Vol.418 白ホイール 2003-09-28

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 かねてから予定していた、フロントホイールを交換することになった。
 といっても、テクノマグネシオとかの社外の高価なホイールを入れる訳じゃございません。
 安価で故障の際にも交換手配がすぐにできる、軽量でデザインもそれ程違わないものとして選んだ。XJR400用の初期型のホイールで、TZR250−3xvとも同じ系統の白いホイールでした。
 今まではフロントだけ黒いホイールでリアは白いホイール……
 ついでに黒いホイールは、横方向に2ミリほど振れていたのでした。
 コレだけ振れていると、手を離して走ればすぐに判ります。
 65km/h位までならハンドルにわずかな振れが来る程度なれど、70km/hを越えている時は結構な振れになり、左のニーグリップを少し緩めて逃がしておけば転倒まではしませんが手は離せません。120km/hだと、ハンドルを押さえていないと結構大きく振れました。
 ハンドルバーから手を離すと、エンドで60mmほどの振れなので、ステップ踏んでいれば走れますけど……
 FZR型マッサージマシ〜ンみたい。面白いでやんす。
 コーナーではこの状況に馴れて来ると、急いでいる時のあっしは低トルクなFZRだと加速が鈍いので、減速量を少なくしてトラクションを掛けないで、前後輪共スライドアングルを大きく取って一気に向きを変える走り方をするので、このブレが次の動作の切掛けを作る材料になってましたー。
 後輪だけ流れているとか、前輪だか流れているというのはかえってコントロールし難いのでした。
 一見、派手な感じで面白いのだ。(一発で決めないと修整が大変だけど)
 後ろにいた人はコケると思ったかな……済みませんでした。

FZR:「……振れてましたね」
狸穴:「まぁ、普段走っているスピードはそんなに速くない
    から、このくらいの振れならば手さえ離さなければ、
    ハンドルのブレは影響無いくらいに抑えられるし、
    サスでも逃がしていたし」
FZR:「わたくしの方も70km/h以内ならば、ステムをギ
    リまで緩くしておけば大丈夫でした」
狸穴:「でもそれじゃ困る時もあるもんねぇ……ということで
    交換することになったのだ」
FZR:「ついでに色も白いホイールですわ!」
狸穴:「良かったねぇ〜」(ただの色違いなのだが……嬉しい
    か)
FZR:「はい。今まで前後ホイールの色が違うのが気になって
    おりました。なんだか『継ぎ接ぎ』な感じがして貧乏
    臭く、カッコ悪かったです。白ホイールだと純正と同
    じ色合せです」
狸穴:「……確かに。横から見るとオートバイのホイール影響
    面積は大きいので、色が前後で揃っていないと大切に
    されておらず、DQNな扱いを受けているオートバイ
    ってイメージがあるもんね」
FZR:「はい。お影でマスターは20代のドライバーさんとか
    からは、たびたび悪ガキ? と思われていたようです
    が……」
狸穴:「そうなのだ。ヘルメット被っていると、普段はマスク
    もしているし年齢は判らんもんね。ノタノタ走ってい
    ると幅寄せされたり。でも、たまにはXJR400と
    かCB400SSとかの高校生や大学生が『お……小
    僧、古い汚いバイクで憑いて来るな……』と、遊んで
    くれたのだ。若く見て貰えてちょっと幸せだった」
FZR:「でももう駄目ですよ。わたくしはそうは見えなくなり
    ました」
狸穴:「わはは、FZRも見た目を気にするのか」
FZR:「当然ですわ。マスターは良くても、わたくしがスイス
    のネスレ総本社から『カッコワルイゾナントカシロ』
    と、お目玉をくらいますわ」
狸穴:「そか、俺は見た目よりもホイールの振れの方が気にな
    っていたが、FZRは色の方が気になっていたのだな」
FZR:「はい、わたくしは見た目が一番気になります。振れの
    方は多少ご不便をおかけ致しますがマスターがそれな
    りに合せて乗れば済みました」

 ゲンキンなオートバイである。
 うちに来た当初の淑やかさはどこに逝ったのだ……
 振れは震動となり、タイヤやフォークやステムベアリングにも多少影響しており、タイヤはちょっと妙な減り方をしていた。
 交換して気がついたのだが、コーナリングラインも当然のことながら違っていたのだ。
 今まではホイールに掛かる重量変化による癖の出方を合わせるために、減速進入時と加速脱出時では、微妙にラインを切替えて変更して走っていたのだ。
 何も考えないでコレをやっていた。
 ホイール交換後はステップの踏み換えやラインの切替えの必要は無し。
 SRXモノサスのホイールを履いていた時期の、On the rail感覚で楽でやんす。
 ホイールの振れはフォークの動きにも若干ながら影響していたようです。
 潤滑能力が異状に高い(過ぎる)実験#4のABSOが入っていたから、ホイールが振れていても乗り方でなんとか騙せたのかも。
 デフォルトのオイルだったら、フォークのメタルやインナー・アウターの両チューブはすでにお釈迦になっていたかな……。
 今までに様々な状態のオートバイに乗り続けて来ているので、大抵の場合はナントカ合せて乗ってしまうのだ……コレじゃダメですね〜
 運良く諸事情により、うちのFZRに近い動きをする脚回りを設定中のR1に3時間ほど乗る機会があったので、FZRの方も気になる所が一気に出て来たのだ。
 出力もフレーム強度も基本設計も何もかも違う2台だが、深部に流れる同じメーカーの血は似ておりました。わはは、面白いです。(初めの30分は1000cc”開放”の出力にビックリしておりました……凄いぞ)
 R1は速さだけじゃなくて乗った時の『R1感』も持ってるようです。
 ライダーの意向は受け入れますが、不慣れなライダーには術をかけて扱い方をそれとなく教えてくれるようなところがアリます。
 このメーカーのオートバイは、様々な種類がある竹のような性格を持っていて、作り手の意思と時代が反映されそれだけしっかり造られているのだ。(こんなに誉めてイイのだろか……誰ですか、妄想竹なんていってるのは)
 たまには新しい部品で造られたオートバイに乗って感覚を戻さないと。
 あっしも勉強になりました。

 その他、減っている前後のブレーキパッドも交換。
 リアのカ〜ニは前回と同じくカーボンロレーヌ社のS2パッド。
 換えてみて気がついたが、前回ちょっと取り付けの際にキャリパーとホイールの位置関係を見直したことにより、パッドの寿命が平均3000kmだった所が7000kmに延びていた。
(勿体無い使い方だが、キャリパーピストンとシールをCPOで揉んだのだ)
 鳴きも初期のうちだけで当たりがついてからは、ほとんど無し。(でも、また鳴き始めた)
 さらに、新しくリアブレーキサポートも変更。
 今まで使っていた7N01−T5と言う最良のアルミで造ったサポートから、7075−T6/白アルマイト処理のサポートに変更です。
 マウント・カラーも6061材に変更。


 使い込んだカ〜ニの古さが目立ってしまった……。
 フロントのキャスト4Pには今回、市川仁さんが監修・テストして造られたRK社のMA−Xと言うパッドを装着。
 今までRK社とはチェーンで古い付きあいだったが、パッドはヤマハのディスクとはあまり相性が良かった印象はなかったのだ。
 でも、今回のMA−X(シンタード)は非常にコントロール性が良く効きも良いです。(ホンダやスズキやカワサキや、サンスターのディスクにも合っているそーです)
 非常にマナーの良いパッドです。
 初期からフル制動までのコントロールがし易いのでした。
 さすが市川さん。ありがとう〜。

 たくさんのライダーの命がコレで護られます。
 公道では効き過ぎるパッドは危ないのだ。
 前後キャリパーともピストンをCPOで洗浄して、もみ出してフレンドを塗って終了〜
 タイヤのエア圧もFZRの要求圧に調整。
 緩めてあったステムベアリングも普通に戻しました。
 
 走ってみる。

狸穴:「前が振れてないってのは楽だねぇ……考えなくても
    楽に動ける。先程までとは違〜う」
FZR:「横のショウウインドウに写っている、わたくしの姿
    をご覧くださいマスター。前後とも白いホイールは
    アメリカ〜ナなわたくしに似合っておりますわ。
    ……マスターのクマJKも」
狸穴:「よかったねぇ。でも白は汚れも目立つし、カスが多
    いパッドは付けられないのだ……」
FZR:「はい、ありがとうございます。右フロントディスク
    の反対側に着けて頂いた左ディスク取付用の穴を隠
    すために、き〜様に造って頂いたアルミ削り出しの
    ハブキャップも、わたくしのピボット・キャップと
    符合してステキです」(写真参照)
狸穴:「相変わらず良いお仕事だ。カッコイイ」
FZR:「皆様にお見せしたいですわ!」
狸穴:「そか。多分、ベタッとしてしまう白いホイールには
    似合うだろうな〜と思っていたのだ」
FZR:「とても嬉しいです」
狸穴:「良かったね。ハブキャップが一番嬉しいんじゃない
    の?」
FZR:「そうかも。わたくしはマスター同様単純な性格のア
    メリカ〜ナですから」

 都内から第三京浜の保土ヶ谷Pを往復して、いつもの入路もためしてアジトに戻って来ると、今まで起きていた肩甲骨下部の痛みがありませんでした。


 ……やっぱ無理していたのだ。
 そういえば、乗り方もちょっと悪くなってたねぇ……自然とハンドルバーを押さえ、その分ニーグリップが甘くなっていた。

 皆様もたまにホイール自体やベアリング、ディスクローター、キャリパー取付状態をご確認あれ。
 乗っている間に狂う事もあります。
 タイヤの空気圧だって1ヶ月もすれば多少変わるのだ。
 夏を走ったオートバイが点検を待ってますよ〜。

 次は今のエンジンを修理する間に予備エンジンに積替えか……でも気温が下がるに従い今のエンジン調子良いんだよなぁ……不思議でやんす。(単に、エンジンが減って来るとこうなるのだ)
 もう少しこのエンジンで走る……?

 保土ヶ谷Pで久しぶりにお会いした、まゆ毛のCBR250RRさんが「14万キロを越えた」というのもちょっと悔しい〜
 H社のエンジンは凄いです。
 FZRのストレスになっている消音器をナントカするかなぁ……
 燃費:25.32km/L

マミアナ+FZRx

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