| 最近はどのオートバイも出力的には充分すぎるほど高出力で、デフォルトの状況でも手に余るくらいオートバイには力があります。
で、脚回りや操作系を気にする方が少しづつですが増えて来ているのでした。
脚回りと言っても、オートバイは前後に別構造の緩衝装置を配しております。
その範囲はフレーム構造(能力)とエンジン出力や車体重量(各部も)や使用状況(二人乗りとか)を分母に考えないといけないのでした。
でもそ〜んなに一度にたくさんの事を考えていると何を考えて言いのか処理出来なくなるので、とりあえずはフロント・フォークの事だけ。
あっしもFZRも頭はそれほど良くないのでした。
FZR:「マスターはともかく、わたくしはそれほどおバカで
はございませんわ」
狸穴:「ありゃ、失礼した」
FZR:「で、フォークの事とはどのような事でしょうか」
狸穴:「FZRが今使っているフォークは正立式のオーソド
ックスな物」
FZR:「はい」
狸穴:「その他、正立式でもダンパー調整が出来る物とか、内
装バネのイニシャルが調整出来るモノとか、後付けの
内装バルブとか倒立式のフォークとか、色々ある」
FZR:「他にはカブさんやメイトさんの形式とか、GTS10
00さんのアーム式とか、xaxsisさんのmon
o式(フォルセラ?)とか……」
狸穴:「色々あるね」
FZR:「たくさんありますわ〜」
狸穴:「でも、どのフォークも使っている内に減ったりする
のだ」
FZR:「そればかりは機械である以上、致し方ございません」
狸穴:「減るとガタが出る」
FZR:「はい」
狸穴:「ガタが出ると動きが悪くなったり、他の部分と共振
して作動が安定しなくなったり、酷いとオイルシー
ルを傷めてオイル漏れやエア漏れが起きたりと……」
FZR:「……困ります」
狸穴:「そうなると、各オーナーは出費に苦しむ」
FZR:「申し訳ございません」
狸穴:「FZRのはまだ大丈夫だよ。ちゃんとO/Hは済ん
でいるし、その後もフォークを減らすようなオイル
は使っていない」
FZR:「ですわ!」
狸穴:「でも、どんなに良いオイルを使っていても、フォー
ク自体が逝ってしまっている場合は、残念ながらあ
まり良い結果を安定して得られないのだ」
FZR:「そうですね……機械だから寝ていれば治るという訳
にも行きませんし……マスター、私たちにも自己修
復が出来るナノマシンは使えないのでしょうか」
狸穴:「まだちょっと先になるかなぁ……」
FZR:「残念ですわ」
狸穴:「でも新しい部品に交換する事が出来るし、普段はメ
ンテナンスも出来るだろ」
FZR:「はい、そうでした。一安心です」
狸穴:「で、オートバイのフロントフォークってのは、走行
時には色々な力を緩衝&干渉させて、曲ったり止っ
たり加速したりしている訳だ」
FZR:「先日も、渋滞の先頭でコールを斬っておられた1台
の珍仕様のGS400さんのエンジンが、過回転に
よりブロウして転倒なされた際に路上にオイルを撒
かれたので、わたくしは回避するため急減速しなが
ら一旦右車線に出てから珍号を追い越して、所定の
車線に戻ったりしました」
狸穴:「その際に少しだけオイルを踏んだけど、フォークが
ちゃんと動いてくれて助かっただろう」
FZR:「そうでした。反応の安定しないフォークでは転んで
ました。危なかったです」
狸穴:「オートバイは自動車と違うから、路面の状況に依存
する率が高いもんな」
FZR:「前後に2個しか接地点がないですから、路面とのア
クセスは大切です」
この路面とのアクセスを安定させているのがサスペンションなのでした。
フォークの設定と言っても、色々あります。
一頃前には、速いコーナーリング速度時のGに対応するためには固くする、そうすれば路面からの凹凸や、タイヤのスライド状況(オートバイは基本的に両輪の各スライド量で曲る量が決まるようです)のデータが早期にダイレクトに伝わる。反応が速くなればタイヤの接地点にトラクションを早く伝えられるので安定させられる等、言われておりましたが路面の状況初荷に安定しておりません。
トラクションをコントロールすると言っても、路面の上に落ちている小石や砂や段差やオイルを、一つ一つスロットル開度で合わせて走る訳にも行きません。
操縦するには人間なので、残念ながらそこまで処理速度の速い方は多くはいないのでした。(無理です〜)
減速時にもフォークが沈み過ぎて挙動を制御するために、過度に効き過ぎるノーズダイブ制御機構が付いていたりしたこともありましたが、最近はあまり見掛けません。
イニシャル掛け過ぎて、前後のサスとも停止時に1Gの状態で全く沈まないのでは、サスの能力の半分しか使っていないのだ。(延び側)(バネの選択ミス)
これらは実のところ、直進時だけならばそれなりの効果はあったのですが、オートバイのコーナリング時は逆に安定し難い状況を造ってしまったりしていたのでした。
タイヤが進化して、曲りながら減速行動に移行するなんて事が結構出来るようになってしまったのでした。(基本的には減速はコーナーに入る前の直進時の内に充分+で済ませておく!! ですけど)
サスペンションは動いてなんぼ。(フレームがしっかりしてる上での事)
動かないサスは辛いです。
かといって、やたらと柔らかくダンパーも抜けているフワフワしているサスも困るけど。
タイヤの性能は常に物凄い速度で進化し続けております。(サイズが大きくなるという弊害もありますが……)
エンジンも充分な位に最高出力が確保されております。
高強度な軽量フレームや、前後の重量バランス(エンジンの搭載位置やスイングアームの長さとか色々ありますけど……割愛)も高度化してます。
こうなるとちゃ〜んと仕事をしてくれる脚回りが必要になって来るのでした。
(ホントはもっとたくさんの要素が絡んでオートバイは曲がったりしているのですが、10000行を越えてしまうので、この辺で勘弁してください)
買ったばかりのオートバイはデフォルトという状況にあります。
この基準となるデフォルト状態は、大体の人が一応この状態で乗って上手く行くだろう……という予測されている状態です。
オートバイは自動車と比べて接地点も半分ですし、重量も軽いです。
ライダーの個人的体重や、乗車人数が1名か2名かでも状況は変わってしまう乗物なのでした。
走るスキルも乗り手によっては違います。
制限速度も国によって違います。
停止時の重力は自転速度の遅い丸い地球上では……大きく変わり無いかな。
いろんな人に合せるためにオートバイは壊れたりして苦労しているのでした。
もちろんスキルの高いハイエンドなライダーになると、どんな状況にあるオートバイにも合せてしまう〜という方もおられますが、数は少ないでしょう。
この先オートマチック化が進むと、そういうライダーも絶滅危惧種です。
FZR:「大事なのは良く働くフォークなのですよね」
狸穴:「んだ。FZRのフォークもまだ改善の余地があるけど
ね」
FZR:「まだあるのですか」
狸穴:「タイヤが進化すれば、それを追いかけたり」
FZR:「大変ですね」
狸穴:「全くだ」
ツメ始めるとセッティングも大変なのでした。
でも、やってみるだけの価値もあるのだ。
FZR:「ココをご覧の方はきっと、『古いFZR250にな
んでこんな事するかねぇ……どうせなら、もっと新
しいオートバイでやってくれないかなぁ』なんて思
っているかも、ですわ」
狸穴:「そうかもね。でも新しいオートバイのフォークも、
基本的に仕事の仕組みは同じなのだ」
FZR:「なにかの役に立っていれば良いのですよね」
狸穴:「んだ。みんなに転んで貰っちゃ困るのだ」
FZR:「もちろんライダーの方が、運転のスキルやメンテナ
ンスのスキルを上げるということも大切だと思いま
すわ」
狸穴:「そか。でもメンテはオートバイ屋さんと一緒に勉強
していっても良いのだ。オートバイ屋さんだって毎
回新しい物が出て来るし、知らない事がたくさんあ
る」
FZR:「わたくしの専用メカニックであるマスターも、頑張
ってくださいね」
狸穴:「へいへい」
マミアナ+FZRx
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