Vol.214 電車に乗せて貰った 2001-09-21


 新生FZR600xが、やっとオーナーの元へ納車されて行きました。
 場所は、中尉のオフィスにて。(中尉のオフィスは異界とつうじていた!!)
 600xは全然違う乗物になった筈。
 デフォルトの排気管を一部加工した際に効率上の無理を見付けたり、重さに驚いたり、設計の旧さが原因で吸気側の調整の自由度が疎外されていたり、燃料を若干選ぶ要素が絡んでいたり……いろいろな発見をさせて頂きました。
 出向国のガソリンの設定に合さっていたのかな?
 ガソリンも10年経てば、いろいろ新しい構造になって変わるのだ。

狸穴:「んじゃね、600x。良く仕えるのだぞ」
六百:「あの倉庫も大変居心地はよろしかったのですが、こ
    れでやっと自分のマスターの元へ帰れます」
狸穴:「いろいろな所を走って貰えると良いねぇ」
六百:「今回の自分は、マスターSモトの発するコマンドを
    より素早く達成出来るようになったので楽しみです。
    とりあえずは即北海道行きが予定されているようで
    す」
狸穴:「イイねぇ、でもそろそろ寒いかな」
六百:「冷却系の反応も良くなりましたし、彼の地で越冬し
    ても問題無いかと存じます」
狸穴:「んだ。でもまた予定では直に出雲へ行ってから東京
    に戻って来るのか」
六百:「戻って来ましたら、またよろしくお願い致します」
狸穴:「今回はヘッドのO/Hもしているし、少し走ったら
    もう一度点検だ。距離を走れば交換スケジュールに
    入るパーツが4点ほどあるので用意して待ってるよ」

 脚回りの全面変更とそれによるディメンションの小変更。低速域を中心とした主に吸気側の設定変更等々。
 排気量拡大のための鍛造ピストンの投入とか、ハイカムの投入に合わせて点火系の全面変更などは一切していませんが、尖がった性質でもなく弱々しくなった訳でもなく、いろいろな要素を含んで乗り易くなりました。
 一番有難い進化は、タイヤが選べるようになった事。
 あとはさらなる軽量化とか、が課題かなぁ。(今回の作業でもかなり軽量化出来たけど)
 しばらくの間、馴らしも兼ねてテストで乗っていたので、お別れはちょっと残念。
 600ccはどこを走るにも、とても便利が良い排気量なのだ。

 引渡の際に、ご一緒したご友人のあ◎りさんの所有の自転車、『アレックス・モールトン卿』にも試乗が出来た。
 物凄く軽量で高性能な小径ホイール、トラス構造の応力解析の権化のような無駄を排した軽量強固フレーム、必要充分なストロークを持つ前後脚回り……自転車の世界は物凄い事になっておりました。
 ギア比や細かな部品を色々とカスタマイズして行くと、あの自転車ともいつかはお話出来そうな感じです。
 うちのニボ吉号も頑張っているのだが……さすがにかないません。
 前に何度か同じ白色のその自転車に乗った、モールトンと同じような構造の容姿の美しい妙齢な女性を明方の銀座で見掛けたりしていたのだ。
 女性も然る事ながら、自転車がなんと優雅に走っていることか……!!
 アレ、欲しいです。カッコイイのだ!!

 で、帰りは電車に乗せて頂いて帰って来たのでした。
 途中、総武線(黄色)両国駅で人と会う段取りをしていたので、駅まで2kmくらいを中尉にご案内頂く。
 普段オートバイで走っている道路をヘルメットを抱えて徒歩で行くと、古い店が新しくなっていたり、知人の家が改築されてマンション経営になっていたり……。
 飯田橋界隈を歩くなんて経験は20年前に1度きりだった。
 横断歩道を渡る際にオートバイに出くわすと、先に渡らせて頂くにもライダーが足を着いて停止の意思を発して頂けるととても渡りやすい事が判った。
 久々に電車に乗せて頂くとたくさん、知らない人が乗っていてちょっと緊張する。
 電車に乗るごときで何を緊張する必要があろう……と言われるかも知れないが、普段電車を使わないあっしとしては、ペーパードライバーが首都高速に進入したような感じ。
 ついでに、混んでいる時間だったのかヘルメットは邪魔になるし、知らない人間と肌を接している訳で……いくら若い女性と接していると言っても、その方とは慣れていないのであまり気持ちの良いものではござらんのでした。
 用事を済ませ、たくさん電車に乗って浦安の倉庫の門の前に置いたFZRの所に戻って来ると雨が……。
 FZRは雨に打たれて待っておりました。

FZR:「お疲れ様でした。マスター」
狸穴:「へい。お待ちどうさま」
FZR:「少し残念ですね、FZR600xさん帰ってしまい
    ましたねぇ」
狸穴:「FZRが頑張って実験台になっていたので、600
    xは軽快な仕上がりになったよ〜ありがとう」
FZR:「お役に立てたようでなによりですわ。わたくしも今
    回は600xさんから少しデータを頂けましたし」
狸穴:「そうだねぇ、シートとかでしょ」
FZR:「はい」
狸穴:「んじゃ帰るか」
FZR:「雨がひどくならない内に戻りましょう」

 戻って来たら、FZR600xの感想メールが来ていた。
 アレから直に帰らないで、走り回ってから帰った時刻。
 気に入って頂けたようでなによりです。
 これからもっと乗り込んで頂ければ、様々な局面でFZR600xは更にいろいろな面をマスターにご披露して行く事と思います。
 でも、ド・ノーマルな状態よりもメンテナンスを要求するようになったのでした。

FZR600x マミアナ+FZRx

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