Vol.205 over size 2001-08-26


 先日、ちょっとお話したオーバーサイズのピストンがメーカーから消えたというお話。
 お友達のnyamuさんと、某メーカーのパーツ担当に訊きました。
 なんで消えたかというと、修理用に用意されたオーバーサイズピストン・パーツを使って修理した場合、399ccだったエンジンが418ccになってしまったりする事が原因だったらしい。
 この国の免許制度では50cc未満・125cc未満・400cc未満・制限ナシ(10万ccでも良い〜)と別れております。
 考えてみたら複雑ですね……。
 でもこうでもしないと、体格や技量より遥かに大きな力を持ったオートバイに振り回されてエライ自体になる人も増えてしまうのも事実。お優しい国が決めた制度なのでした。(でもこうやって、細かく段階を付ける事により免許を売っているセクションは儲かるのかなぁ?)
 エンジンがすり減るまで乗って、修理が必要になりメーカーの用意した純正パーツで修理する事により排気量が上がって、その人の持っている免許で乗れる排気量の上限を越えてしまうことは、今まで誰でも知っていた事だが……
 ここへきて1ユーザーから

『こう言う事は法律上ダメである、排気量を超えるようなオーバーサイズの部品をメーカー自らが販売することはけしからん!!』

 と、いった人がいたらしく、メーカーはオーバーサイズの部品を全部回収して封印してしまったそうです。
 こうなると、必然的に困るのはその方以外のユーザー全部と、エンジン修理を生業としているエンジン屋(内燃機屋)さん。
 でもエンジン屋さんはそれほど困らんか……だって、車種によってはサードな会社のコスワースとか、ヨシムラとかワイセコとかアリアス(ってもうつぶれた?)で排気量拡張用の部品を売ってるもんね……、その社外パーツで直せば、売上も上がる。
 場合によってはシリンダーから全部造れるエンジン屋さんも多数ある。
『エンジンは自分で造ります』な一部ユーザーも、それほど大慌てしなくてすむか……ねぇ>FZR。

 メーカーは……どちらかというと『壊れたエンジンのオートバイはその"普通な"ユーザーがどんなに気に入っていても買い換えさせられるなぁ……チャ〜ンス! 用意する補修用のパーツ点数も少なくできるし……ハンドリングが楽でになりその分不要になった社員をリストラ出来る都合の良い理由〜!』という含みもあるので良かったのかも知れませ〜ん。

 海外でこう言う事をすると、いろいろなユニオン等組織があるし問題が大きくなるのでどうなのか判りませんが……少なくとも日本人達はこう言う動きに対して組織立った焼き討ちとか、不買運動をする能力が欠如しているので、抑え易いのでしょう。
 でもせめてこうなる事が判っていたのなら、全ユーザーにメディアを通じてでも事前に告知したほうがよかったかも。
 ……海外でも同じ動きをしているのかな? 海外ではオーバーサイズ売ってたりして……ネットを通じて買えば商社不要で安く買えるか……。国内と若干仕様は違うが同じ車種あるもんねぇ……。

 それよりあっしは、こう言う事で長期にわたってオートバイを使ってくれるライダーが減ってしまうのが哀しいです。

狸穴

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