| 先日新たに搭載されたアンダーブラケットの装着以降、FZRの脚回りの設定は前後共に変わりました。
パーツやオイルを変えるほどではありませんが、アンダーブラケットが正確に反応する事により、今までのコーナリングラインとは違う軌跡を描くようになったため、前後の脚回りの設定を変更する事になったのでした。
始めのうちはフロントだけフォークオイルの量を増減したり、イニシャルを変更するためにフォークスプリングの上にいる金属の筒の長さを数mmづつ削ってみたり……。
しまいにはリアショックの圧側延び側のダンパーの設定変更や、スプリングのイニシャル調整まで……。
この手の設定を変更する時には燃料タンクは満タンです。
軽量なFZRでは空のタンクと満タンでは動き方が違うのでした。
最近は満タンにするたびに、タイヤのエア圧からショックの調整……。
リアは外側からなんとか出来ますが、フロントはそのたびにキャップボルトを開けないとフォークオイルの増減やイニシャル調整が出来ません。
FZR:「マスター、また変更ですか」
狸穴:「コレで彼此10回目くらいかねぇ……」
FZR:「気にし過ぎでは」
狸穴:「かも。普通はココまで追い込まないな」
FZR:「でも気になるのですよね……」
狸穴:「まぁね、ちょっとだけ。FZRは実験車だからため
して納得しておくのだ」
FZR:「そんなに脱着しては、わたくしのキャップボルトに
切られているネジが擦り切れてしまいますわ」
狸穴:「大丈夫、ネジ山にはグリシンLGを薄〜くネジ山に
塗ってあるから、この程度じゃ減らないよ」
現在使っているR1−Z用のフロントスプリングの特性も判って来ました。
重量的には一人乗りの時のFZRには合っている。
ただ、どの状況でも合わせられるかと言うと、速度によってはちょっと守備範囲がズレるのでした。
もちろん人により、その辺りの好みは違いますので今やっている事がベストかと言えばそうではありませんが、アルミのアンダーブラケットは誤差無く正確に早く機能するので、現在のエンジン特性やタイヤの能力、フレームの特性等を考えながらある一点を衝く事により、FZRが走る状況に対して広く対応出来るセッティングを探り出しているのでした。
タイヤ以外は色々なパーツで構成された複合部品です。
それらを一度リセットして合せ直しているような感じです。
まるで新しいオートバイの開発中な感じ。
もちろん乗り手の乗り方も様々な乗り方で走ってみます。
初心者にありがちな、両腕で上半身を支えてシートに座ったまま減速したりカクカク曲ったり、速度の乗る大きなコーナではフリーステアのままステップとニーグリップでラインを変更してみたり……。
本当はただアンダーブラケットを変えただけでも充分FZRの安全マージンも上がり挙動は良くなっているのだが、より見えて来る部分が増えたので自分がどこまで合わせられるのかと言うのも気になるところだし……合せているのでした。
結果として、このアンダーブラケットにはアジャスタブルなフロントフォークのトップキャップが必要となったのでした。
闇ガレイジの祁門氏に造ってもらった、アジャスタブルなトップキャップ。
キャップを外さなくてもフォークスプリングのイニシャルを調整するだけではなく、アジャスターボルトが全部抜けるようになっており、ボルトを抜くだけでシリンジ(注射器)と細管を使えばフォーク・オイルの出し入れが出来るのでした。
とても便利です。
セッティングが一気に早まります。
サッサといろんな設定を試せるので、色々悩む必要もなくなるのだ。
おまけにボルトは1/2回転で1mmプリロードが増減出来ます。
最大で11ミリまで加圧可能〜。
精度が出ているのでエア漏れは無しです。
FZR:「良かったですね、マスター」
狸穴:「こりゃ便利だ!」
FZR:「これでデータ取れば、雨の日や高速道路を走る時に
どのくらい調整すれば良いか判りますわ」
狸穴:「毎度、悩む必要がなくなった」
FZR:「祁門様に感謝ですね」
狸穴:「だね〜、もっと早く着ければ良かったよ」
アンダーブラケットとセットで変えた方がイイな……これは。
フォークのアジャスターがこんなに便利なモノだと、改めて再確認致しました。
狸穴:「FZR、さっそく採血だ」
FZR:「あら……」
マミアナ+FZRx
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