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当初はFZRで実験車する予定だった、新しいリアショック用のオイルを《秋水號》に……。(追ってFZRも同じ物を入れてみます)
《秋水號》もFZRもOHLINSのリアショックを搭載しているので、定期的なO/Hの際に中に封入されているオイルを交換出来る。
この新しく秋水専用に造られたオイルにより、リアの設定幅を一気に拡げる予定。
傾向としては柔らかくて速いサスペンションです。
タイヤを路面になるべく長い時間着けて、ハネさせないためにこうなったのだ。
フロントもこのリアショックと相互にバランスさせる反応速度の設定になる予定なので、曲り方も今までとは変わることになる予定。現行車に近いかなぁ。
なぜこのような事態になってしまったかというと、タイヤサイズが変わってしまうため、タイヤとフレームとエンジンと中尉の4者の言うことを聞くと、その間にいるリンクやアーム、ショックやフォークが変わらねばならなくなったのでした。
リア周りがリンク、アームごと全部変更される際に、リンク機構の構成を全面変更せねばならなくなり、そのためにリアショックのストローク量とライジングレートも変わるので、筒体内部の中身の設定も変更を要する結果になったのだ。
フレームが始めから持つディメンションはなるべく変更しないように……。
色々考えたり集めたり訊いて来たりで物凄い量のデータを元に、あるマシンのフレームやアームの構成がこのたびの《秋水號》に一番近い事もあり、(馬力は結構違ったりするが……)ソレを元に脚回りを制作中〜。
タイヤが2個しか付いていない乗物の脚回りは、とても複雑な動き方をしております。
前後の脚回りを切り離して考えられないどころか、車体全体が1ユニットの脚回りと言ってもよい状態です。それがリーンして曲ったり直進安定性? とかスリップアングルの収束特性とか……。坂を登ったり降りたりもしますから路面傾斜時の分力計算とか……。
ギョエです。
もっと数学的なセンスが欲しいです〜。(元々無い)
オモテのお仕事(本業)もなぜかちょっとラッシュしてたりで中々思う様に先に進まぬが(当初は2週間程で終わると思っていたが大間違いだった!!)、その分夜中に計算出来る時間も、集まった他車種のデータを考えてみたりする時間もあったりで、無い知恵と物凄く重たいCADに活躍してもらったり……、実際にトライ&エラーとして造り直す行程はかなり省きえたんじゃないかと。
でも、実際に走らせてみないとねぇ……。
という事で、目一杯で走るテストの時は昔あっしの所にいた元レーサーで、オートバイの開発の経験もあるライダー、つね氏に高速域での車体の挙動長沙じゃなかった調査依頼済。(一応その前段階までは、あっしも走るけどねぇ)
さすがにFZRと違い、出力のデカイ今回の《秋水號》はあっしの手に負えない速度になるのでした。つねちゃんが快諾してくれて良かった。
でも今の時点ではさすがに2年に及ぶ放置プレイの果てのため、《秋水號》のエンジンは中々3発揃っては目が覚めてくれません。まずは全機能復旧させてやらにゃ。
#2#3が点火しても#1が点火しなかったり……#1#3が点火しても#2がお休みしていたり……ダメージはデカイです。電装系も増チェックだなぁ。
現在乗らない状態で放置プレイを楽しまれているオートバイをお持ちの全国の皆様、たまには動かしてやらないと素晴らしいオートバイでも腐りますよ〜。
特に日本はアメリカのモハベ砂漠みたいに乾燥していないから、痛みが酷いです。
FZR:「でも、当初のわたくしよりは状況は悪くないそうで
すよ。わたくしの時はクランクケースやシリンダー
スリーブ内壁にまで水分が回って錆び始めておりま
したし……キャブの中は、大魔神肌のテクスチャー
状態でしたから」(ゾッ!)
秋水:「自分の燃料コックからキャブにかけては、かなり痛
んでいるとか」
FZR:「マスターは、何度か基本的な整備と調整をすれば直
るといってましたよ」
秋水:「すでに今回はキャブの清掃だけでも4回目ですが」
FZR:「わたくしの場合、始めの頃は20回くらいキャブは
開けられましたから、そのくらいでは全然平気です」
秋水:「そうなのですか」
FZR:「そうなのです。今でもたまに開けられてますけど」
秋水:「……今のFZRはそんなに調子悪いのですか」
FZR:「調子が悪くて開けている訳ではないそうです。夏と
冬で若干調整が変わるのはわたくしの基本ですし……
それ以外にマスターが悪戯する毎に調整がかわります
わ。今のキャブは実は二基目なのです」
秋水:「……自分もそうなるのでしょうか」
FZR:「秋水様は今回はチャンバーが変わるらしいですし…
…季節ごとの調整が必要になるかも知れませんね。
わたくしよりもそのあたりは要求の度合が激しくなる
かも」
秋水:「自分のマスターの雪風★中尉は、そのあたりの調整作
業は出来るのでしょうか」
FZR:「そのあたりの基本的なデータの傾向は、わたくしのマ
スターが用意してくれるそうですし、わたくしより
もキャブに関する整備性は1気筒少ない秋水様は良
い方ですから、きっと中尉殿もやってくれるように
なられると思いますわ」(ヲイヲイFZR、それは
違うのだが……)
秋水:「チャンバーと言うモノを変えると、そう言う事態に
なるのですか!!」
FZR:「今回の秋水様の改装は、キャブ径も変わるのでそち
らの方がその影響は大きいかも知れませんわ。チャ
ンバーは単に出力を上げるための施策らしいです」
秋水:「エライ事になっている妖な……」
FZR:「コレで秋水様もマスター、雪風様に必要なオーダー
を出せるようになるかも知れませんね」
たしかにエライ事になるのでした。
新生《秋水號》は、車体はともかく吸排気を全面変更する事により今までと同じ扱いをすると、面倒な事になる手の掛る状態になってしまったのでした。
メンテの要求指数が300%上昇(当社比)な状態です。たぶんFZRよりも煩くマスターにオーダーを出す事になりそうです。
雪風★中尉が《秋水號》を知れば知るほど……その声を訊いてちゃんと自分でセットアップ出来ないと厄介な事になるのでした。
今まで不足していたタイヤやブレーキ性能やフロントフォークの大問題等を抱えていたので、どちらかと言うと誰が乗っても楽なフラットトルクな乗り易さ重視で、様々な枷をはめておいたモノをある程度取っ払ってしまいました〜状態になってしまうのでした。(でもまだ2個の枷は取らない(と言うか付けない)けどね、どこだかは内緒)
中尉が自ら要求しているのだから……止むを得ません。
その分、中尉にもこの状態で速く走る事を『我慢』するという"スキル"と、実は最近になって判った事なのですが『基本的なオートバイの乗り方』のやり直しをして頂きます。(非常に簡単な事なのですが……)
それをしないと危険な乗物になってしまうのでした。(それが出来ないと何乗っても危険とも言うかなぁ)
#1#3の排気ポート直後に設置された、『ATAC』と言う細かな制御が効かない排気デバイスも除去を予定。
さて……《秋水號》は、雪風★中尉を上手く『再教育』、出来るか……な。
FZRx 《秋水號》
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