Vol.299 スライダー 2002-06-29

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 ガソリンスタンドで、自分で給油する所をセルフスタンドと言う。
 日本国では普通は給油をガソリンスタンドのスタッフがしてくれるのだが、人件費を削減してでも料金を低く設定して、価格競争に生き残ろうとするガソリン屋さんの苦肉の策である。
 自分で給油機からガソリンを入れるとなると、始めのうちは微妙にやり方が違っている決済の方法に慣れていなかったりでとまどうこともあるが、一度やってみればすぐに慣れる。
 今までスタッフによって給油されていた時と違い、結局給油時間は何だかんだと掛ってしまうのだが、慣れてしまえば以外と簡単。
 最近では、普通の給油所で清算に手間取り、お釣りやサインのために時間が掛かるスタッフを待っている時などと比べると、自分で入れた方が早いのでした。
 もう少し進化して、携帯とかで決済出来るといいかも。でも、給油機付近での携帯使用も発火原因の一つだから無理だな……。
 とか言いながら、火のついた煙草を灰皿に残したまま、給油している人もたくさんいますが……。(走行中に車を数回燃しているあっしとしては恐いです〜良く燃えるっすよ>車)
 料金がちょっとお安いのもありがたいです。
 でもホントは、愉快なオネーサンにガソリンを入れて貰えるのが一番嬉しいです。

 FZRが入るガソリン屋さんのガソリンの代金は、現在89〜103円くらい。
 数年前はたしか160円とかだったけど……どこで入れても同じガソリンと言う商品は価格競争でお客さんをゲットするしかないらしく、ものすごい勢いで価格が下がった。
 当然、給油所はなかなか儲けが出ない。
 過当競争に負けて、廃業する所もよく見掛けます。
 ガソリンが安くなると、車もオートバイもたくさん走るようになり渋滞……。
 インターネットで済ませられる用事は済ませて、無駄に走り回る事が無けりゃ世の中、効率良くなるかも。
 会社とかも可能な限りSOHOしてしまえば、朝の渋滞や電車のラッシュも無くなるか?
 構造改革ってのやるんだったら、誰もがまさか!! と思うほど激しく世の中の価値基準まで変えてしまいましたー。皆頑張れ〜ってのも面白いかも。
 通勤税とか。
 う〜ん、なんか中世ヨーロッパ状態ですね……今じゃ人の数が多過ぎてダメか。
 人口が増えれば技術も上がるし、その恩恵に浴している以上、大変なのはやむをえんのかも。

 FZRのリア回りをしばらく振りにチェックしてみると、スイングアームに貼り付いているゴム製のチェーンスライダーが、そろそろ交換してから30000キロを迎え、減って来ていた。
 アームのタレ角はそれほどキツくはなっていないのだが、リアスプロケットの径が小さくなっているため、チェーンの当りが少しキツくなりすり減ってしまうのでした。
 消耗品だし30000kmも持ってくれたのだから、そろそろ交換しても罰は当らないのだが、当りがキツい事には変わりはない訳で、ゴム製で減る。
 で、考えたのはゴムじゃなくても良い。
 ゴムだと少しくらい減っても大丈夫なように厚く造らねばならない。
 で、減って来るとチェーンのプレート側面だけが当るだけではなく、スライダーのゴムにチェーンのローラーまで触れ始めるようになって、ローラー部が通過して触れるたびにかなり速い回転をしなければならない。
 元々スプロケットのギアにはまる際に、少しだけ回転すれば良いだけなのに、減ったスライダーでものすごく速く回されてしまう事になった、チェーンのローラー部……。
 ローラーとピンの間に封入されている、元から入っていたグリスは発熱と圧力と遠心力で全部出てしまいます。発熱もします。
 特にチェーンの潤滑において熱は鬼門です。
 で、チェーンのスライダーを樹脂で造る事にしたのでした。
 ジュラコンやデルリンと呼ばれる工業用樹脂は、この手の摩擦にもよく耐え、加工も比較的簡単です。(衝撃にはもっと強い材料もありますけど)
 でも、手に入りにくいです。
 東急ハンズ(別注受付け可能)とか、コアーなラジコン屋さんとかに行くと板材姿で置いてあるかも知れません。
 今回は、残念ながら現在使っている純正のスライダーの限界が近いこともあり、ナイロン製のまな板で制作。
 近所の100円ショップに、材料はたくさんありました。
 適当に合いそうな厚みのモノを用意して、加工は鋸で切り出す。
 長さと幅を決めてチェーンが当る位置をおおまかに確認したら、アームに数ヶ所ほど穴を開けて、アームに開いたその穴にタップでネジ山を付けてビスドメです。
 走行時にチェーンが振れても、ビスの頭に触らない位置で留めましょう。
 ビスには緩み止のロックタイトを少量塗布。
 付きました。

 さて、どのくらいこのまな板スライダーは保つでしょうか。
 実はこの手の部品、以前に300km/hを越えるためにトライしていた、FZR1000+号で経験済みで(こちらはデルリン材ですけど)、デフォのゴム製パーツだと寿命は400km。(摩擦熱で溶けた。アームは一撃であぼ〜ん→交換)
 デルリンにしたら1500km走行後でもほとんど減っておりませんでした。(1500kmでエンジン破壊したので、それ以降は新しくエンジンを組んでホイール以外はド・ノーマルに戻して、今でも当時のお客さんが街乗りしてます)
 コレでまたチェーンの寿命が延びてくれそうです。
 摩れる時に発生するパワーロスも著しく軽減です。
 残念ながらFZRにはチェーンカバーが付けられる余地が無いので、雨天時などタイヤが跳ね掛ける泥水をチェーンは全部被っておりますので、負担が軽くなる結果はありがたいです。
 少しでもチェーンに負担を掛けないために、樹脂製スライダーを造ったのでした。
 すでにかなりの距離を走っているチェーン。
 どこまで保ってくれるでしょうか……本当のところは、そろそろ交換したいなぁな気持ちも大きいです。(変えても罰は当らん距離を走ってます)
 50丁のリア・スプロケットはそろそろ4万キロに達しそうだし……。(越えてるよ)

 ここでチェーンのお話を少し。
 チェーンは未使用のうちはかなり特殊なモノを除き、進行方向の指示はありません。
 でも、しばらく使っているうち、使った方向以外の向きで使えなくなります。
 スプロケットも同様、裏返しての使用は不可です。
 コレを減って来たといって、逆に付けると走行抵抗になったり、更に早期に寿命がきたりします。
 洗浄給脂のために脱着の際は向きを間違えないように。元入っていた方向に入れてください〜。
 ベアリングも同様です。回転する部分にはそう言う『癖』がつくのでした。
 またスプロケットも、偶数丁数のものはいつも当っている所が同じで、減りが早いです。
 奇数モノを選ぶとありがたいかも。
 モトクロスな人達は、このへん、良く知ってるよねぇ〜。

マミアナ+FZRx

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