Vol.417 第二エンジン 2003-09-21

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 今年の三月頃に都内で良い調子で走るGSX−R 400Rさんと遊んでいて、21000rpmまで振込んだ際に、軽量化して造ったバルブリフターの一部が何等かの理由でジャムって軽い焼き付きを起した。
 その後、すぐに一度開腹して応急的な措置はとったのだが、どうもこの時バルブ自体も強度限界だったらしく、後にガイドにまで影響が出た。
 普通はこのエンジン、17000〜18000rpmくらいまでが使用範囲なのだ。
 以降は上限を12000rpmとし、延命措置に切替えていたのでした。
(後輪で50馬力とか出していないので、このままリミッター外して回してもエンジンは基本的にはタフなので保ちますけど、気になるのだ)

FZR:「……わたくしのことですね」
狸穴:「んだ。アレは俺がいけなかったのだ」
FZR:「ヘッド以下はまだ行けそうでしたが……」
狸穴:「クランクシャフトの軸受けとか、ピストン回りに影
    響が出なかったのは幸いだったかな」
FZR:「高負荷時のリフター自体と、受け側のリフター装填
    部の真円度に歪みが出たのかも」(想定)
狸穴:「工作精度もそうだが、選択したリフターの材料とか、
    簡単なことだがwpc処理と、オイル分子構造のサ
    イズの相性も合っていなかったかもね」

 いずれにしても、それ以降16000rpmくらいまで回しても、それ以上の回転域で時々その傾向が起きたのだ。
 実験も兼ねた対策として、点火時期と吸気側と妄想回路の再設定で、中回転重視の設定に変更して、12000回転ほどでドン突きしない傾向のexupを逆利用したリミッターが働くようにしたのだ。
 おかげで負荷が掛ることも無くなり、それ以上は破壊の進行が進むこともなくなった。
 燃費も悪くても、21km/L割ることはなくなった。
 実際にはコレで走っていて不足は感じないが、せっかく許されていた高回転域が使えないのは辛い時もある。
 ETCカード実験をしている中央高速だと、12000回転では追越し時等、ギリギリな感じ。
 正直な所、中央高速を楽に走るには600cc位の排気量が欲しいところなのだ。
 先日、調整中であるFZR600xxのフロント・サスとステアリング・テストで同じ中央高速を走ったが、出力に余裕があり楽だった。
 普通には走れるが、比べる対象じゃないということは判っているのだが……やはり使用を許されている回転数の約1/3を削られているということは負担になる。
 FZR600xxで走った時の最高燃費、30.68km/Lというのもショックだったかなぁ。
 FZRで得たデータを元に、排気管の一部を拡大・縮小+新気の導入径路とキャブセッティングの変更をしたことにより、FZR600xxはスロットルをあまり開けなくても敏感に反応して、楽に加速が得れられるようになったのだ。
 さらにツキを良くするには、クランク重量とピストン+コンロッド重量を調整で、あと10%ほど軽量化すれば圧縮を落しても、公道では充分敏感なエンジンの反応が得られる。(過ぎるかな……)
 変更した排気管の一部に合わせてキャブの反応が速くなった分、環境に影響のあるモノも少なくなったかなぁ……(計測装置が無いからよく判りませんが)

 ということで、10万キロの声を聴き始めている小さいFZRのエンジンを造り直すことにしたので、以前にサンタさんから頂いた予備エンジンを調整しているのでした。
 調製が済めば換装です。
 今まで頑張った古いエンジンは、まだヘッドとミッションの軸受けベアリング以外は問題無いので、リビルドして予備とします。

FZR:「わたくしのエンジン様ですね」
狸穴:「んだ。細かい所をいえば、基本的には今のエンジンよりも仕様はFZR250R−3LN3系のデフォルトに近い。安価な仕様」
FZR:「現状よりも出力は小さくなるのですか」
狸穴:「ちょっとね。その分、スロットル開度に対する反応
    はリニアになってもいるから、乙女回路がどのモー
    ドでもチェーンやタイヤへの負担は減る……と思う」
FZR:「楽しみにしておりますわ」
狸穴:「でも実際に搭載して走ってみないと何とも言えない
    かも。妙な震動が出たりするからね、エンジン様は」
FZR:「その場合はどうするのですか」
狸穴:「直した第1エンジンに戻すか、震動の原因を探り出
    して対策する」
FZR:「不安要素は……?」
狸穴:「カムとバルブ径の微かな不足かな……でも判らない
    よ多分」
FZR:「もっとも、マスターはあまり高回転域を連続して使
    いませんものね」
狸穴:「だな。まずは500kmナラシして、その後はバル
    ブの位置が若干変わるから、再調整。その後300
    0kmでまた同じところを再調整。細かい造りのエ
    ンジンはコレを要求するのだ」
FZR:「バルブシートが馴れて来ると、カムとのクリアラン
    スが減りますものね。最近妙に表・裏共にお仕事が
    忙しいですけど、わたくしも頑張りますので、宜し
    くお願い致します」
狸穴:「へい」

 シートカット後のバルブは位置が上がるので、カムとのクリアランスを必要とするのでした。
 エンジンは大した工作精度は要求しませんが、各パーツの馴染みと言う点では機械的には追い切れない部分もたくさんあります。なのでエンジンO/H後の調整が必要となるのでした。
 もっと追い込む場合は、オイルや添加剤のEGAEGS−ltdを使います。コレで保ちと強度が上がるのだ。(油膜が薄くても安定するのでフリクション・ロスが減り、耐久力だけでなく燃費と燃費と出力もついでに上がる)
 これ以上細かいことは内緒〜。(大したことじゃないのだ)

マミアナ+FZRx

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