| FZR:「マスター、火星ってなんですか」
狸穴:「表題の火星か」
FZR:「はい」
狸穴:「昔〜ご近所だった赤坂の火星人とのハーフが、『火
星が地球に接近するから見てくれ』と電話があった
のだ」
FZR:「ふ〜ん」
最接近するのは8月27日の午後7時頃らしい。
今でもかなり近づいて来ているらしく、今月から10月くらいまで良く見えるそうだ。
FZR:「でもマスターは火星にはなんの関係も無いですよね。
そのお方はなんでマスターに電話を……」
狸穴:「そうなのだ。でも火星人気質って奴で、どうしても
皆に見て貰いたいらしいよ」
FZR:「火星人さんも大変なんですね」
狸穴:「まぁ、奴も普段は自宅ではタコみたいな姿だし、少
しでも地球人や金星人の皆に仲良くしていただこう
〜と言う事らしい」
FZR:「大変なのですね」
狸穴:「奴も大変なのだ」
大抵の場合地球と火星は近づいたり離れたりする周期は約79年ごとなのだが、今回並みに火星が地球に最大接近したのは確か、BC57537年でその頃はまだ地球の人類は今の形態と少し違い、今でも少数は残っているが当時はネアンデルタール型が圧倒的に多かった。
今みたいにテレビも無ければ書籍も無いので彼等は何もする事が無く、満腹していて閑な時には空ばかり見ていたから、日増しに大きくなる火星を見て恐怖したそうだ。
その騒ぎは大変なもので、その当時やって来た火星人に対して『お前達の星が近づき過ぎている! ナントカしろ〜!!』とかやっていた。
ちょっと大食いで助平な傾向のある火星人相手だからネアンデルタール評議会も尖がっていたのだ。
ご近所づきあいも大変なのである。
FZR:「火星はどのあたりにいるのですか」
狸穴:「今月は南東の方にいるはず」
FZR:「火星には車輪のついた、わたくしの同族も行ってお
ります」
狸穴:「あ、そうだっけ。ちっこい探査機がすでに行っていた
か」
FZR:「電源の故障で今は動けないでおりますが、車輪のつい
た方もいるんですよ」
狸穴:「きっと奴の親戚達は『アレ、何しに来たんだ?』
『ちょっと齧ってみるか』と大変な事になってるかも
ね〜」
FZR:「今から探査船を火星に着陸させる〜ってアナウンス
していなかったらしく、その時はちょっと交戦状態
になってしまったようですわ」
狸穴:「それで探査機が壊れたのか……」
FZR:「今、わたくしの同族が現地の不動産屋を通じて言葉
を学習中です」
狸穴:「大変だな。でも火星人は義理人情に篤く土地の権利
意識も低いから、200年もすれば庭付き一戸建ガ
レージくらいは貸してくれるだろう」
火星が近づいている内はその重力に引かれてFZRも少し軽くなり、夜間の燃費が少し良くなるかな……。(んな訳ゃ無い)
地球でもR6号上金町陸橋あたりを走行中、後方よりFZRにある機体が接近。
FZR:「マスター、わたくしの知っている機体が接近してい
る事を確認致しました」
狸穴:「ありゃ……カウルが無くてライトが2灯だ」
FZR:「マスターもご存じの方ですわ」
狸穴:「なる程……今日あたりなんだか会うような気がして
いたんだ」
ある方のザンザス号でした。
追越しざま左の挙手にて挨拶されておりました。
残念ながらFZRには現在ホーンが搭載されておりません……行ってしまいました。
またね〜。
マミアナ+FZRx
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