Vol.359 −2℃ 2003-01-30

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 昨夜の気温は−2°だったとか。
 冬、タケナワで寒いのである。
 関東は雨とか雪が降らないのが救い。

FZR:「冷えてますね」
狸穴:「普通じゃないよ……」
FZR:「大丈夫ですか」
狸穴:「かなり厳しいかも。でも、今日はGXのフロントマ
   スターを別のモノに交換したり、色々変更調整する日
   なのだ」
FZR:「予定では、2週間ほど遅れてますものね」
狸穴:「んだ」

 と、言う事で、これから渋谷方面行きなのでした。
 途中でFZRの燃料が無い事に気がつき、こきちさんの所でガソリン給油。
 こきちさんにガソリンを入れて頂きました。

FZR:「先程まで実はコックがリザーブの位置でしたよ」
狸穴:「戻すの忘れてた。あのまま走ってガス欠したら押さ
   ねばならんかった」
FZR:「お気を付けて」

 左腕のナノマシンを活性発熱させて、あっしの作動温度を上げてはいるのですが、ちょっと追い付いていない感じ。
 寒いと言うか冷たいです。
 あまりに冷たいので、外部から熱源を採るために、移動の途中でGXのオーナーである風間氏がやっている肉屋さんでコロッケとハムカツを摂取。
 一般家庭で揚げるコロッケやカツと違い、本職のモノはフライヤーの18Lの油(ラード油)で揚げるのだ。
 揚げたては、檄・美味いです。
 凍結し掛かっていた身体も解凍〜。
 本当に美味いモノは一撃で体調を復するのだ。

FZR:「マスターは時々ココに寄りますモノね」
狸穴:「んだ。身体に熱を溜められない構造の俺には、必要
   な所なのだ」
FZR:「でもマスター、お店の入口に『今月で閉店』とあり
   ますが……」
狸穴:「残念だがそうなんだよ」
FZR:「では、良く味わってお食べください」
狸穴:「血肉に刻んでおく」

 本物の味を判っているだけでも幸せな事なのでした。
 暖機が済むまでGXの外観をチェック。
 どこにも問題はありません。
 先日、ポイント式の点火時期を少し低速側に振ったので、一度暖機が済めば安定しております。
 体温も復旧し、FZRをGXと入れ換えてガレージさんに出発。

狸穴:「んじゃ、行って来る」
FZR:「お気を付けて。お待ちしておりますわ」

 カウルが付いていないGXはちょっと寒いです。
 途中、同じ排気量のバンディット250がいたので、ちょっと追いかけてみる。
 視界を遠くに飛ばせるGXの方が、混み合う都内の道路では全体の流れが掴みやすく、空いている車線を早目に選べるのでした。
 速い速い〜。
 前後の脚回りをそっくり造り換えてバランスも出ているので、接地感も充分あり動作も機敏です。
 四谷から駿河台下あたりまでのコースでは、各コーナーをすべてクリア〜。
 キレイに曲っておりました。
 途中、後方確認をしない自動車が何回か前に飛び出して来ましたが、問題無し。
 約25年前の古いオートバイでも、ココまでやれば今の交通の流れに乗っていても、何の不安も無いのだ。
 250ccなオートバイのラインナップに、GX250のようなオートバイが、そのままあっても良いかも。
 点火方法もポイント式のままで良いのだ。
 脚回りとブレーキさえしっかりしていれば。
 ルネッサとか良かったかも。
 何でラインナップから外れたかな……。
 あの手のオートバイも続けていれば、エントリー・ライダーを育成出来て良かったのに。

 ガレージで前後のブレーキを再調整及び交換、その他充電&点火系を少し換えて復路です。
 最後にタンクやサイドカバー等を、こきちさん推奨のフッ素系塗装表面処理薬品で磨いて終了。
 25年前の塗装が蘇生しました。顔が映ります。(をを! キレイ)
 自動車磨きのプロが使う表面処理剤です。世の中にはこんなモノもあるのでした。(FZRにも右半面だけコレをやっております。左は面倒になったのでまたいつか……)

GX:「チャージが安定しました」
狸穴:「良かったねぇ」
GX:「ブレーキも先程よりソリッドな感じになりました。
   レバーの位置はどうですか」
狸穴:「手首の角度が少し楽になったかな」
GX:「2500〜4000rpmの加速が強くなりました」
狸穴:「点火位置が少し変わったからね」
GX:「自分のハンドルに着いている、その袋みたいなモノは
   何ですか」
狸穴:「ハンドルカバーと言うモノだ。先程祁門氏に借りたの
   だ」
GX:「その効用は」
狸穴:「結構、暖かい」
GX:「防寒装置でしたか……」
狸穴:「GXは着けた事なかったけ」
GX:「はい。自分のマスターは寒さには滅法強いですので、
   このようなモノは必要と致しません」
狸穴:「俺は寒さには弱いんだよ……」

 とても暖かかったです。
 先程FZRで走っていた時の指先の麻痺は無くなりました。
 ハンドルスイッチの操作もコレで問題無し。
 指先の感覚が落ちていると、慣れていないGXの場合ではハンドルスイッチ類の操作にちょっと不安があったのでした。
 あとでFZRにも付けちゃろう〜。
 GXも少しアイドリングを上げて、1300rpmに設定。
 各回転域でのエンジンブレーキの掛り方も安定しました。
 実は2500〜4000rpmあたりで走る場合、2気筒なGXの方が4気筒のFZRよりも機敏に加減速していたりするのでした。
 250ccくらいの排気量だと、好みの問題なのでどちらが良いかと言う事は言えませんが、今のFZRは少しこのGXに近いトルクカーブを描いております。
 デフォルトのままでも構わなかったのですが、ファイナルのギア比をかなり上げているFZR的には、低速トルクを太らせた今のトルクカーブの方が都内では乗りやすいのだ。
 FZRを造り直した時に、ちょっとこのGXのバイアスが掛かったのかも。
 25kmほどGXに乗って、色々ためしてみて面白かったです。

 このGXの内容を告白してしまうと……
 フロント回りはゼファー400・2型を再設定して装着。
 リアアームは、モノショックのSRX600&400に、7075T6材のアルミでショックのブラケットを溶着。
 R・ショックはOhlins本社製one off。
 ホイールは前後共ゼファー400・2型を、軽量バランス加工して装着。
 エンジンも内部はピストンや燃焼室・オイルポンプ等、ほぼ造り直してます。
 冷却系はオイルクーラーを増設して、夏場の都内の渋滞を延々と走ってもオーバーヒートすることはありません。
 コレだけやっても、外観はGX250を踏襲しております。
 デザイン上では全部パーツをのみ込んでいるのだ。
 たまにお仕事で接するデザイナーのモトモリーニと並んでも、ひけはとりません。
 GXを納めに行くと、風間の貸元はオンラインゲーム中でバーチャル空間の住人になっておりました。
 最近のゲームの世界は凄い事になっていたのだ……。
 なので早々に退散。

 FZRに先程祁門氏からお借りしたハンドルカバーを装着。

FZR:「マスター、カッコ悪〜です」
狸穴:「我慢してくれ。コレ、暖かいのだ」
FZR:「これからずっと付けっ放しですか……」
狸穴:「とりあえず、次にガレージに行くまで借りていよう
   と思う」
FZR:「……暖かいですか」
狸穴:「指が凍らないで助かる」
FZR:「ハンドルスイッチやブレーキ、クラッチの操作には
   支障無いですか」
狸穴:「問題無い。始めは邪魔になるかなぁと思ったが、手
   が冷えるのを気にするよりもこの方が安全かも」
FZR:「すり抜けではちょびっと気になりますね」
狸穴:「そうだなぁ、引っ掛りそうなので、すり抜けはし難い」
FZR:「今夜はかなり冷えておりますので、路面の状態にお
   気を付け下さい」
狸穴:「了解」

 でも、暖かいのだ。
 ありがたや〜。
 アジトに戻って来て、外気温を確認した所−2°でした。
 この寒さの中、他にも走っているライダーがたくさんおりました。
 去年の冬は、もう少しライダーの数は少なかったようだが……。
 ハンドルカバーって凄いんですね〜。
 イイかも。

GX マミアナ+FZRx

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