| わたくしもすでに発売より10年以上(1988年車)たち、外装の塗装がかなり傷んで来ました。
せっかくのアメリカ〜ナなカラーも紫外線により日焼けし、所々細かなクラックが表面にも入り始めております。
先日、掲示板でも懇意にして頂いているリィ様からわたくし達の所に連絡があり、某オークションにわたくしのタンクカバーが出ているとのことをお知らせ頂きました。
マスターは、「安かったら落してもイイよ〜」と言ってくれましたが、残念ながら他に用事があるため落札当日のその時間には外に出ている事になってしまい、残念ながら落札出来ませんでした。
でも、めでたく落札された方のFZRがキレイなアメリカーナになって頂ければ○、と思います。
わたくしのタンクカバーはそれほど激しい損傷を受けておりませんので、まだまだ使えます。
そこで少し傷んだ塗装を少し改善出来るかと、塗装表面にいきなり耐水ペーパー(紙やすり)を#400〜1000でマスターが掛け始めました。
FZR:「ますたー、大丈夫ですか。わたくしの塗装は少し弱
っております」
狸穴:「判らんなぁ……塗装のこういったケアはあまりやっ
た事ないが、最近SDRの外装関係をやり直した祁門
氏に訊いてみたら、『FZRの塗装は傷んでいるから
一旦ペーパーで表面をある程度削った方が良い』と言
っていたからやってみる」
FZR:「あまり強く掛けないで下さいね」
狸穴:「応、表面のクリアの上に堆積した汚れを落すだけに
する。それにどうなるか判らんから一部分だけだ」
と言う事で、タンクカバー上面だけをゴシゴシとやられました。(本当はもっと目立たない所からやった方が……)
塗装はすぐに細かいペーパーで擦った跡が付き、始めは少し茶色い粉が出ていましたがある程度擦ると粉の色は白く噴いて行きます。表面の汚れかも。
早々頻繁に洗車をして頂いておりませんので、紫外線や排気ガスの酸化物質が表層のクリア層に侵蝕していたのかもしれません。
ちょっとは日に焼けた色が元に戻っているのかしら……。
マスターも用心しながら、深くはヤスっていない様子でちょっと安心。
わたくしの生産された時代は、メーカーにも今より予算があったらしく、一番表面のクリア部分は少し厚く塗られているのでした。(気のせいだよ>FZR)
狸穴:「コレでヤスリはお終い」
FZR:「色は残っておりますが、艶も無くなってしまいまし
た……」
狸穴:「大丈夫」
FZR:「本当に大丈夫なのですか? 元に戻るのかしら」
狸穴:「多分」
普段からもっと洗車を小まめにして頂ければ、このような事態にならなかったのかしら……。
マスター的には、『簡単塗装復旧〜実験』とか、言っておりますが。
次はペーパーを掛けて、浮いて来た塗装の粉をキレイに拭き取り、コンパウンドとか言うモノを掛けるそうです。
このコンパウンド、実は非常に細かな目の砥石と同じで、それが練りヤスリ状になったモノだと言う事です。
また削られるのでした。
そんなにたくさん削ってしまったら、わたくしの塗装はなくなってしまいます。心配だわぁ……
狸穴:「SDRも同じことやったらしいから大丈夫だよ」
FZR:「本当に大丈夫なのでしょうか……わたくしと新規に
塗られたばかりの塗装のSDRさんとでは状況が違い
ますが」
狸穴:「大丈夫だろ。いずれにしろFZRはもう大分塗装が
風化して傷んでしまっている」
FZR:「え〜、ではダメだったらどうするのですか」
狸穴:「再塗装するまで、神経性脱毛状態……」
FZR:「マスター! そんな風になったらわたくしは、即時
こきちさんのSRX600が塗装されたペイント・シ
ョップで、現在のわたくしと同じデザインの塗装を段
差の無い状態で要求します」
狸穴:「いつかソレやりたいねぇ〜、でもFZRが新車で買
える金額を楽に越えるかも」
FZR:「では、そのコンパウンドを細心の注意で掛けて下さ
い。いつまでも白く濁ったタンクカバーではカッコ悪
いです」
狸穴:「へいへい」
と言う事で、普段は説明書など読まないマスターも、コンパウンドの説明書を良く読んでおります。
コンパウンドは直線的に磨くようで、丸く磨いてはイケナイそうです。
よく見ていたら,マスターは始めは丸く磨いておりました。
狸穴:「そだ……丸く磨いてはいけないんだった」
FZR:「ますた〜〜」
狸穴:「〜へいへい」
FZR:「布もキレイなモノをご使用下さい、と書いてあります
わ」
狸穴:「ありゃ……そう言えばこの布先程ブレーキフルードを
少し拭いた布だったかも」
FZR:「あああああああ」
狸穴:「いや、冗談」
FZR:「…………………………」
直線的に磨き始めると、艶が戻って来たような感じです。
マスターが面倒くさがって、ウエスのキレイな面を使わないで磨いた時には艶が出ません。
磨いたあとのウエスをよく見ると、塗装の色の青と赤が少し付いてます。
コレって、クリアが取れちゃったの?
今後が心配ですわ。
コンパウンドにも粗目、細目、極細と3種類あるそうです。
今回は始めにペーパーでやすってしまったので、細目からです。
細目を掛けて、仕上げの時にキレイなウエスで、同じように直線的に拭いて頂きました。
狸穴:「をを……キレイになるねぇ」
FZR:「……あ、効きますね」
狸穴:「心配する事なかったろ」
FZR:「わたくしの塗装でも磨くとキレイになるのですね」
狸穴:「だな。でも疲れるよこの塗装磨きは」
FZR:「では、他の部分は今日やらないでこのままですか」
狸穴:「んだ、今日はここまで。あとはこの磨いた所を、フ
ッ素コートのワックスで保護して仕上げてお終い」
FZR:「いずれ車体全部を磨いて下さいね」
狸穴:「年末の大掃除の時間が有ればやるよ」
とりあえず、タンクカバーの上面はキレイになりました。
フレームやカウルステーを再塗装して頂き、外装をこの行程で全部磨いて頂ければわたくしも新車のようにキレイになれるかも……。
コンパウンドは、たまにこうして使うと塗装の表面がキレイになるようです。
今回わたくしは細目のコンパウンドまででしたが、下地を磨いた際のヤスリ仕上げで平滑精度を出し、更に細かくし上げて最後に極細のコンパウンドまで仕上げると、塗装面は鏡のようになるようです。
上空にある送電線のようなライン状のモノが塗装面に映り込んだ際に、歪まずに映るようになる事が大切なんだそうです。
もっと細かな色々なテクニックが塗装を仕上げる場合にあるようですが、わたくしの知っている範囲はこの程度までです。
メーカー出荷時には、ここまで細かく磨き上げられると言う事は不可能ですので、皆様も新しくオートバイを買った際に、この手の磨きに自信がおありの方はためしてみては?
コンパウンドもあまり掛け過ぎると、塗装全部が剥げてしまうようですが、たまには水垢やタールなどのピッチも取れて良い感じです。
でも、あまりキレイになるとわたくしも目立ってしまいますので、気を付けねば……。
わたくしと13億7千万年前に金星で造られたヒューマノイドなマスターは、本来隠密なので排気管もデフォルトで静かに……あまり目立ってはイケナイのでした。
FZRx+マミアナ
|