| 最近は少し不調気味だった処に高負荷をかけてエンジンを壊し掛けた。
それでも応急的な処置だけで、FZRはお仕事も抱えているので頑張っているのでした。
FZR:「マスター、なんだか忙しいですね」
狸穴:「……だな。でも全然、俺的にはお仕事じゃない。撮
影回数減ってるなぁ」
FZR:「わたくしのお仕事ばかりで済みません」
狸穴:「で大丈夫なのか、エンジンは」
FZR:「高負荷さえ掛けなければ先日からの腰上の応急処置
で保ってます」
狸穴:「FZRはタフだねぇ……」
FZR:「伊達にFZRを名乗っている訳ではございませんわ」
しかし燃費はちょっと悪くなっていたりしているのでした。(ここ4回の給油平均:18.4km/L)
で、キャブの中の減ったパーツをそれぞれ交換して、ついでにゴチャゴチャと追加実験&出力制限をして、低中回転域の空燃費を希薄化。
結果、少し水温の上昇を確認。
狸穴:「水温が上がり易くなったような傾向があるが……」
FZR:「ガスが薄くなっておりますのでやむを得ないかと。
でも先日より発進動作が楽になって燃費も上がって
ますわ」
狸穴:「んじゃ新しいキャブのセッティングはアタリだった
かな」
FZR:「点火時期がまだ本決まりじゃないですが、たぶんア
タリだったかと思います」
狸穴:「そのかわり、ノッキングの可能性があったので乙女
回路を夏用に換えて、燃料もハイオクになってしま
ったが」
FZR:「丁度吸気ポート回りや燃焼室に堆積した汚れも、ハ
イオクガソリンに含まれる清浄剤で少しはキレイに
なり始めておりますので、もう少しハイオクを続け
て頂きたいです」
狸穴:「んじゃ、そうするか」
と言う事で、最新の燃費結果は24.72km/Lを計測。
怪我の巧妙と言うか、意外な結果でした。
24km/Lを越える燃費の場合、走行距離に対しての金額はレギュラーよりも高くないのだ。
普段から渋滞する都内の発進停止の激しいコースを走るFZRにとって、この新しい組み合わせと燃費は発進時のギクシャクした感じがなくなり、燃費も上がると言う妙な結果が出たのでした。
……まるで、芯が燃え尽きる時の蝋燭の炎のよう?
FZR的には普通に走っております。
一体何が起きたのだろうか???
FZR:「きっと、毎日働くわたくしを見ていたオートバイの
神様が『奇蹟』を与えて下さったのですわ」
狸穴:「そか。FZRの神様は高性能でえらく愉快だな」
FZR:「はい」
現在使用しているガソリンはshellの新ハイオク・ガソリン。ピューラと言う名称らしい。
清浄剤の効果が強く、EGS−ltdの成分まで清浄してしまうのではないかと思ったりもしたのだが、そのあたりは大丈夫でした。
こおしてたまに洗浄剤の効果を期待してハイオクを入れていたりしたのだが、以前某社の新ハイオクを入れた際にFZRが激しく不調になった経緯もあり、ここ半年くらいずっとレギュラーガソリンばかりを使っていたのでした。
もっとも、FZRのエンジンを造った際に、設定をレギュラーガスに合わせていたのでハイオクを使う必要は無かったのだが、今回の吸気側の設定変更によっては条件によってはノッキングを起す可能性もあると考えて、ハイオクを入れたのでした。
もっとも、燃費が急激に良くなったのはハイオクのせいばかりでは無いことは充分承知しておりますが。
なにはともあれ、FZRの時間は差し迫っている訳じゃない感じだし、応急処置で出来た時間を利用して、このあたりで新たにヘッドを仕立て直して色々やる予定。
中古で状況の良いヘッドを1機発掘せねば……状態の良いカムがついて来ると良いなぁ。
まぁ、今回の24.72km/Lと言う燃費は完調ではないエンジンに負荷を掛けたくないのと、吸気系の見直しによるものと思いますが。
FZR用の神様はいるのかも、と言うコトにしておくのだ。
狸穴:「良かったねぇ〜神様がいて」
FZR:「助かりましたわ。ますたー、何時か神様のお住居に
お礼に伺いたいので連れて行って下さい」
狸穴:「へいへい」
と、仕事の打合せを済ましてそろそろアジトに戻ろうかと思ったら、腹が減っていた事を思い出した。
あっしの神様は空腹を瞬時に満たしてはくれないようです。
で、路上より適当な飲食店を検索……。
初台交差点にて牛丼屋を発見。
寒い冬には時々お世話になったお店です。
FZRを舗道に停めてスタスタ店の方に歩いて行くと、…………タローさん、との女性の声がどこかから直入。
まだ梅雨も始まっていないのに……もう出たのかな?
このあたりにいる知り合いはアス○ーの男性2名と、昔〜付き合っていた女性くらいだが……今はこの辺には住んでいないはずだし、さて?
と、360°3Dスキャンしてみると……女王様を一名発見。
女王:「あ、やっぱり狸穴さんだ、アメリカ〜ナだったから
多分そうかと思った。ここで何してるの」
狸穴:「ありゃ、これは女王様。これからメシ」
女王:「……●牛?」
狸穴:「んだ。金星系ヒューマノイドの実情は、このテのモ
ノしか食べておりませんのだ」
女王:「……」
視線が痛いです。
狸穴:「んで、女王は何故ココにいるの?」
女王:「私の会社、すぐソコ」
狸穴:「……て、エニ■ッス?」
女王:「その近所」
狸穴:「こんな場所で会うとは、思いも因らなんだ。びっく
り」
女王:「私も帰ろうかと思っていたら、いきなりアメリカ〜
ナが現れてびっくりした。おまけにそのクマのジャ
ケット」
FZRはアメリカ〜ナなので結構目立っていたようです。(クマも)
どこで誰が見ているか判らないから気をつけねば……。
本来は、あっしとFZRは常に隠密行動なので目立ってはいけないのでした。
この女王様、普段は大きなZRX500強化マシンを駆っているのだが、最近ミニバイクに目覚めたらしくレースにも出場しているとか。
現役のレーサにはもう敵いません。
頑張っているらしいです。
相変わらずおキレイで、羨ましいです。
適当に近況をお話ししてお見送り。ご帰宅されました。
店内で食事をしていると今度は、対面のカウンターから視線を感じる。
視線を交差すると、※恵比寿のカフェの娘一派のイナズマ君。
稲妻:「ちわっ。やっぱ狸穴さんだ。剃髪したんすね、判ら
なかった」
狸穴:「なんでココにいるの?」
稲妻:「ウチ、ここの近所なんす」
狸穴:「三鷹じゃなかったっけ」
稲妻:「こっちは実家ッスよ」
狸穴:「ふ〜ん」
稲妻:「そのクマで判りました」
狸穴:「クマねぇ……」
このクマの漫画の書いてあるジャケット、一時流行ったけど今はあまり着ている人いないもんな……。この塵埃にまみれたクマの顔のおかげで、混み合う茶店でもお婆さんにナンパされたり色々優しくしてもらっているのかも。
稲妻:「FZR、乗ってますか」
狸穴:「今日も乗って来た、山手を挟んで向こう側に停まっ
ている。Inazumaは」
稲妻:「乗ってますよ〜。大型のInazumaに乗り換え
ましたけど」
狸穴:「皆は元気?」
稲妻:「元気です。たまには顔出してやってください。最近
来ないって店長が心配してましたよ」
狸穴:「……半年ほど行ってないもんね。仕事が減ったので
あまり行ってないのだ」
稲妻:「『どこかで死んでいるかも』とか言ってました」
狸穴:「わはは、ソレもイイかも。そのうちまた行くからよ
ろしく伝えてくれ」
稲妻:「へい」
狸穴:「んじゃ」
初台近辺でこうも知り合いに会うとは思いもよりませんでした。
FZR:「めずらしい方お二人にお会い致しましたね」
狸穴:「ビックリしたよ」
世の中どこで見られているか判らないのである。気をつけねば……。
女王様 稲妻君 マミアナ+FZRx
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