Vol.282 感じ 2002-04-21


 夏用に吸気は変えたし、先程タイヤのエアやチェーン周りの調整もしたりでちょっと走らせて様子をみてみる事にした。
 そろそろ連休を控えて、連休前の都内の道路は一瞬空く事がある。
 今夜の都内の道路はどうもそうらしい。
 先ほど近所のスタジヲで仕事が終わって、機材も戻したのでちょっと走ってみる事にした。
 普段より少し速めのペースで実際に走ってみて問題が無ければ、コレで次に寒くなるまで基本的に変更は無し。
 何か新しい実験をするような事が無ければ、そのままにする予定。
 アレコレと弄っていると、そのうちに何が基準だったか判らなくなるので、こうして基準を時々作るのでした。
 狸穴町から渋谷の方に向けて走ってみると、道路は空いている。
 ちょっとお巡りさんの車が多いかな……。
 発進時のクラッチの繋ぎにも馴れて来て、ちょっと高目の回転数でクラッチミート。半クラッチの時間がわずかに増えた。
 少し荒れた路面での車線変更の際にも、脚回りとエンジンの繋がりは問題は無し。
動きも良いです。
 実験中のフォークオイルも、気温が急激に上がっている今の時期でも変化無く、入れ換えた当初から5000kmほど走ったがまったく変化無しで安定。
 大抵このくらいの距離になると、ホンのわずかだが性能降下し始めるフォークオイルがほとんどなのだが、今入れている実験オイルはそんな問題は全く無しな状況。コレって凄い事です。
 永年捜してやっと出会ったフォークオイルなのだ。
 新しいバネとも問題無く合さっていてくれる。ストローク速度によって変化するフォークのダンパーの動きは、必要なだけリニアです。
 このオイルにしてより明確に判るようになってしまったのは、タイヤのエア圧が減っている状況等が反映され易くなったような感じ。
 対して、路面の凹凸の状況を伝える際に問題とならないほど軽微な段差のショックは全部吸収して伝えないので、本当に必要なデータだけが伝わって来ます。
 潤滑能力も高くフォークの動きに不要な角が無く、滑らかで速いです。

 エンジンも4000〜8000rpmまでの間には何の問題も無くツキも良し。
 寒い時期だけ入れていたラジエターの保温板も取り払ったので、水温も高く上がるようなことはありません。
 後はクーラントを入れ換えれば良いだけ。
 エンジンオイルの交換の必要があった時に、一緒に入れ換えを検討中(現在使用中のエンジンオイルの耐久実験をしております。すでに7500km使用中。冒険ですが10000kmまで使ってみる予定)。

 更に上の回転数をチェックしに、お馴染みの三京へ。
 第三京浜の東京側の入口のループを使ってみようと思うのでした。
 第三京浜入口へ向かうまでの246号では、なぜかオートバイが信号待ちの度に増えて、10年以上前のオートバイが流行った頃のように、停止線にたくさんオートバイが並びます。
 オートバイに乗る人が多い国道246号だと、時間帯によってはこういう事もあるのだ。
 ドカの916ともう一台のドカ、かなりいじった旧ニンジャに憑いて行くことにして、そのまま環状8号線へ。
 さすがに空いている環八では、排気量のあるオートバイはすぐに先に行ってしまいます。

狸穴:「置いてかれた〜」
FZR:「いくらわたくしが軽くても、わたくしの排気量では
    無理ですわ」
狸穴:「もっともだ」

 でも回転数はまだ9000rpmまでしか上げてないのだ。
 途中で一緒になったジェイドに、発進で手間取り抜かれそうになった。
 やはりリアスプロケット2丁増やそうかなぁ……。
 ちょっと進むと、追付けないと思っていた先程のドカ2台とニンジャに信号の都合で追い付けた。
 こう言う比較的流れの良い、それでいて交通量のある程度ある環八では、一気筒あたりの排気量が大きく、車体の軽いドカにはかないません。
 スタートと同時にいなくなった。
 三京入口近くで並ぶ自動車の列の外側に回って、ループの外側車線を走るためコースをとったら、先行したニンジャの前に出てしまった。
 少し前にドカが2台。
 普段は3速でループに入るのだが、今日は2速で入ってみる。
 3速だと出口付近でファイナルのギア比が高いので、Gが掛かると失速してしまうのでした。

狸穴:「ちょっと頑張るよ」
FZR:「は〜い」

 このループ、自動車は比較的あまり外側の車線を使いたがらないので、クリアな事が多いのでした。
 2速で入ると8000rpm。
 2個のコーナーと解釈してラインが取れるので、最初のコーナーで先行する916の後ろに着くドカにどこまで近づけるか……。
 1個目のコーナーでは、ほぼ同じ。
 ニンジャもループに入った直後に車線をかえて付いて来ています。ニンジャのFCRキャブの吸気音で、大体の位置が判るのだ。
 2個目のコーナーに入った時に後方のニンジャが離れたので、同時にスロットルをパーシャルから2/3まで開けます。
 後輪の流れる量を、外足荷重と膝の位置とスロットルのON領域での操作でコントロール。
 キャブの口径が少し足りないのか、反応がもうちょっと早い方が嬉しいけど我慢。FZRは基本的には給排気機構は純正部品だもんね。
 ちょっとだけリーンイン。イン側左車線に併走する車のドライバーにプレッシャーを与えないように少し広く間隔を空けます。
 前輪が巻き込みを始めオーバーステア傾向がキツくなる前に、フロントを少し流して弱アンダーステアにしてFZRをアウト側に少し流します。
 フォークオイルを換えてからコレが出来るようようになったのだ。
 こうしておけばIN側にいる自動車と混走する際には、お互いに安全で楽なのだ。
 ヒジの関節に掛る力を自由にして、ハンドルに少し掛けていた重量を全部抜きフリーにして、外脚と背筋で上半身を低く支えます。
 Gの分、身体が重いっす……。
 前後の脚回りに掛る重量比率は、ある程度サスが沈んだ位置で安定してます。
 もう少しペースが上がった時の事を考えると、フロントのバネのイニシャルをあと3ミリ掛けてもイイかなぁ? タイヤの縁とバンク角にはまだ余裕あります。
 13000rpm。一番楽なラインに乗せてあるので、ニンジャから離脱、2台目のドカに近づけた。先頭の916とは同じくらい。踏んでいるラインも916とほぼ同じ。17500rpmスロットルは全開〜。
 消音器の容積不足で少しパワーを抑えられていますが、谷もつっかえも無く回転数は上昇。
 このまま目の前の2台目のドカを抜けるかなぁ? と思って少しイン側についていたら、2台目のドカの排気音が、コーナー出口が見えたあたりから急に大きくなり、あっさり先に行かれてしまいました。
 916は遥か前方。
 18500rpm。3速にup。
 ニンジャは少し離れたけど2台目のドカも全開らしいのでもう追付けません。入路のパートは終わり本線直線に入ってしまった。
 後のニンジャも全開したらしく、ライトが上を向きました。
 すぐに真中の車線に入り、ニンジャの進路を空けます。
 2台のドカを追いかけて、ニンジャは物凄い音と共に行ってしまいました。
 一番左の車線に移行、減速。80km/h。
 水温も低め安定。オイルもタレていない。
 クラッチにも異常なし。
 ミッションの作動も引っ掛り無く素直です。

狸穴:「なんとかニンジャと二番目のドカよりは効率良く動
    けたね〜」
FZR:「コレが公道での現状のマスターと、現状のわたくし
    の限界ですね」
狸穴:「そうかも。あのくらいのGが掛ると、ちょっと身体
    が動きづらかった。アレ以上やると安全マージン削
    り始めるもんね」
FZR:「マスター、太り過ぎですわ。エンジン的には少し重
    いです」
狸穴:「応、夏に備えて減量するよ、身体も鈍ってるしねぇ。
    FZRの方はコレで良しだ」
FZR:「あのループを2速で入って3速で出て来たのは始め
    てです。今日は失速しませんでした」
狸穴:「まぁ、普段こんな高い回転数に放り込むことはまず
    無いから、たまにはテストだ」
FZR:「マスター的にはまだ余裕はありましたか」
狸穴:「まだ半分くらいはあったよ、公道だし後ろからたく
    さん走ってくるし、コケけられない所だから何があ
    っても対応は出来るようにしておいた」

 昔〜、FZR1000でココを走っていた時には、そんな余裕を残しているヒマはなかったのだ。ソレに比べればループにも充分馴れているし、その分安全に走れるのだ。
 知らない所じゃ、あんなこと出来ないです。

FZR:「仮に、わたくしが400ccのエンジンを積んでい
    たら、前に出られたかしら」
狸穴:「重量が今と同じでならね。916もその後ろのドカ
    も本気じゃなかったみたいだし、あの程度で遊んで
    くれる場合に限るけど」
FZR:「FZR600xさんの仕上げの時は、もう少しペー
    スは高かったのですか」
狸穴:「今日のあの916があのペースで走ってくれたら、
    後方から追い上げても出口で並べたと思う」
FZR:「わたくしはこの排気量のままでイイのですよね」
狸穴:「構わんよ。何の問題も無いし。今の狸穴的には丁度
    良いのだ」
FZR:「良かったです。また何かされるのではないかと、ち
    ょっと考えました」
狸穴:「心配性だねぇ。もっと速い速度を要求する時には増
    車するよ。まずあり得ないけど」

 FZRと600xの話をしていてふと思ったのだが、今のFZRの前後のサスのバランスはFZR600xの影響を少し受けているかも……。
 ループの出口付近で、そっくりな動き方をしていたなぁ……。
 バネのせいかな?

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