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FZR:「マスター、お食事用のテーブルの上に、なんだか小
さい部品がたくさんいますね。マスターの部品です
か」
狸穴:「コレは、FZRにも使っているテールランプのLE
Dユニットの多灯版の部品だったり、新たに試す追
加の盗難防止用自爆回路の赤外センサーと、その反
応回路用部品だったりするのだ。一部俺のパーツも
あるけど」
FZR:「また自爆ですか……以前もポケベルで……」
狸穴:「んだ、アレは間違い電話されると自分が困るのでや
めた。今度のはエンジンが掛って30分以内にピン
を抜かないと、機能停止後燃料タンク内のガスが爆
発する自立式」
FZR:「マスターそれではわたくしは消滅してしまいます」
狸穴:「やだ?」
FZR:「やです」
狸穴:「ダメか……」
FZR:「機能した場所によっては、わたくしが自爆テロのテ
ロリストになってしまいますわ」
狸穴:「そうか、んじゃ爆発は無しだ。走行後3分で機能停
止。解除キーにて再始動」
FZR:「それならばご協力致しても良いです。解除キーを忘
れないで下さいね」
狸穴:「最近アルツが進行しているから忘れるかも……」
ということで、いきなりあっしの食卓兼作業台兼居眠り場所は、電子部品や基板が溢れております。
切り飛ばした部品の足が床に落ちていて、裸足で歩くにはちょっと危険。
刺さると外皮を突き破り、内部構造材のセンサー系に触れて「痛タ!」
すでに2本ほど刺さりました。
ある方からお話を頂き、LEDのテールユニットを造ります。
前回造ったモノよりも球数を多くするため、基板自体が物凄く細かいです。
毎日基板の製作をしている訳ではないので、ハンダのコテがプロのように上手く使えなくて中々大変です。(でも、最近なぜだか回路ばかり作っているなぁ……)
それでも、少しづつ質実剛健な基板が出来始めております。
今度の基板は超高輝度で多灯だし、計算だとちょっと明る過ぎるかも……。
でも、赤いテールレンズをその上に被れば、丁度良いかな……。
オートバイのテールレンズは大抵、面積が小さいです。
一緒の道路を走る自動車の室内からは確認され難かったり。
なので、少し明るい方が異常に近づかれたりしなくて、雨の日などは安全なのだ。
数ある市販のテール・ランプセットの中には、大きさの問題で普通の大きさの球が入れられないモノもあり、そのためすぐに球切れを起してしまったり、振動を逃がす構想でないため球が切れてしまったり……何かと壊れ易いものがあるのでした。
LEDならば振動に強く、電球と比べて寿命も長く、赤色も正確です。熱も出ません。光自体の質も確認して貰いやすい質です。
ついでにナンバー灯の色がカッコ良いです。
白色LEDをたくさん使ってナンバーを照らすので、光自体が硬くて白いから、普通のオートバイとはちょっと光の色が違います。
電気もホンのわずかしか消費しませんので、バッテリーが小さいオートバイにはありがたいです。
光自体の到達する距離も長いような気がします。
コストを考えると、部品代は電球よりはちょっと高くつきますが、安心な気がします。
FZRのテールユニットもすでにもう1年半近く使い続けておりますが、何の問題も発生しておりません。
今回使う素子は初めてなので、4個ほど破壊実験。
その前に全量発光をすでに3日間ほど連続で……定格を少しだけ越えて発光しております。
その間に回路の設計〜。
ガチャガチャ、ジュ〜、熱!(焼肉〜)…………で、本回路ので来上がり。
その本回路の通電試験をする前に、先の破壊実験用の4個で組んだLEDに更に大きな電気を加えて行きます。
定格の倍近く電気を流しましたが、なんとか頑張っております。ジッと見ていると目が焼けそうです。(少し焼けた)
で、さらに定格の3倍近くを掛けたら、最後に『バシッ!』と言って煙を噴いて壊れました。(合掌)
結構な耐久力が合ったのだ……コレなら大丈夫。
FZR:「なんだか自分を見ているようで、ちょっと可哀想で
した」
狸穴:「そか、FZRも実験オートバイだもんなぁ」
FZR:「マスター、わたくしにこのような過酷な実験をしな
いで下さいね」
狸穴:「応〜」
ということで造ったばかりの本回路を試験。
問題無く全て機能しました。
FZRが現在使用するユニットよりも倍以上のLEDが付いているので、とても明るいです。
LEDは全部元気に光っております。
イイかも。
FZRのもコレにしようかなぁ。
仕事のギャラがまとまって入って、お金に余裕が出来たらだなぁ。
FZR:「ところで盗難防止回路はどうなるのですか」
狸穴:「どうやって事態を検知・分析させるかで暗礁に乗り
上がっております」
FZR:「そろそろ、オートバイの盗難が多発する時期に来て
おりますわ」
狸穴:「季節だな」
先程アジトPに入ると、いつものFZRの居場所にジョグが……。
困ったなぁ、コレでは入れん……よーく見たら、同じPの最近あまり乗ってもらっていないちょっと不遇なジョグでした。
メインスイッチのキー・ユニットが無い……。
力技でぶち壊されておりました。
キーシリンダーの下に付いているハンドルロックだけで、ジョグは耐えていたのでした。
Pで盗人相手に抵抗も出来ずちょっと壊されたけど、全力で防戦していたのでした。
なんと健気なジョグ……。
で、夜中だったが即110番に電話。
10分ほどすると、お巡りさんが2名やって来た。
車体番号を照会して、盗難届の有無を無線で確認。
まだ誰にも盗難届は出されていない模様。
とりあえず、巡回強化を依頼した。
ジョグの壊され方からして、盗人はど素人な感じ。
近所の餓鬼だな。
捕まれば前科は付くし、そうなってから先の人生が社会的に実際にどれだけの制約が増えるか(経営者になれないとか、賞罰歴を詐称したらまた犯罪だし)……判っていれば割に合わない事なのでやらないだろうに。(編註:端的には就職するのがえらく困りますな)
実際には、この国では罪を償い終わった人間が、デフォルト値に戻るというアメリカのようなシステムはまだ無いのだ。生き終わるまで自分を呪うしかないのだ。
学校とか親(家庭)もそんなこと教えなかったり、果ては知らなかったりだから、本人知る訳ないよね。
困ったものである。
寒い時は少し安心していられたけど、暖かくなるとねぇ……。
FZRの鍵も、もう一つ増やすかな。
少年法も変わった事だし、子供でも捕まると辛いぞ〜。
この季節になると、間抜けな小僧も猿面並のスピードで盗人に早かわり。
マミアナ+FZRx
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