Vol.406 Americana@メルボルン 2003-08-05

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 皆様が眠る頃、あっしが自分の餌を造っていたら電話が掛かって来た。
 着信表示には先方の電話番号は表示されていないので、番号非通知か海外回線からだ。
 この時間だとフランスのカウル屋さんかな〜兜博士かな?

FZR:「600さんのカウル屋さんからですかね……マスタ
    ーちょっと揉めてましたもんね」
狸穴:「まぁ、向こうが契約外のテスト打ち分の100個を
    こちらに送り着けるというので揉めているだけだか
    らね、契約していない以上、受取る必要はないのだ」
FZR:「でも先方は送りたいのですよね」
狸穴:「材料代だけでもカバーしたいのは判るが、こちらも
    それ程余裕はないのだ。それに600ならばユーロ
    市場で充分処理出来る。日本に送れば輸送料金分だ
    け損するだろう」
FZR:「週に1度調子を見るためお会いしている600さん、
    アンダーブラケットもわたくしと同じ仕様になり、
    前後のショックの設定も完成。あとはカウルと塗装
    だけですね」
狸穴:「だな……今月中になんとかしたいなぁ」
FZR:「テストで乗った感じは、どうなのですか」
狸穴:「前後ともショックの受け持ち範囲を更に拡げて反応
    速度も速くなったから、今度は小範囲な浮き砂くら
    いじゃ転ばないよ」
FZR:「わたくしと同じくらい?」
狸穴:「FZRより600はその辺の進化の度合は進んでい
    るかな……車重も出力もあるしコストも掛ってる」
FZR:「塗装工場は見付かったのですか」
狸穴:「もう話は決めてある」

 で、電話に出てみる。
 兜博士でした。
 妙な時間に掛かって来た。

Dr.兜:「大変なことになっている!」
狸穴:「へ……なんかやったんか」
Dr.兜:「アメリカ〜ナ、日本のそこにいる?」
狸穴:「ここにいるけど」
Dr.兜:「今、患者から夕食で紹介された和食のレストランに
    来ているのだが、目の前のガラス越しにアメリカー
    ナが停まった!!」
狸穴:「アメリカーナはメルボルンにもいるんだ」
Dr.兜:「EXUP、Americanaって書いてある」
狸穴:「んじゃ、本物だ。いたんだねぇ……」

 寒い冬の時期でもアメリカーナのオーナーは乗っているのだ。
 オーストラリアにいると言うことは、中古で日本から行ったのかな……。
 彼の地は日本と違い気候も大陸的で乾燥しているから、鉄フレームのアメリカーナにとっては長生き出来るだろうなぁ。
 渋滞もないので、消耗率は少なく良い状態を保てそうだ。
 オーストラリアには日本の古いセリカや、30系のフェアレディーZとか、英国のロータス・ヨーロッパとか湿気も少なく、オリジナルの状態で現役稼働しているのでした。

FZR:「わたくしのお仲間がいるのですね」
狸穴:「どうもそうらしいよ」
FZR:「お会いしてみたいですわ」
狸穴:「でも、陸路が続いている訳じゃないからなぁ」
FZR:「かつて日本にいた1台でしょうか」
狸穴:「そうかもね。どんなオーナーなのだろうか……」

 日本じゃアメリカーナを知っている人には「懐かしい〜」と言われてしまうのだ。
 アメリカーナが他に確認されているのは、あっしの知る限りでは千葉県に2台、都内に4台、パリ郊外に1台、ロンドンに2台。アメリカにはいるのだろうか?
 未確認だがローマ市内とフィレンツェ郊外と香港にもいるらしい。
 不思議な感じです。
 皆どうしているのだろうか。
 企業ロゴと、今はもうない商品名の入った限定車で古いから外装関係は苦労することだろう。
 30年もしたら、オリジナルな状態であれば希少価値が出るかな……。

FZR:「わたくしはすでに完全なオリジナルではないので難
    しいですわ」
狸穴:「だね〜」

 しばらく経ってまた兜博士から電話が掛かって来た。

Dr.兜:「さっきのアメリカーナのオーナと話をした」
狸穴:「んで?」
Dr.兜:「パトリックさんと言うオーナー。後日写真撮影して
    も良いって。オーナーと住所も交換」
狸穴:「んじゃ絵が見れるのか、楽しみだねぇ。ココのペー
    ジも連絡してよ」
Dr.兜:「撮影したらFZRのwebに使ってもイイそうだ」
狸穴::どんな機体かな〜。お手数掛けます」
Dr.兜:「リアブレーキの径を大きくしてあって、ブレーキ回
    りは改装されているらしい」
狸穴:「へぇ……ウチのと逆だ」

 アメリカーナは世界中でまだまだ活躍しているようでした。

FZR:「ますたー、日本は消費サイクルが速過ぎるのです。日本にいるとわたくしは自分が古いオートバイだと思い込まされてしまいますが、わたくしはまだ当分現役で走れそうですね」
狸穴:「だねぇ……このページも少しだけ英語化を進めてみるか」
FZR:「わたくしは英語でもなんでも大丈夫ですわ」
狸穴:「そか。んじゃ、いつかやってみよう」

 このページの文体の構成上、主語が無かったりで英語化するのは大変なのでした。
 ツッコミどころも満載のままだし……。

FZR:「でも、『コレでイイのだ』してしまうのですよね」
狸穴:「んだ」

兜博士 マミアナ+FZRx

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