| ウチのFZRも、他のFZRも大抵のオートバイには、サスペンションが前後輪にそれぞれついている。
小さなオートバイ以外はサスペンションに大体なんらかかの調整機構がついている。
せっかくついているので、それを使わない手はないのだ。
メーカーデフォルトのオートバイの設定は、大抵の場合バネは体重も65kgくらいの男の人に合わせて設定されていたりします。
このままで走ってみると、街乗りではちょっと硬くて高速道路や峠と言われる所でちょっと元気に走っていると丁度合う感じ……。
体重の軽い人で街乗りの多い人の場合は堅過ぎるのでした。(機種、使用状況によるのでそう言う傾向がある、と言うこと〜)
で、大抵のオートバイのサスにはなんらかかの調整機構が着いていたりするし、もう少し気になりだして社外のショックユニットに交換している方もいます。
使い方が各々違うので、同じ車体構成でも調整結果は少しづつ違うのでした。
公道で街乗り・ツーリングに使うは近いセッティング。
峠道を速く走るはまた別のセッティング。
サーキットで走る、は全く別のセッティング。(近いけどちょっとだけ狙いが違うだけです)
使用状況により、選択するタイヤも変わるので結果は変わるのでした。
公道市販車のデフォルトの設定は、高速なサーキットを除いたその全部に合わせ、かつその車種の味付けによるセッティングがされていたりするのでした。
だから間違っている訳じゃないのだ。
でも、「人間が乗る」「タイヤが変わる」と言う要素が加わることで、変わることも必要なのでした。
大抵の場合は間違っていなければ、大きくは違いません。
FZR:「なんだか難しそうですね」
狸穴:「ちょっとね」
FZR:「マスターは、わたくしをどのように合わせているの
ですか」
狸穴:「FZRは街乗りがそのほとんどだし、乗るのも俺だけ
と限定し切れるから結構ゆっくりなセッティングだよ。
ご注文どおりにFZRらしいという範囲内で」
FZR:「車体にも負担が掛からないように?」
狸穴:「んだ。俺のわがままで前後のタイヤをラジアルの大き
なサイズのモノに換えていたりするから、車体とタイ
ヤの間にいる前後の脚回りには、素早く正確な動きは
要求したが高いG下で耐えられるような動きは要求し
ていない」
FZR:「全部を満足させることは出来ないのですか」
狸穴:「電子制御とかプログラム量とか姿勢制御とか、まだそ
こまで進化していないから無理だよ」
FZR:「ですね。サーキットとかへ行くには、わたくしのエン
ジン様も仕様が違いますしね」
狸穴:「決まったコース上を決まった目的で走るサーキットだ
けは、他と扱いが違うかな」
FZR:「乗り手にも、サーキットと公道をはっきりと切り分け
るスイッチの増設・強化が必要なのですよね」
狸穴:「んだ。でも大方のライダーは最上級のレーサーじゃな
いので、そんなスイッチはついていないから公道のセ
ッティングをサーキットのセッティングに残すことが
多いかな……最近の一部新車の車体は、その違いを乗
り越え始めているかも知れない気もするし」
FZR:「そうですね……わたくしの造られた時期と今の新車な
方達とはちょっと様相が変って来ている気もしますわ」
狸穴:「メーカも色々大変なのだ」
FZR:「オートバイも一台で全部こなせませんので大変ですわ」
狸穴:「となれば、ライダーと言う部品の汎用性を要求……?
こりゃ、エライ事態だな」
FZR:「ですわ」
脚回りの再設定は難しいのでした。
大きな力を持つオートバイでは、特にその仕上がりが大変な結果となります。
なので、初めて脚回りのセッティングを変更される方は、なるべく軽めの出力も抑えられた公道用の簡素な50cc位から始められると良いかも。
車体が軽く出力が押さえられていると言う制約があるので、そのサスのセッティングはある意味一番難しい結果をいきなり要求して来るのでした。
達成するまでに何度もショックユニットを造るなんてこともあったりします(希にですが)。
お金はとても掛かります。
コレをやっていると、自分の走り方も同時に見させられますし、走行技術のレベルも認識させられます。
オートバイと一緒に成長するのでした。
奥はイヤと言うほど広くて深いです。
でも、ある程度やっていると、自分の要求する方向とそのための合せる範囲の芯が見えて来ます。
この芯を見付けられれば、自分が自分専用のメカニックになれるのでした。
想像力もデータ処理能力も、それらを解析するために必要な知識も部品を造る技術も要求されます。(オートバイはもっとたくさん要求します……)
お仕事と同じですね〜
どんなお仕事でも、本業の慣れた仕事は良いも悪いもよ〜く見えるのでした。
あっしの撮影と言うお仕事も同じですし、多くの方が本気で頑張る営業(セールス等)と言うお仕事も同じです。
他人に聴かせる唄を歌う人も、毎回正確に電車を運転する方も、サスペンションのオイルを造る方も、パソコンの部品を考える方も大変なのでした。
脳が擦り切れるくらい考えたり……
一朝一夕には簡単に見えて来る“芯”じゃないのでした。
芯を見るためには、その先をちょっとだけ多く知っていそうなメカニックさんや怖そうなオートバイ屋のオヤジや、自分のオートバイやタイヤとかブレーキと良く相談するのでした。
芯を見るのは自分なのだ。
難しいですね!
マミアナ+FZRx
(なんだか訳の判らん禅問答みたいな文章に今回もなってしまいますた。もっとも13億7千万年生きて、遂には自分のオートバイと話す痴レ者とそのオートバイが書く文章なのでご勘弁を〜)
|