Vol.365 勉強 2003-02-25

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 3年ほど前にデザイン・マンションを購入したデザイナーのRさんから、ご自身が使う目的としての家具について問い合わせがあった。
 ちょうど20ヶ月前くらいに一度、壁紙(クロス)メーカーの撮影でご一緒したのだ。
 壁紙屋さんのイメージ写真として、部屋の一部をスタジヲで建て込み構成して、なんとなく形になって写っていれば良し、という内容でした。(使う期間もそんなに長くは使えないデザインだったのだ)
 その撮影の小道具に用意され使われた、由緒正しい名前付きの大層な家具がメインじゃないので、インテリアはその時代のよう式として決められた細かな決まり事は全〜部無視して撮りました。
 その現場には何故だか、時代考証出来るインテリアのコーディネータは現場に付いていなかったのだ。
 多分、ご覧になった方の中に詳しい方がいれば『この家具を配するにあたり、内装のよう式に合致していない〜ケシカランぜ』等のご指摘も受けた事でしょう。

FZR:「マスターらしいですね」
狸穴:「んなモン、様式どおりに背景セットを作ったら予算
    がいくらあっても適わんぜ。主役は壁紙なのだ」
FZR:「ですね。で、なんでココは国会図書館なのですか」
狸穴:「ココにはそんな面倒な細かい事を記したデータがあ
    るのだ」
FZR:「R様のご依頼ですか」
狸穴:「棲んで3年経ったけど、インテリアが決まらないと
    言う事で、ほとんど家具を入れていないらしい」
FZR:「……マスターのアジトと同じですね」
狸穴:「……そうかも、でも違うのだ。彼は以前の撮影の時
    に予算を組んで選んで用意した家具類を撮影後、自
    分で買い取り家具屋の倉庫に保存していた。で、三
    年棲んでそろそろ彼女も出来そうだし何も無いフラ
    ットを一部屋づつ創って行く事にしたらしい」
FZR:「羨ましいお話しですね〜ますたー」
狸穴:「イイねぇ〜、うちも同じく家具は無いけど彼女も冥
    土さんもいない」
FZR:「R様は計画的なのですね、ますたーも見習った方が
    宜しいかと」
狸穴:「へいへい」

 と言う事で、テーブルや椅子や壁板のお勉強です。
 まぁ、お勉強と言ってもデータの吸い出しだけなので、実際に理解するという所までは時間がなくて出来ません。
 左肩のこおろぎ回路のデータバンクに一時的に保管するだけなのだ。
 Rさんのご自宅は現在コンクリートの壁に何も貼らずに白くペイントしているだけ。
 今回改装する部屋のサイズは14畳くらい。
 床から天井までの高さは3700ミリ。
 家具は200年ほど昔のイタリア産なので、それに合わせた壁板を貼り付けます。
 紙じゃないのだ。(凄いですね〜)
 床にはイタリア産の素焼きタイルを色目を合せて貼り込むらしい。
 裸足じゃ駄目なのだ。
 あっしとRさんとは違うのだ。
 壁を構成する板は、イタリアの職人が200年前と同じ行程で造る工房に中古材で発注済。
 イタリアで古い技術を捜してみると、今でもこうして見付かってしまうのですね〜。
 イタリア人、凄し! です。
 でも日本の大工さんはコレをちゃんと貼り付けられるのでしょうか……。

 日本の図面とイタリアの図面では、大きく図面が違います。
 工事が始まるとなんだか揉めそうです。
 で、ドン詰りになったのが家具の配置とライトの配置。
 コレ等を一緒に考えてくれと言う事らしい。
 とりあえず、床と壁が実際に出来てからじゃないとなんとも考えようが無いのですが、そのために200年くらい前のデータを仕込んでおくのでした。
 まぁ、素人がやる事ですから限界はありますけど。
 本当は、現地から大工から職人から全部招いて工事して頂くのが一番良いのでしょうが、材料だけ用意するのでいっぱいで、予算が無いので専門の人を頼めません。
 こんなことに荷担するんだったら、しばらくその当時のイタリアにでも住んでおけば良かった。

 イタリアと言えばDUCATI。
 昔、900SSデスモと言うオートバイのバルブを駆動する傘型ギアのクリアランス調整を覚えるまで苦労させられた……。
 いくら合わせてもエンジンが暖まると具合が悪くなるのだ。
 結局ヘッドがイカンのだと言う事に気がつき、即O/Hして解決。
 良い勉強をさせていただきました。
 バブルの時は何故だか、古い外国のオートバイに人気が集まったのだ。
 いろんなオーナーさんが、凄い大金を投じてレストアしておりました。
 それらのオートバイはどうなったのかなぁ?
 みんな元気でいるだろうか。
 うちにも一台、おりますけど現在はバラバラ状態でパーツになっております。

FZR:「ヨーロッパの方にはいろんなメーカーがあるのです
    ね」
狸穴:「FZRは行った事ないもんね。俺も向うにいた時に
    は全然知らないオートバイがたくさん走っていたよ」
FZR:「どんなのですか」
狸穴:「トライアンフやBSA、ノートン、アグスタ125
    とか、古い世代のBMWさんちのR26とか、os
    saなんてのも当時の新車達と一緒に街を走ってい
    た。ニンバス750って新しいのに古いオートバイ
    もいた」
FZR:「ヨーロッパの人はオートバイが好きですか」
狸穴:「好きみたいよ。日本だとオートバイは若い人の乗物
    と言う風に見られているけど、向うだと60とか7
    0才代の人も普段から趣味も兼ねて、足代わりに乗
    ってたよ」
FZR:「日本のオートバイは大きなオートバイばかりですか」
狸穴:「DT125とかスクーターとか、小さなのもたくさ
    ん走ってた」
FZR:「では日本と同じですね。ただ年齢層が高いような気
    が致します」
狸穴:「そうかもね。オートバイはある程度時間やお金に余
    裕がある人が乗るという感じも無きにしも非ずな雰
    囲気はあったような気がする」
FZR:「メーカーが多いと言う事は車種選択も多様なわけで、
    そこに日本のメーカーもくわわっていたのでしょう
    から層が厚いのですね」
狸穴:「それでも各国の国色が現れているオートバイが混在
    出来たから、ちょっと今の日本とは様相が違うかな
    ぁ」
FZR:「わたくし達日本製オートバイはいかがでしたか」
狸穴:「大人気だったよ。CBとかFZ750とかGSX1
    100Sとか、たくさん走ってた。中型以上だとツ
    アラーというスタイルを持ったオートバイが人気だ
    ったかな」
FZR:「ディバージョンさんですね」
狸穴:「俺はとうに引き上げちゃってからディバージョンは
    発売されたけど、人気あっただろうねぇ」
FZR:「荷物も積めて、人も2名乗れて、高速道路も走れま
    す。ハンドルが深く切れるので街中では使いやすい
    かも」
狸穴:「旅行もこなせて、街乗りもし易くて、振動も少なく
    て、尖がった性格は持っていないので乗りやすいか
    ら売れたらしいよ」
FZR:「わたくしのようなオートバイはおりましたか」
狸穴:「FZRのようなオートバイはまだいなかった。4気
    筒車は550cc以上からと言う感じかな」
FZR:「そうですか……」
狸穴:「FZRが発売される前の昔だからね。その後少しF
    ZR250も発売されて人気あったらしいよ。先日
    FZR600のカウルの事で通訳していくれたパリ
    のオートバイ屋の娘の友人がまだ乗ってるってさ」
FZR:「彼の地でも、まだ頑張っているお仲間がいるのです
    ね」
狸穴:「FZRのエンジンはタフだから長生きだな」
FZR:「そう言えば、FZR600さんのカウルまだですか」
狸穴:「そろそろ出来たらしい。結局以前使っていた成型型
    枠をもう処分してしまったので一台中古のFZR6
    00を買って来て、寸法を取り直して新たに起して
    くれたらしい」
FZR:「大変ですね……」
狸穴:「型が無いと出来ないもんね。でもそれはプラスチッ
    ク成型品じゃないから少量生産に向いているから出
    来たらしい」
FZR:「マスターが細かいオーダーを出すからですよ」
狸穴:「そんなに細かなオーダーは出していないが……」
FZR:「複製品を造るには大変な事もあるようですわ」
狸穴:「結局実際の製作に当たった中国人では出来なくて
   (アートされてエヴァンゲリオンの中身みたいになっ
    てしまったのだ)、新たに担当してくれたベトナム
    人がその手のノウハウを持っていたらしい」
FZR:「いいなぁ600さんは。わたくしのカウルがなくな
    ったらマスター造ってくれます?」
狸穴:「う〜ん。大丈夫だよ、FZRは生産された国にいる
    んだし、パーツもまだオークションで見付かるだろ
    う」
FZR:「そうですね。わたくしと同型は日本でたくさん売れ
    ましたもの」
狸穴:「良かったねぇ〜」

 今じゃすっかり見掛けなくなりましたが。

 FZRは調子良いのだが、最近あっしはちょっとだけ鬱なので書けないし、なんだか訳の判らん文章になってしまった。
 たまにはこんなのも……コレでイイのだ。

マミアナ+FZRx

 お読み頂いている皆様、申し訳ないです。

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