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先日、昼とは違い空いている夜中の環七を走っていると、オートバイが一台前を走っていた。他の交通の流れと同じ速度で走っていたので追い付いた。
2サイクルで排気管が三本出ている。
FZR:「マスター、秋水様と似た音です」
狸穴:「あれれピカピカのトリコロールNS400Rだ。憑
いて行ってみよう」
折りしも丁度、秋水の脚回りの改装をやっている最中だ、流す程度でも構わないので実車が走っている動きを見てみたい。《秋水號》とは2年ほど一緒に走っていなかったので、確認の意味も含めて。
排気管は変更されておらず、と言うことはキャブもノーマルだろう。機関は大きく変わっていないと言う事だ……。
脚回りは……!
前後のホイールが黒い3本スポークの物に変わっている……。
タイヤも、今回《秋水號》に用意したサイズとかなり近い。ちょっとリアは《秋水號》の方が大きいかなぁ?
ブレーキはニッシン。
信号で停止した際に、隣車線にいたるのを横目でチラリと見ただけだが同じメーカーの他車種からの移植のような感じ……。
バックステップは《秋水號》とは違う、アルミ削り出しのプレートと同じくアルミの非可倒式の短いステップバー。見た事ない感じだったので単品生産品かな? 少し高い。
リアアームは何用だか判らなかったけど、多分ホンダの他車種の普通のアーム。(モノアームじゃないです)
手足の長いライダーは革パンツを履いたカッコいい感じの方。スモークシールドなので表情は窺えず。
ハンドルは、違うモノに換わっているらしく、かなり低い位置に付いているからトップブリッジ下かな?
排気煙はほとんど無い。匂いからしてヤマハの純正オイルみたいな感じ。
信号が青になったのでNS400Rより一瞬遅れて普通にスタートすると、隣のNS400Rはローでは静かに発進したが、2速に入れてから橋の上で急に加速し始めた。フロントタイヤがわずかに路面から浮き上がっている。
右手のスロットルの動きを見ていたら、回転が上がる量に比例して3〜4段階に分けて開いていた。
上手いなぁ……。
出遅れてしまったがなんとか車体の動きを見ようと思い、付いて行くために4速まで上げたシフトを2速まで落として16000rpmで順次シフトアップ。
消音器が辛いFZRではコレが精一杯。
全然付いて行けないで、あっけなく離されてしまった。
流石、2サイクル400cc速いです。
先に車が少し詰って混んでいたのでなんとか追い付けました。信号停止している車列ではすり抜けをする方のようですが、走っている時には無理にすり抜けはしない方のようで、安心して憑いて行けます。車間も充分にとる方のようです。
このあたりの人かと思ったら、神奈川県のナンバーだった。
FZR:「速いですねぇ……」
狸穴:「緩く右に曲がっている所、速かったね……普通あの
速度だとあのコーナーでブレーキ使うのだが、入る
前にインに少しだけ寄せてから一瞬パーシャルまで
スロットル戻してブレーキは使わなかった」
FZR:「なんとか車体の動きは見れましたか」
狸穴:「ちょっと離されていたけれど、なんとかね。ライダ
ーがあのNS400Rのリアショックのバタつきを、
スロットルと前後方向の体重移動で上手く逃がして
コントロールしていたのも確認」
FZR:「NS400Rは車体の向きが変わる時に、一瞬早く寝
込んでフロントフォークが沈み込んでから一気に向
きが変わるんですね」
狸穴:「あのライダーが外脚でそう言う動き方をさせている
んだよ。ハンドルに掛っている腕を内側に締めて畳
込みほとんど加重させていなかった。ブーツのつま
先も開いていなかったし、わずかなリーンインを角
度を変えずに維持していた。相当速い人だねぇ」
FZR:「その走り方ですと、あのNS400Rが履いている
ラジアルタイヤの能力が出しやすいですわ。でもタ
イヤにリアのショックが少し負けていたような気が
致します」
狸穴:「祁門氏のSRXが履いているミシュランと同じ物だ。
ついでに回頭中、スロットルをパーシャルから再加
速のオープンに移行する際に上手く回転を合わせて
シフトを一つ落としていた」
めずらしいオートバイと上等なライダーでした。たまにいたるんだねぇ。
良いもの見せて頂きありがとうございました。
もう少し一緒に走っていたられれば良かったが、後方から急迫して来た新しいドカティーと一緒に行ってしまいました。更にペースが上がったみたいでもう追い付けません。
さよなら〜。
《秋水號》が出来上がったら、もう一度一緒に走って頂きたいなぁ。
どこの誰だろうか……。
マミアナ+FZRx
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