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狸穴:「ありゃ、しまった」
FZR:「マスター、ごめんなさい」
中尉とFZR600xのオーナーさんにちょっと用事があったので、夕方から3人でお会いする事になった。
丁度、いろいろな樹脂を実験している処で、お会いする前に樹脂の材料も買いに出たのでした。
天気も良く、夏も盛っていて太陽は真天にある。
路面付近の温度も上昇中〜。
陽炎が発ってます。
一休みしようと、R20沿いにある四谷のドーナツ屋に入って涼む事にした。
ココなら、FZRも歩道に入れられるし店内からも見える所なのだ。ついでに日陰になっていて風通しも良いので、エンジンの温度は下がってくれる。
店内のカウンターで適当なドーナツを一個とお茶を所望したら、夏休みのキャンペーン期間中らしくスクラッチ・クジを一枚もらった。
スクラッチを削って定められた点数を稼ぎだすと何等かの賞品が頂け、それによりドーナツ屋の売り上げは、全産業での世界一を目指すという至極単純な仕掛けだ。
クジに触れた時に、当っていることはすぐに感じた。
10点集めればなんかと交換してくれるらしい。
でも、この1枚で10点ではないので他にもっと買わにゃならん……商売っすね〜頑張って繁栄して、そのうちあっしに仕事を振ってください。その日が来るまで食べ続けます。
ドーナツは、R20を新宿方向へ向かう物凄い量の交通を見ながら、美味しく頂きました。
最近は、大きなスクーターがたくさん走っている事も再確認。
スクータはギアが付いていないので、一度乗ってしまうとその楽さに慣れてしまいやめられません。
あっしも、フュージョンとかフリーウエイに乗っていた時期があります。
250ccの単気筒エンジンを搭載し、加速は始めからトルクの発生してる回転域だけを使い、スロットルを開けるだけで、誰でも強力な加速をします。
自動車のオートマチックと同じなのだ。
他にもありがたい装備満載で、ウインカーの自動キャンセラーも付いていた。
中々賢いスクーターでした。
荷物の搭載量はかなりあるので、ツーリングの時には重宝します。
でも、オートバイ屋だったので、お客さんが欲しいのだ〜といったら売らねばなりません。
サヨナラ〜フュージョン号、元気でね〜。
一度ATの恩恵に預かると、次にMTに戻るのに一苦労。
売れ残り下取りで余っていたKR80、走行の際には何度もミッションを使わないと走りません。
久しぶりで辛かったです。
ギリギリの事をするとシフトミス……。
で、排気量を上げればイイと、XJ750DU……デカ過ぎました。重いです。
丁度良かったのは、初期型TZR250(1KT)。
やっと落ち着きました。
スクータに乗ると運転ヘタになったし、余りに簡単に走れるので注意力散漫になるし……もしかしたらATは直線GO!GO! な、ヘタライダー増産装置として危険な乗物かも。便利なんだけどね。
でも今メーカー各社は、速く走るためのオートバイのAT化を研究しているようです。
1000ccのAT化……それもレーサーを含めて……う〜ん。(つーか、レーサー発って感じ?)
いずれMTを動かせる事が特殊技能で、凄い専門的なプロのドライバーと言う見方をされる今の自動車と同じになってしまうのかなぁ……。南無南無。
そうなった時にFZR250に乗っていたら、どう思われるようになるのかな……。
マニアとかオタクの人と認識されるのかなぁ。
とか考えながら外を見ていたら、隣でお父さんと娘さんがスクラッチ・クジをしておりました。
結果は、あと半分くらい点数が足りないとか。
狸穴:「コレもどうぞ〜。多分、当ってるよ〜」
娘 :「……ありがとう、おじさん」
父 :「あ、済みません」
娘 :「ホントだ、当ってる凄い〜」
父 :「……どうして判ったんですか」
狸穴:「超感覚的知覚って、知ってます? たまたま今日は
調子が良かったです」
父 :「なるほど、便利ですね」
当ってました。
でもあと1点足りない。
で、お父さんは家で待つ他の家族にもテイクアウトのドーナツを購入。
コレで、点数全部揃い賞品ゲット。
ついでに、ドーナツ一つ貰ってしまいました。
父 :「点数貰ったから、どうぞ」
狸穴:「ありがとうございます〜」
美味しく頂きました。
で休憩も終わり、ナマ熱い路上へまた戻ります。
FZR:「良かったですね、ドーナツ」
狸穴:「人には良くするものなのだ、んじゃ行くか」
FZR:「はい」
と、エンジンを掛けたら何か変〜。
それで、
狸穴:「ありゃ、しまった」
FZR:「マスター、ごめんなさい」}
と、なったのでした。
1気筒死んでマス。
しばらくアイドリングさせてエンジンを一旦止めて、4本出ているエイゾーストパイプの温度を触ってたしかめてみます。
#4が点火しておりません。
エンジン様、3/4しか動いていないのでした。
良い事もあれば悪い事もある。世の中、50:50で帳尻が揃うように出来ているらしい。
狸穴:「燃料冷却とか考えて、夏場はちょっと濃い目に振っ
たのが裏目に出た。助平な事しなきゃ良かった。す
まんねFZR」
FZR:「わたくしの#4プラグカブってしまいました、どう
しましょう」
狸穴:「三越とか伊勢丹じゃ売ってないしね〜」
FZR:「はい」
狸穴:「んじゃ、回転は6000rpmを上限とし、スロッ
トルも1/4以上開けないようにしよう」
FZR:「無理に回すと壊れますので、お気を付けて」
狸穴:「普段の3倍ミッションを使う事にする」
ミッションを細かく操作する事によって、エンジンに掛る負担は少なく済みスロットルも大きく開けなくて済むのでした。
でもクラッチを切っている時間が、総時間では長くなるため、加速と燃費は少し落ちます。
で西口の待ち合わせ場所である新宿郵便局に到着。
近くを見回すと、一人知っているホームレスがいたのでFZRの事を頼んだ。
元ライダーだった彼は、悪戯する奴がいないか時々見張っていてくれるのだ。
たまに、煙草を進呈しているので見張ってくれます。
ちょっと遅れたがエンジンがコレではやむをえん……。
お二人ともお待ちでした。
いよいよ佳境に入って来た《秋水號》と、FZR600xの事で打合せ。
FZR600xは諸事情により、外装の意匠を変更する事になったのでした。
大体の形も決定。
同時に脚回りの設定変更、それに付随した諸所の変更も再調整。
《秋水號》と同じレベルまで引き上げます。
で、打合せは一瞬で終わり。
餃子屋で会食をしてから、その建物の上階にある◎らの穴と言う本屋さんへ……始めて行ってみたけど、凄〜い本屋さんでした。
アニメとか好きな人には堪らない所かも……。
でも、お客さんはほとんど男の人なんですねぇ……なんでかなぁ。
あっしはてっきり、「ボヤッキ〜萌え」とか「頃しますよ、綾人……」な女の子の方が多いと思い込んでおりました。
残念です。
かなりあっしの感覚がズレているようです。
どこかでオタクの性別比率が女60:男40だと妄想しておりました。(多分逆だな)
お客さんはちょっと変わった人が多かったけど、危険そうな人はいないし。多少変わっている方が、将来大天才とか言われる人になる要素があるかも知れないし……。
そう言えば……先月、第三京浜でお会いした方にいきなり、
FZR=ちぃ/狸穴<秀樹、っすよ〜!
とか言われて小ショックだった。
まぁ、あっし等はどう思われていようが構わんですけど。言われてみれば最近少しそうかも。
(最近のアニメ、この程度しか知らんのだ。あまり突っ込まないでください〜)
今日もいろいろな事がありました。
帰り掛け外に出てみると、丁度雨が降って来た……雷も激しいです。
1気筒休んでいるFZRで、集中豪雨と雷を一滴一滴避けながら帰って来ました。
FZR:「エンジン、たまに燃えるのですが、なんとかしない
といけませんね」
狸穴:「おつかれさまだな。明日、再設定等する。ちょっと
濃過ぎたかも」
FZR:「お願い致します」
狸穴:「んじゃ、お休み〜」
FZR:「おやすみなさい」
なんとなく日記の体裁でした。
マミアナ+FZRx
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