Vol.337 スパーダ 2002-10-20

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 今年の初夏に知り合った、FZRの友達の女子高生Aちゃんがついに免許を取りVT250スパーダを買ったとか。
 Apeはどうしたのだろうか……。

FZR:「apeさんは下取りだそうです。スパーダさんは前
    から目を付けていたお店にあった、紺色のモノだそ
    うです」
狸穴:「そか。まあオートバイにまだ慣れていないのに、2
    台もあったら乗り方判らなくなるもんね」
FZR:「1週間前くらいから乗っているそうですよ」
狸穴:「ふ〜ん」
FZR:「立ちゴケも3回したとか……。走行距離はまだ65
    00kmくらいだそうです」

 4月頃までオートバイに興味も無かったAちゃんも、今じゃスパーダのライダーなのだ。
 高校生の過す時間の密度と速度はとても高いようです。
 少しの時間で色々な変化が起っているようです。

FZR:「マスターもそうでしたか」
狸穴:「今と全然変わっていない気がする」
FZR:「わはは、お疲れさまです。生き急がないで下さいね」
狸穴:「まぁ、俺には寿命がないからね」

 お母さんもフォルツァに乗るライダーです。
 スパーダが来た当日には、2台で皇居前の周回路を5周くらいしたとか。
 納車前日に、仕事が済んでからお母さんはAを乗せてそのコースの下見をしたりと大変なようです。
 立ちゴケも、スパーダを車庫から出す時に押していて、反対側にひっくり返したとか。
 スパーダも難儀な感じです。わはは
 始めのうちはやむを得んか……重さも大きさも違うし、スパーダをどう扱って良いのか判らんのだろう。

 と言う事でお披露目をするから来るか? との電話。
 池袋まで用事があったので、その後で寄ると言う事でスパーダを見に行きました。

狸穴:「こんばんは。狸穴です」
母 :「どうもご足労頂きまして……いつも娘がお世話にな
    っております。ページ拝見しておりますよ〜」
狸穴:「ありゃ、恥ずかしいことで」
母 :「たまに出させて頂いているようで、ありがとうござ
    います」
狸穴:「ほとんどご了解も得ずに、ネタ状態でご出演いただ
    いておりますが、問題あったらお申し付け下され」
母 :「うちは構いませんわ。これから娘にも色々と教えて
    やって下さい」
FZR:「スパーダ様フォルツァ様、はじめましてFZRです」
スパ:「はじめまして、スパーダです。いつもマスターがお
    世話になっております」
フォ:「はじめましてフォルツァです」

 等々のご挨拶がしばらく続き……。あっしも、ちょっと真面目な青年のフリをしたり。わはは。
 でも、偉そうに教える事なんて無いのだ。
 オートバイは教わるよりも、乗って経験値を積んで覚える事の方が多いような気がする。
 ある程度センスと言う要素は外せないが、本人の集中力が高ければ覚える(得られる)密度も量も速度も自然と高くなる。
 スパーダを見てみると、とてもキレイな状態の車体。
 でも、フレーキレバーの先っぽが折れてました。

狸穴:「折れてるねぇ」
スパ:「はい、一昨日近所で折れ曲りました」
狸穴:「しばらくは我慢だねぇ」
スパ:「……そのようです」

 そこにAが帰って来た。

A :「アメリカ〜ナと狸穴さんだ。こんばんは」
狸穴:「へい、こんばんは。先程到着」
A :「カ〜ナも元気そうね」
FZR:「はい、Aちゃんのスパーダさんもおキレイですわ」
A :「でしょ〜。でも判らない事だらけなのよ」
FZR:「これから少しづつ判って来るんですよ。わたくし
    達オートバイは憑いたマスター次第ですから」
A :「そうなんだよねぇ」
母 :「ガレージじゃなんだし、上がって頂いたら?」
狸穴:「あっしは問題が無ければこちらで構いませんが」
母 :「じゃ、お茶持って来るわね」
A :「そーだ狸穴さん、スパーダのブレーキレバー買って来たから換えて」
狸穴:「……車載工具でなんとかなるだろうから、自分でや
    ってみたら」
A :「どうやってやるの? わたしに出来る?」
狸穴:「スパーダの工具を使って交換。たぶん出来る」

 と言う事で、ブレーキレバーの交換。
 工具なんて普段から触った事がないので、車載工具の存在も御存知ありませんでした。
 スパーダから工具を出して、何をどう使うかを並べて簡単に説明。
 出て来た工具は一回も使われた事がないようです。新品。
 ……レバーくらいはAが自分で交換出来た方がこの先、便利なのだ。
 レバーがどういう風に取り付けられているかをご理解頂いてから、ネジを外す方向は左に回すコトを教える。
 普通の人は、こう言う事をまったく判っていなくてもオートバイに乗れるのか……いいなぁ。
 手が汚れると言う事で何やら文句を言っておりますが……我慢です。
 お母さんは見学。

母 :「A、ちゃんと覚えておきなさいよ。私のもいつか交
    換してもらうかも知れないから」
A :「ママも自分でやってみたら〜、大変だよ」
母 :「私は出来るわよ」

 ここのお母さん、オイル交換とチェーン調整だけは元・旦那に教わっていて出来るのでした。
 大変なのだ……。
 お母さんは時間が掛かりそうだと言うことで、家に入ってしまいました。
 なんとか15分くらい掛けて折れたレバーが外れました。
 そう言えば、カフエの娘達やVγのシスターとかはどうやってるのかな……多分乗りっぱなしで、オートバイ屋さんに時々行くくらいかなぁ。
 まぁ、この手のコトは覚えておいて損は無いのだ。

FZR:「なんとかレバーは外せましたね」
A :「色々他の所も外しちゃったから全部元に戻さなくちゃ」

 新しいレバーを合せて元に戻します。
 ネジを締め込む所だけはあっしが始めにやります。
 まだどのくらい締めて良いのか、丁度良い感じは全く判らないだろうと思うので、丁度良さ気なトルクの寸前(最後にスパナの先で2cmくらい動かしたら締まるくらい)まであっしが締めて、感じを覚えて頂きます。
 ついでにレバーの角度や開きも、グローブを着けて本人の手に合わせて調整。
 レバーやペダルの角度は個人により違うので、このあたりは調整した方が良いのだ。
 あっしの場合、色々な所の関節が共通パーツじゃないので、ペダル等の位置は左右でも結構違います。

スパ:「各部の合せですか」
狸穴:「合わせておけば安全だし、お互いに走り易いからね」
スパ:「今のデフォルト位置でも大体合っておりますが、合
    せて頂ければマスターAも楽かと。ポジションにも
    影響します」

 考えてみたら、皆はこの辺はあまり調整していないんじゃないか……身体の方を合せてしまっているのかな?
 あっしは冬に履く靴に代っただけで調整を変えていたりするけど。
 スパーダのエンジンを掛けて、家の回りを一回りして来て頂いて少しづつ変えて。
 それを二度ほどやれば大体の調整は出ます。
 エンジン音も問題無さそうで始動性も良し。ついでに前後のブレーキの点検もチェーンの点検も終了。
 ステムにもリアの脚回りにも問題は無さそう。
 タイヤは前後共に新品。
 スパーダの6000km程度の走行距離表示は、嘘が無かった感じです。
 新車に近いVT系の音でした。

 Aちゃんもスパーダを過度に低いギアで引っ張るようなことも無く、さりとて高いギアにすぐ放り込むことも無く、シフトの扱いはなんとか出来るようになっている様子。
 お母さんの教育のお影かな?
 発進をもう少しスムースにして、ブレーキの操作にもまだ難がありそうですが、両方のレバーの位置がホンの少しだけ変わったから、しばらく乗ればなんとかなるかな?
 後はもっと楽に乗らないと……腕も背中もまだ少し張っていて、下半身が甘いです。
 上半身で乗る典型的な初心者乗りだ。今のうちに直しておかないと……。
 オートバイが思うように動かなかったり、部分的に身体が疲れたりしている時は、大抵どこかに(ヒジとか)無駄な力が入っていたり、ポジションを合わせきれていないのでした。

母 :「狸穴さん、お腹空いていたら食べてください」
狸穴:「ありゃ、どうも。助かります」

 カツオ節のおむすびを頂いてしまった……。
 まるで大工さんとか、庭師の休憩みたいですね〜。
 普段、おむすびはコンビニなあっしには、人間の造ったとてもありがたい食べ物でした。
 たくさんあったので、ありがたくペロッと4個も食べてしまいました。
 昼食もまだ食べてなかったのだ。

FZR:「良かったですね、マスター」
狸穴:「FZRも食べられればねぇ」
FZR:「わたくしもそろそろガソリン、お願いします」
狸穴:「応」

A+スパーダ 母+フォルツァ マミアナ+FZRx

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