Vol.302 A/免許 2002-07-08

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 しばらく前にお知り合いになった高校生のA。
 本気でスパーダ用の免許を取りに行く事になったらしい。
 現在その前哨戦として、中古のape50をお母さんがワーゲンを売ったお金でフォルツァを購入するついでに買ってもらったとか。

FZR:「頑張ってスパーダに乗るとおっしゃってましたわ。
    apeさんに乗ることも最近は楽しくなってきたと
    か」
狸穴:「らしいね。当初は勝手に言ってるだけで、実際には
    乗らないだろうと思っていたけど」
FZR:「最近は、お母さんがつきっきりで練習しているそう
    です」
狸穴:「ふーん」
FZR:「クラッチの使い方とか、ギアが何速に入っているの
    か判らないとか、なぜギアが付いているのか判らな
    かったりとか、エンジンが止ってしまうとか大変だ
    ったようですが、お母さんに聞いて頑張っているそ
    うです」
狸穴:「なんだか大変そうだ」
FZR:「近所で安全に、オートバイに触った事もない初心者
    が練習する所を捜すため、apeを買っても、初め
    の2週間は家でエンジン掛けるだけで、夜になると
    お母さんのフォルツァで場所捜しに、近所を二人乗
    りで雨合羽も着て走ったとか」
狸穴:「なんか大変そうだねぇ」
FZR:「手足の使い方が4本とも全部違う動きを強いられる
    オートバイが、最初のうちは少し嫌になったそうで
    す」
狸穴:「オートバイを運転するための身体の使い方が、並列
    処理の脳の中で自動処理回路化するまでは、大変な
    んだよ。一度回路を組んでしまえば、あとは日々の
    up date と点検で簡単なんだけど」
FZR:「マスターも大変でしたか」
狸穴:「最初の10分間だけは大変だった。近所の家の門柱
    にぶつかったり、立ち木を薙ぎ倒したり、発進は出
    来ても曲ると止るが出来なかった」
FZR:「ホントですか」
狸穴:「ホントだよ。いつかFZRにも会わせるけど、その
    時に乗っていたサスの無いモンキーは、いつも満身
    創痍だった」
FZR:「普通に乗れるまで大変なんですね」
狸穴:「きっとapeも大変なことになっているかも」
FZR:「……じつはそうかも」
狸穴:「いつかFZR宛に、apeから『助けてくれ〜壊れ
    た>FZR』と言うメール来るかもね」
FZR:「ではマスターもその時はご一緒して、はじめてAち
    ゃんとご対面ですね」
狸穴:「FZRだけで行けないからね」
FZR:「ますたー、Aちゃんのこと好きになりますわ」
狸穴:「そりゃどうだか、ハンザイだな。それに親しくなり
    過ぎると俺が人間じゃないってこともバレる。滅多
    に恋はしないのだ」
FZR:「……バレちゃいけなかったのですか」
狸穴:「んだ」
FZR:「済みません。訊かれたので、わたくしがすでにマス
    ターは今はヒューマノイドだと言ってしまいました」
狸穴:「あちゃ〜」
FZR:「でも、大丈夫かも。実はAちゃん、マスターの事を
    女性じゃないかって思っているそうです。わたくし
    がこのページのメインキャラで『狸穴:』は実は女性
    が書いた男性キャラじゃないか? とか疑ってます
    わ。実際にお会いして無い以上は判りませんものね」
狸穴:「ココ読んでたんだっけ……狸穴は男性型ヒューマノ
    イドで金星製(設計地は不明)です。製造年代は不
    明。左腕はナノマシンの集合体。仕事と幾許かのギ
    ャラを与えれば餌は自分で作ります!!」
FZR:「そんな……大声で言っていたら他の人にも聞えてし
    まいますわ」
狸穴:「あ、そうだった。でも誰も信じないかも。会ったっ
    て外観は人間と変わらん筈」
FZR:「そうだと良いですね」
狸穴:「今日は喋り過ぎた……」
FZR:「ますたーの方には、Aちゃんのお母さんからメール
    来てますか」
狸穴:「たまに。Aちゃんにどうやって教えて良いか、構造
    の事とか、操作系の覚える順番はどうしたら良いか
    とか」
FZR:「どうお答えしたんですか」
狸穴:「とにかく始めはウインカーの操作とか、走行中のギ
    アの操作とかはやらないで、スロットルとクラッチ
    の『発進』と、ブレーキとクラッチの『停止』だけ
    だって言った」
FZR:「『曲る』は無いんですか」
狸穴:「最初からそんな複雑なことは出来ないよ」
FZR:「Aちゃんはそれを乗り越えて、最近公道デビューし
    たんですね」
狸穴:「んだ、多分」
FZR:「ちょっと複雑ですけど……偉いです」
狸穴:「わはは」
FZR:「原付きの免許を取った時も大騒ぎだったらしいです」
狸穴:「さもありなん」

 今が一番大変なのだ。
 あと2週間もすれば、ヘタなりにご近所を勝手に走り回るようになって、環七とかでは大迷惑大会……想像するだけで恐いです。
 お母さんの心労も大きいことでしょう……。
 怪我だけはせんでくれ〜。
 あっしはやはり娘は持てなさそうです。
 見える所にいれば心配で心配で……。

FZR:「それでは、マスターが教えれば少しは安心出来るの
    では」
狸穴:「もう少し上手くなってからね……それまでは大きな
    道路に出てはダメだよ〜凄く危険で意地悪な人がた
    くさんいるから」

 はぁ、心配になってきた。
 全てのお父さんお母さんは偉大です。あっしは足元にも及びませんぜ。

FZR:「でも、ある程度乗れるようになってきたら、試練と
    放置を与えるのですよね」
狸穴:「そ。ライオンは滝上より我が子を千尋の谷に突き落
    として、時限装置と共に封印して脱出成功して這い
    上がって来た子だけを我が子と認めるのだ」
FZR:「Aちゃんはマスターの子供じゃないですけど……」
狸穴:「あ……そうだった」
FZR:「時限装置+脱出プレイでは大抵のお子さんは助かり
    ませんわ」
狸穴:「そうかも」
FZR:「マスターはお薦めじゃないって、一応お伝えしてお
    きますわ」
狸穴:「んだ、大変だ」

マミアナ+FZRx

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