Vol.203 久々のFZRx 2001-08-18


 しばらく600に掛かり切りでたまにエンジンをかけるだけで、全然乗っていなかったFZR。

狸穴:「お待ちどう様でした」
FZR:「お久しぶりです、マスター」
狸穴:「600xの改装もやっと終わったのだ」
FZR:「どうなりました?」
狸穴:「デフォルトからは大分変ったよ」
FZR:「大変だったようですね」
狸穴:「今までFZRでいろいろやっていたデータが全部役
    に立ったぞ」
FZR:「わたくしもお役に立てたようでなによりですわ」
狸穴:「乗った感じはFZRにちょっと似た状態になったよ」
FZR:「小回りも軽く?」
狸穴:「全体的に軽くカッチリと。で、シットリも」
FZR:「良かったですね〜」
狸穴:「散々FZRで実験したもんねぇ」

 おかげで予算も時間も大きくならずに済んだ。
 逆にちょっとだけ600xからFZRへの新たなフィードバックも2件ほどあった。
 リアホイールの17インチ化と、シート構造の変更。
 どちらも今はパーツも無いし、シートを造る予算も無いのでもう少し経ってからかなぁ。

FZR:「R17インチは、わたくしの後にラインナップされ
    たFZR250系で使われておりますわ」
狸穴:「デルタボックスフレームになってからだねぇ。GY
    さんのFZRも前後17インチだ」
FZR:「デルタボックスフレームは良いのですか」
狸穴:「そりゃ新しいし、良いよ〜。でもFZRはそのまま
    でイイのだ」
FZR:「フレームまで換えられるのかと思いましたわ」
狸穴:「必要があれば止む無くやるかも知れないけど、そこ
    まではやる事もなかろ。ところでその小さなステン
    レス製のバケツ型中性子爆弾の容器は?」
FZR:「ご近所のお子様が植木の水撒きと言う事で置き忘れ
    て行かれたようです」
狸穴:「危険な……」
FZR:「シートは、先日わたくしがお運びしたモノですね」
狸穴:「そう。表皮に使ったヌバックな仕上げは想像以上に
    良いものでした」
FZR:「中のウレタンはどんな感じですか」
狸穴:「デフォルトの内容と形状も違うのだが、耐久性もか
    なり高そう&疲れない」
FZR:「わたくしもあの素敵なシートはとても気にしており
    ます」
狸穴:「それもそのうち入れよう」
FZR:「楽しみにしております」

 久々に、FZRに乗るとやはり小さい、パワー無い。
 慣れるまでちょっと辛いかなぁ。
 パワーのある600にしばらく乗っていたので、ライディング自体がエンジンパワーに頼るようになり、『ヘタ』になっている。
 しばらくは、あっしのリハビリだなぁ。
 軽さにかまけて乗り方が雑になってしまっております。
 いかんのだ……。
 こう言う雑な乗り方をしていると、痛い目に逢うのだ。
 用心用心。
 ともあれFZRが帰って来たのだ。
 FZR600xも、9月になればすぐに種子島から帰って来るオーナーが迎えに来てくれるそうだし、間を置かず乗込んでくれるそうだから良かった。

FZR:「ところでますたー。話が全然変わってしまうのですが、
    SRXさんのエンジンパーツで修理用のオーバーサ
    イズのピストン・パーツが、今後メーカーから供給
    されなくなってしまったとか」
狸穴:「どうもそうらしい。修理する事により排気量が上が
    ってしまうと言う事もあり免許制度にも抵触するし、
    そろそろ発売終了からある程度時間が経ってしまっ
    たためパーツの供給を止める事になったのかも知れ
    ないねぇ……」
FZR:「わたくしのパーツ状況はどうなのでしょうか」
狸穴:「あまり安心出来る状況では無いかも知れないなぁ」
FZR:「そうなると困る事も、ありますね」
狸穴:「そうだねぇ……ユーザーとしては困るなぁ」
FZR:「わたくしも自分の製造メーカから見放されるようで
    複雑な心境です」
狸穴:「古いオートバイのパーツをいつまでも管理している
    のが経済的にも無駄が多い事は判るが……」
FZR:「そうなると、わたくしのような古いオートバイはど
    うなるのでしょうか。心細いです」
狸穴:「どうしても継続して乗る場合は、オーナーによって
    パーツの取寄せ出来ない品を『造りながら』維持す
    るしか無いか」
FZR:「わたくしの場合、すでにそうなりつつありますね」
狸穴:「あとは、流用可能なパーツを車種・メーカー等を問
    わず加工して流用するか、サードな社外部品で造り
    直すか……しかないなぁ」
FZR:「その場合は、普段の修理とは違う内容になりますね。
    加工・改造というカテゴリーに入るのでは」
狸穴:「そうなるか。厳密に言えばそういうことはいけない
    事なのかもしれないが、やむをえん。今まで通り、
    なんとかするさ」
FZR:「自分のメーカから、『古いオートバイに乗ってはい
    けない』と言われているような気がします」
狸穴:「そんなにいけない事ならば、何の警告も無くガソリ
    ンスタンドの無い金星にユーザーを転送してくれれ
    ば止める事にしよう〜」
FZR:「マスターの場合は金星から帰って来そうですし、分
    子レベルまで解体するしかなさそうですね」
狸穴:「……恐ろしい事を」
FZR:「長生きしているといろんな事があるんですね」
狸穴:「長生きは良い事ばかりでもないのだ」
FZR:「……」
狸穴:「……」

 パーツが無くなると言うことは、結構困る事なのでした。
 新しいオートバイに乗れって言うご意見もよく判りますが、あまり困りたく無いなぁ。
 まあ、メーカという所に頼っている以上やむを得ない事なのでした。
 仕事上でも使い慣れたフィルムがある日をもって無くなってしまい、他のモノで代用しなけりゃならなくなってしまったり。仕事によってはフィルムを使えないデジタル撮影を指定されたり……。デジタルでアオリを要求されたり。
 いろいろあるデス。

 今は世界中に張り巡らされたネットもあるし……、そのうち、個々のユーザー側からちょっとした切掛けで組織立った不買運動、とかされたりしなけりゃ良いが……。
 趣味性の強い乗物商売だからなぁ……、ある日急に倒産や他業種からM&A解体仕掛けられるメーカーも出て来るかもね。
 特にオートバイに乗っている人間は、メーカのそう言う動きに敏感に反応するからなぁ。
 そうならないようにFZRと共に無責任にお祈りしております。

FZR:「自社製品であるわたくし達オートバイの影が見えな
    くなったメーカは、駄目なのですよね」
狸穴:「んだ。FZRがそう言っている事を、ココを見て気
    がついて行動してくれるとよいねぇ」
FZR:「頑張ってください」

マミアナ+FZRx

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