Vol.391 天災 2003-05-31

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 日本だとどうしたって夏が近づけば颱風がやって来るのである。
 颱風になれば降水量も多くなり風も強い。
 オートバイにとっては積雪の次に厄介な情況なのでした。

FZR:「マスター、颱風が接近しているそうです」
狸穴:「らしいね。颱風がいなくなるまではFZRはお休み
    だ」
FZR:「はい。わたくしはカバーを被ってPの屋根の下に入
    ってジッとしておりますわ」

 雨脚が強まればまた道路が川になるかも知れないし、通過中の橋に漂流中の大型貨客船が当たってが崩壊するかも知れない……こう言う時はジッとしていた方が良いのだ。
 ひとたび外に出ていれば、災害に巻き込まれたり事故に巻き込まれたりと大変なのでした。
 FZRは特に雨バイクなのでした。(あっしも雨ヒューマノイドですが……)

FZR:「そう言えばマスター、最近地震も多いですね」
狸穴:「だねぇ……どうやらアジトの直下にも最近活動して
    いる地震の巣があるみたいだし、先日は東北地方で
    少し大きめの震度6の地震があった」
FZR:「わたくしのPは大丈夫でしょうか」
狸穴:「一応はコンクリートで固めてあるから震度6くらい
    までなら大丈夫だろう」
FZR:「でも震度4以上を受けては、わたくしも立っていら
    れませんわ」
狸穴:「んじゃ、地震が起きる時は後輪をPの支柱に縫いと
    めておこう」
FZR:「お願いいたします。他の方達はどうなんでしょう」
狸穴:「FZR600xxは災害に対しては全然問題ない所
    にいるし、《弐號》がいる所も大津波以外は大丈夫
    だ」
FZR:「秋水様達は?」
狸穴:「秋水と銀河の所は、地震の時に重量のあるコンクリ
    ート壁の倒壊が気になるね……多分大丈夫だと思う
    けど」
FZR:「ちょっと心配ですね」
狸穴:「だねぇ。でもなにあかあったら中尉がすぐに確認に
    行くだろう」

 心配性のFZRは何かと大変なのでした。
 昔、干渉装置の付いていないモンキー(まだ持ってます)に乗っていた時、空が一瞬で曇り突然の豪雨。
 雨宿りのため大きなヒマラヤ杉の下に入って待っていると、3本隣の樹に落雷。
 ビックリしたのかモンキーのエンジンは停止。
 後で気がついたのですがあっしの着ていた装備にも数ヶ所、雷で焦げた穴が……。
 電気抜けたんですね……。
 そう言えば、その時身体が少し浮いたような感じになったっけ。
 面白い感じでした。

FZR:「マスター、死んでない方が不思議ですが」
狸穴:「なんで? 全然平気だったが」
FZR:「至近距離だと普通は巻き込まれて丸焦げになったり
    するそうですよ」
狸穴:「ふ〜ん。ヒューマノイドだから」
FZR:「マスターの代わりに、モンキーさんが少し落雷を処理
    したのでエンジンが一時停止したのかも」
狸穴:「そうかもね。FZRだったら電磁波食らって妄想回路
    もふっ飛んでたかも。モンキーはその後大学生を乗せ
    て崖下に転落したり、満身創痍だったなぁ」
FZR:「……可哀想に」
狸穴:「んじゃ、そろそろモンキーもレストアするか」(10
    年以上エンジン掛けてない……)
FZR:「パーツ、もう無いんじゃないですか。わたくしよりも
    遥かに長い年月が経ってますが」
狸穴:「それがあるんだな。必要部品は新品でストックしてる
    のだ。大型バケツ1杯とちょっとくらい」
FZR:「マスター、昔はお金あったのですか」
狸穴:「バブルの時はちょっとだけね。その時にどうやら最後
    らしい……と言う事でパーツを買い漁っておいたのだ」
FZR:「GXさんやKM90さんのオーナーの風間氏や、今だ
    にモトラやフォーゲルを所有している中尉殿と同じで
    すね……」
狸穴:「う〜……同じかも」
FZR:「でも、モンキー様の置き場がないですわ」
狸穴:「だな……直してもFZRと同じPには置いておけな
    いし」
FZR:「小さいのですぐに持って行かれてしまいますわ」
狸穴:「困った」

 天災は忘れた頃にやって来るのだ。
 このモンキーのお影で、エンジンの機構や二輪車の走行理論を勉強出来たのでした。
 きっとコンタクト・ポイントは錆びてるだろうなぁ……。フライホイール抜けるかなぁ。

マミアナ+FZRx

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