Vol.346 使えば減る 2002-12-01

←前回 次回→


 FZRもここの所は良く走り、走ればそれなりに減るのである。
 ナントカ減らないように無駄無く走っているつもりなのだが、それでも減るのだ。

FZR:「ますたー、リアキャリパーのカ〜ニのパッドがなく
   なってしまいました」
カ-ニ:「豪〜」
狸穴:「ありゃ、ディスク削ってる。でも今回は良く保った
   ねぇ。前回は1000km程度しか保たなかったけ
   ど」
FZR:「前回、前々回はたしかに800kmとか960kmと
   か……凄かったですね」
狸穴:「ありゃ、俺のミスだった。リアブレーキペダルの遊
   びをギリギリまでツメようと細工したのがいけなかっ
   たし、フルードも入れ過ぎていてパッドを押している
   ピストンが戻らなくなってしまったのだ」
FZR:「そうでしたね……勿体なかったです。今回使い切っ
   たロレーヌのA3と言う使用レンジの広い設定のパッ
   ドで、実はジョグの前キャリパー用ですけど、何故か
   鳴かないしタッチも良かったですわ」
狸穴:「ちょっと変則的な使い方だけどね」
FZR:「鳴き難いのは、ライニングの中心とキャリパーピス
   トンの中心が微妙にズレていたからかも」
狸穴:「多分ね、狙ってみた。ライニング形状も比率として
   はカ〜ニ用と比べてブレーキローターの円周方向に対
   して長いから、鳴き難い。でもライニング自体の面積
   はカ〜ニ用パッドよりも少ないしディスクに当たる位
   置も若干ズレるから極圧は高くなるのかな……あまり
   良い事じゃないかも知れない」
FZR:「ですね。わたくしはまだ車体重量も小さいですし、
   エンジン出力も小さいので加速も弱いですが、600
   ccや1000ccや1400cc等の大きなオート
   バイでは、このパッドの選択は良くないかも知れませ
   んね」
狸穴:「んだ」

 と言う事で、また同じパッドの交換しました。
 コレでカ〜ニのパッド交換回数は17回め。
 ついでに、キャリパーピストンの回りに附着したパッドのカスを洗浄し、パッドピンやクリップの状態も確認してから、各シール類に対してABSOフレンドを塗布して、リアのブラケットのカ〜ニを戻して終了。
 キャリパーの中のピストンを何回か出し入れさせてみたけど、動きは左右で合っていて問題無し。
 圧が抜けた時のピストンの戻る量も、シールのゴム材が活性化しているので必要なだけあります。

 フロントも前回点検清掃してから5000km以上経っているので、パッドを外して清掃点検。
 フロントに入っているパッドは、デイトナ社のbremboキャスト4P用のシンタードパッド。
 このパッドのライフはとても長く、現在約50000km弱保ってます。
 残量はあと2.3mmくらい。
 ディスクへの攻撃性も激しくなく、ディスクを減らすような事はありません。
 効きに関しては、可もなく不可もなく。
 ものすごく効くと言う事も無いですが、brembo OEMのモノよりは効きます。
 パッドの縁を多少削って丸めて、ピストンをカ〜ニ同様に清掃+給脂して大小各2個のピストンを出し入れして点検。
 前回フロントのシールを換えようと思っていたが、《秋水號》に取られてしまい、まだやっていなかった事に気が付いたけど、動きは悪く無いしコレで良しです。


狸穴:「終わりますた」
FZR:「ブレーキはこうしてたまに点検しておくと、キャリ
   パー自体の性能も維持出来ますしありがたいですわ」
狸穴:「ちょっと面倒だがコレをやっておけば、とっさの時
   の危険回避に間に合うし安心だ」
FZR:「先日もタクシーの、いきなりな左折にも対応出来ま
   したものね」

 タクシーはお客の要望に応えるために、いきなり進路を変える自動車なのでした。

 ブレーキの効き方にも色々とその会社や機種ごとの特性が合って、FZRに現在入れているキャリパー:brembo cast 4P、マスターシリンダー:brembo 13φは、ジワッと効きコントロールする幅が広い特性です。
 FZRの場合はシングルディスクですが、FZR600xxや《秋水號》のようにダブルでbremboなモノもあります。
 ダブルになると、更にコントロール性やストッピングパワーも向上します。
 フレーム強度やエンジンの出力特性等に合わせてブレーキを選択するのでした。

 先日前後の脚回りが入れ替わったGXでは、このブレンボの特性だとフレームに負担が掛かるかもしれないので当初は予定しておりましたが、マスターをスズキの1/2をある車種から選択し、キャリパーとディスクはカワサキから頂いた、と言う変則的な組み方をする事もあります。
 かなり特殊な選択ですが、タイヤサイズを変えるにあたり、散々調べて選びに選んだ結果こうなったりしたのでした。
 また、モノによってはnisshinのマスターシリンダーですと、結構ガツンと効く初期制動なタッチのモノもあります。
 ガツンと効くのが好きな方もいるのでした。
 ただガツンと効いてコントロールし難いかというとそうでもありません。
 慣れて来ると結構コントロールも効きます。
 ブレーキ一つでもかなり選択肢があるのでした。
 ただ大切な事は、同じ路上を走る全ての車のブレーキ性能や交通状況に耐えられる充分な制動力を満たせるブレーキが必要になると言う事なのです。
 古いオートバイや原付等でプアなブレーキを使っているモノも御座いますが、そう言ったオートバイもパッド等を選択や、脚回りの入れ換え等をして制動力を確保した方が良いかと思います。

 パッドについても、現在かなり選択肢があるので、色々なサイトで情報を集めてみたり実際に使ってみて選ばれると良いです。
 あっしの場合は現在カーボンロレイヌと言う会社のパッドを好んで使ってますが、その他にも純正を筆頭にベスラ、RK、デイトナ、メタリカ、プロジェクトμ、フェロード等々パッドを造るたくさんのメーカーがあります。

 ブレーキ・ディスクもサードパーティーな製品がかなり出回っているようで、選択の幅が増えました。
 材料もステンレスや鋳鉄、果てはカーボンまで……たくさんあります。
 それぞれの使用用途や可能性に合わせて選択です。

FZR:「選ぶだけでも大変ですね」
狸穴:「だね〜」

 ブレーキのか掛け方次第ではフォークの動きの設定も変わってきます。
 パッドやキャリパを換えた場合は、そのあたりにも知恵を廻さないとならないのでした。
 エライ大変じゃ……。

マミアナ+FZRx

←前回 次回→

FZR250 トップ NS400R TOP


Copyright © Taro Mamiana, COMBINED ARMS 1999-2005.