Vol.324 秋水チャンバー1 2002-09-10

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 昨日、急遽《秋水號》のチャンバーを入れ換える事にした。
 ノーマル改→Jhaチャンバー。
 1番は問題無くついたが、2番と3番のチャンバーは後部のステーの熔接が多少ズレていたために、ステーの製作を余儀なくされた。
 社外の市販品にはよくある事である。
 いずれセッティングが出たらチャンバーに熔接されているステーを一旦斬り飛ばし再熔接して、正規の取付位置にする予定だが、セッティング中は適当なステーを使って吊っておく。
 チャンバーの取付角度が違ってもセッティングに影響してしまうのだ……敏感。

秋水:「中々、ポン付けと言う訳には行かんのですね」
狸穴:「んだ」
秋水:「しかし、かなりの軽量化が進みました……」
狸穴:「今までのノーマルのチャンバーが重たかったからね
    ぇ〜。押しても軽い軽い〜」
秋水:「これからやる脚回りのセッティング前に、チャンバ
    ーを交換したのはこの重さの違いを補正しておくた
    めですね」
狸穴:「んだ。出力の件もあるけど、コレだけ重さの違いが
    あると脚回りの設定は大きく変わるからね……それに
    しても簡素な造りだなぁ、このチャンバー」
秋水:「何も付いてません。塗装すらなく鉄・地金仕上げ」
狸穴:「コレで結構な値段するんだろ……製造の際に型を造
    ると言ってもちょっと割高感があるなぁ」
秋水:「良いものと聞及んでおります」
狸穴:「付けるのにも少し手が掛かったけど、セッティング
    が出るのかな……そっちの方が大変そうだよ」
秋水:「……中尉殿からはなんのデータも添付されておりま
    せん。大丈夫でしょうか」
狸穴:「秋水はホンダだろ……それにATACだ……、せめ
    てRCバルブが付いてたらなんとかなりそうだけど」
秋水:「難しいのでしょうか」
狸穴:「先程からチャンバーの形状を見ている限りじゃ、と
    てもポン付けでセッティングが出るような形状じゃ
    ないよ、コレは」
秋水:「どの辺が違うのですか」
狸穴:「このチャンバ、レース管だと思う。(編注:そうです)
    
恐らく6,000rpm以下はスカスカで、アイドリ
    ングも安定して使えるのは1600rpmくらいから
    上かも知れない」
秋水:「そんなに……」
狸穴:「セッティングと言う点では結構難しそうな形してる
    よ。それに3気筒共全部セッティングは違うだろう
    し……」

 Jhaのチャンバーはそこそこレーシーな形状をしており、とてもストリートユースに合わせてセッティングする事が簡単ではない感じです。
 また、気圧・季節等ちょっと環境が変わると再設定を要求〜、な感じ。
 基本的にはレース管だから仕方ないが……。
 セッティングは艱難を極める予定な感じです。
 元々、ホンダの2st車のチャンバー設定はかなりシビアなのでした。
 このチャンバー、7000rpmから上の高回転域に合わせて造られているので、ソレ以下の回転では極端に走り難くなるかも知れません。
 その代わり7000rpm以上ではドカンと言った感じ。
 こりゃ、相当気を入れて掛からないとセッティング出せないかも。
 せめて、大まかなモノでもデータがあればそれを基準にいろいろ合わせられるのだが、そんな都合の良いデータは得られませんでした。
 今手元のあるデータと言えば、デフォルト管を改造した際の高回転域でのスロットル2/3開け状態の、排気干渉波のデータくらい……。
 2stの場合、排気戻しが結構重要なのですが、このチャンバーの形状は明らかに高回転域を目的として設定されている形をしているのでした。

 とか言いながらアジトに戻ろうとしたら……《秋水號》エンジン停止。
 う〜ん。

狸穴:「もしもし〜《秋水號》、意識はありますか」
秋水:「今日はどうもダメみたいです、キャブ合せてみてく
    ださい」

 ……大変だねぇ。

 結局、ガレージ所有のSDRにて本日はアジトに帰還。

FZR:「おかえりなさい、マスター。あら、SDRさんです
    ね。狭いPですけど、どぞ、わたくしの横へ」
SDR:「こんばんは〜、FZR」
狸穴:「《秋水號》、途中で擱坐した」
FZR:「チャンバーを換えるとか聞いておりますが」
狸穴:「ソレやったら動かなくなった。もっとも他は何も合
    わせていないから、当然と言えば当然なのだが」
SDR:「大変そうですよ、2ST/3気筒ですから僕よりは
    気難しそうです」
狸穴:「手間は3倍掛+αかるけど一度合ってくれれば、後
    はなんとか出来そうな感じなのだが……点火時期の
    遅角幅があと3°余分にあるとありがたい」
SDR:「あまり高出力を与えると、2stはデトネーション
    起してピストン吹き抜けますよ。お気を付けて」
狸穴:「だな、2箇所あるトルクの谷も消さなきゃならんし
    ……」
FZR:「大変そうですね、マスター」
狸穴:「いっそマップでなんとか出来る、インジェクション
    化にしたいよ。……疲れたから寝る」
FZR:「おやすみなさい〜」

 それにしてもSDR、面白いオートバイです。
 ウ〜ン、すり抜け日本一。

秋水 SDR マミアナ+FZRx

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