、パッシングしておる……。

FZR:「マスター、邪魔だそうです」
狸穴:「でも、右の車線は空いているし、まだ離れてるよ…
    …お巡りさんじゃないし」
FZR:「今日はわたくしは何も積んでませんし、荷崩れるモ
    ノは無いですし……変ですね〜」
狸穴:「……追手かも。久しく追われていないが」
FZR:「このあたりだと、中東の人でしょうか」
狸穴:「西欧の方かもね」

 とりあえず、逃げることにした。
 でも、山手(K6)通りを普通に走るだけ。
 後方から追われて、さらに前方で待ち伏せされているとイヤなので、とりあえずK6を外れて渋谷方面に逃げ込む。
 新しく装着したフロントのRK社のパッドはアタリも出て来て、ちょっと混み合うくらいの渋谷の幹線道路では丁度良い感じ。
 東急ハンズの方に行くと歩行者も多いので適当に避けて走っていると、またミラーに見え隠れしだした。
 困ったなぁ、しつこい奴である。
 面倒なので行く先を変更して、一気に青山方面に用心のために行く先を変更。
 代々木上原にアジトはまだ皆に知られていない筈だが……
 トラックの影に入っているので後方からは確認出来ないだろう〜
 神南・神宮前等の住宅街をゴチャゴチャ抜けて、R246に出てからすぐに青山墓地の方へ。
 そのままアジトの狸穴町を目指すが、外苑西通りでまた捕捉された。
 う〜ん、不可解。様子を見るために停止。
 KGBかなぁ……

FZR:「あら……色は違いますが、わたくしと同じ機体です
    わ」
狸穴:「FZRだね」
FZR:「わたくし達は何も悪いことしておりませんが……」
狸穴:「だよね。FZR、ホマーつけられて無いか」
FZR:「久しくそのようなモノはつけられておりませんが」
狸穴:「そか。でも奴は、比較的正確にこちらの行く先に現
    れた。読まれてるよ」
FZR:「……変ですね〜」じ〜。

 待っていると後に付けて停まった。
 白青のFZR250で消音器が換わっている。
 他はデフォルトな感じ。
 火器と追跡用の衛星通信機器は摘んでいない模様。
 こちらから見える前タイヤは、比較的新しいTT900GP。
 街中TTの方が有利かな。
 ライダーは革のJKに黒のジーンズ姿だが、顔はミラーシールドで見えない。
 FZRのファッションと言うよりもグッチな感じの装備です。
 ヘルメットの横で挙手して『ど〜も』なご挨拶。
 こちらを御存知の方のようです。ご挨拶を返す。
 白青FZR250のエンジンを切った……誰だろうか。
 グローブをとってヘルメットのハーネスを外している。
 コレでご尊顔が拝める訳だ。
 こちらも急いでいる訳じゃないので、ヘルメットを外す。
 FZRのエンジンは一応アイドリングさせたまま。

 あっしには数少ない雑誌の仕事をスポットでふってくれた、今は編プロのデザイナー/ヒロシさんでした。
 この人、元あっしの同業者でかつてはカメラマンだったのだ。
 たしか、その時やったお仕事は女性用の香水のボトルの撮影だったっけ……。
 どちらかと言うと香水は好きな方なので、難しくても楽しいお仕事でした。
 コレは性欲をギリギリで抑えている白人女性がつけると似合うね〜とか、こっちは仕事が大変でイライラしている人に向いている……とか、不動産屋の受付嬢向きだ! とか、勝手な事を言いながら撮影しました。わはは。
 でも仕事くれたのはそれ一回だったっけ。

ヒロシ:「やっぱ、アメリカ〜ナと狸穴さんだ。ここで待って
    て正解」
狸穴:「お久しぶりだね〜。元気かな」
ヒロシ:「コレ買ったっすよ」

 FZR250のタンクカバーをバンバン叩いております。
 移動径路を見切られていた……イカンな。

ヒロシ:「狸穴さんとおんなじの!」
狸穴:「……3年直してたジレラ350はどうしたの?」
ヒロシ:「一度は直ったんですが、壊れた時にもう部品が出ない
    ということで諦めました」
狸穴:「で、FZR。それも鉄フレームの……」
ヒロシ:「だって、いろんな人のページ見てたら乗ってみたくな
    ったのだ」
狸穴:「ありゃ〜、って感想。楽しいか」
ヒロシ:「始めは乗り難かったけど、慣れて来たらコレもアリか
    と。まだ5500kmしか走っていなくて、屋根付き
    車庫で雨天未使用でした。で、もう一台は60回ロー
    ンでBMW買っちゃった」
狸穴:「どっちも部品に困るじゃん」
ヒロシ:「でも、狸穴さんがFZRは壊れないっていってたし」
狸穴:「確かに壊れ難いけどね。ちゃんと普通にメンテしてれ
    ば」
ヒロシ:「やってますよ。BMW買ったオートバイ屋さんで1台
    買うから、その代わりに。これ全部バラして可動部分
    のグリスは全部入れ換えしたし、オイルもネット購入
    のシェルです」
狸穴:「そか。良かったねぇ〜>FZR250」
ヒロシ:「そちらのFZRxほどじゃないっすけど、『宜しく』
    っていってますよ>アメリカ〜ナ」
狸穴:「距離だけはそろそろ9万km」
ヒロシ:「ほとんど都内しか乗らないからBMW全然乗ってな
    い。コレすぐ1万km越えるかも」
狸穴:「ダメじゃん。交互に乗る」
ヒロシ:「でも都内じゃBMWはデカいっす」
狸穴:「確かに」

 ということで、近くのオープンカフェに寄って1時間ほど談笑。
 FZRを実際に改造しようとしたのだが、いざとなると社外のパーツも今は出ていなくて、結局なるべく改造しないで乗ることにしたそうだ。
 その代わり、メンテナンスの勉強にもなるので消耗パーツは早期交換と、今手に入るモノの中で一番良いモノを選んでいるとか。
 元々、自動車も自分で直して乗っているのでそれなりに自分でできるのだ。
 良い傾向です。
 このページを見ているので、あっしがCPOを持ち歩いていることは判っているのでついでに注してみてくれとのこと。
 まだ替えて1500kmしか走っていないチェーンに注す。
 チェーンの音が変った〜! といって喜んでおりました。
 わはは。
 ホントは始めの1回目は既存の油脂類とCPOが入れ替わるため、汚れと共にそれまでの油脂類が飛び散り、ものすごくリアホイールに飛び散るのだ。
 帰ってから洗え。
 チェーンが新しいうちは、CPOの効果は2000kmくらい続く。
 いつもチェーンをキレイに保っていればローラーの潤滑保ちも良くなるし、チェーン調整の度に塗る程度で済むよ〜。(次回は買ってね)
 チェーンアジャスト・ナットが一つ無くなっていた。

 雑誌のお仕事の方は、結構景気が良い傾向があるとか。
 悪いのはうちだけか……?
 燃費を訊いてみたら16km/L近辺とか。
 うちのが勝った。
 ちょっと嬉しい。
 でも、エンジン音は、さすがにまだ走行距離の浅い白青の方が静かで、出力ありそうでした。
 この白青君、彼の奥さんの従兄弟の女の子が結婚と同時に実家のガレージに置き去りにされていたとか。
 お店でキャブをO/Hして、バッテリーとオイルを換えたらすぐに動いたらしい。
 世の中にはこういうFZRがまだいるのだな。
 近いうちに三浦半島の方にサザエでも食べに行こうということになってお別れ。

FZR:「最近わたくしと同じ型のFZR250を、たまに見
    掛けるようになりました」
狸穴:「そうか?」
FZR:「はい。都内南西部限定、ですが」
狸穴:「……流行っているのかねぇ。まさかとは思うけど」
FZR:「中古でも値がこなれてますし、タマ数も多いですし、
    元々の性能もそれなりにありますから」
狸穴:「流行ると色々心配事も増えるから困るなぁ」
FZR:「ですね。悪戯されたら妄想回路に付けた装置で、すぐ
    にますたーに連絡致しますわ」
狸穴:「だな。ついでに自爆装置も再稼働させるか」
FZR:「まだ残しておいたのですか!」
狸穴:「一応、電源スイッチは切ってあるけど」
FZR:「外して下さい。テロリストと勘違いされますわ」

 皆様、うちのアメリカ〜ナは過走向で維持にもお金が掛ります。
 街で見掛けてもホっておいて下さい〜。

 まずは、白青FZR250再生おめでとー。
 オーナーに慣れて来ると、FZRは良く喋るから気をつけて。

ヒロシ君  マミアナ+FZRx

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