Vol.198 出て来た…… 2001-08-05


 お食事前の方は、終わってから読んで下さい〜。

 今年はあまり見掛けないなぁ、ゾッキー御一党。
 と、思っていたらどうやらその方向性が変わってきたようです。
 一時、昔風のゾッキーをファッションとして昇華させた、なんちゃってゾッキー流行があったようだけど、それも落ち着いたらしく今年はモロにそう言う感じな方々が路上におりません。(出会ってないだけかも)
 その代わりなのかな……、玉砕若干覚悟で街中で速く走る人達や、ゴーインにマイウエイな250ccスクータ・スーパートラップつき、が流行なようです。
 これに比べたら、とりあえず速度が低かったゾッキーは安全でした。

 三京へ行く途中、R246でなぜか知らないが黒いRXー7が執拗に突いて来る。(少し前には白いRXー7にも、つつかれた)
 流石にRXー7ともなれば、FZRの加速ではかなわないのだ。
 混んだ道を周りで走る車に幅寄せしたりして、一生懸命擦り抜けするFZRに付いて来る。
 ちょっと空間が空くと、FZRの後ろで激しく加速したか思うと、追突する2mほど手前でタイヤをロックさせることを繰り返す。
 左に避けて先に行って頂こうとすると、抜きざまには幅寄せ……。前に出ると急減速と急加速の繰り返し……。
 なんか悪い事したかねぇ……どこかの国の機関の墓居工作員かな。
 信号待ちで、後ろに付く。
 今度は後退灯が点灯。
 お誘いかなぁ……。
 擦り抜けて並んで横ガラスが黒いので中が良く見えないから、前ガラス越しに中を覗くと普通そうな若い男の子と女の子が乗っていた。
 運転している男の子は、びびってる? なんで!?
 窓を開けろと手で合図すると、大音量で渋谷系の原始的な音楽が……。

狸穴:「危ないよ〜」
若者:「……なんすかぁ」
狸穴:「脅かす程度の事するくらいならば、ちゃんと押しつ
    けて轢き殺せ」

 しばらく沈黙。ココの赤信号は長いのだ。

若者:「……この女が面白いからやれって言ったんすよ……
    すんません」
狸穴:「もっと音、下げてよ」

 窓の隙間から助手席を覗くと女の子と目が合った。

狸穴:「……ブス! 逮捕するぞ」

 凄い形相で睨んでいらっしゃいます。わはは。人差し指で女の子をポイントする。
 男の子は、『ヤバ〜!』というお顔。
 RXー7は、おとなしくなりました。
 あの男の子は将来、上手く使われて尻に敷かれるタイプだな……。

 でも、良かった事も一つ。
 普段は90q/h以上で走る事もある上野警察前の広い直線の長い道路。
 何故か50q/hくらいで左端を走っておりました。
 FZRの前後のブレーキの比率を自分なりにテストしながら走っていたのだ……。
 すると、セルシヲが一番中央よりの右側車線を音も無く鋭い加速。

狸穴:「静かだねぇ」
FZR:「大きいのに素早いんですね」

 しばらくあっしの後ろにいたらしいパトカーが、車線を変えてセルシヲに付いて行きました。
 ブレーキに意識を集中していたから後方の事など全然気にして無かったよ。パトカーいたのだ。ブレーキのテストしていて良かった。
 パトカーの後に付いて行く。
 セルシヲが信号を越えた所で、80q/hに達したあたりで御用。

 途中、蕎麦喰ってからしばらく走っていると、対向車線側に視線を向けると白いスカイウエイブがノーヘル金髪・短パン・アロハシャツの男の子と、ノーヘル白髪・ミニ・何故かスポーツ水着のブラだけの女の子を乗せて信号無視して飛び出している。
 深夜の国道6号線の流れを、身を挺して塞ぐように真横のまま停まった。
 そこへ向こうからトラックを抜きざまに急加速のインプレッサが、白い大きなスクーターをやっと発見して、10m手前で急減速。その後へ更にダンプが追突。
 跳ねられてしまいました。
 ババン!! という大きな音がした。
 今時珍しい、無理心中者かなぁ……。
 男の子の右足は、スカイウエイブのステップボードのエッジとインプレッサのバンパーにモロにプレスされて痛そうだし……。(ちぎれる?)
 当たったと同時にかなり高く(信号機より高く)オートバイの二人は、ほぼ垂直に近い角度で上昇しました、スカイウエイブは対向車線へ弾かれて来た。
 げ……こっちへ来るんとちゃう?
 路面と擦れてガーガー鳴きながら壊れたスカイウエイブが路面を滑って真っ直ぐ、走行中のFZRの方に飛ばされて来ます。

狸穴:「あ〜やっちゃったよ。スカイウエイブはこっちに来
    るらしい」
FZR:「中央分離帯が無いですから、このまでは当たります。
    減速は後続車が来てますから回避しか無さそうです
    わ」
狸穴:「出来そう?」
FZR:「頑張るしかなさそうですね」

 4速落としてフル加速と同時に左車線の空いている空間に飛び込む。
 正直、こんな時は事故回避のために600くらいの強力な加速が欲しい。
 なんとか避けましたが、FZRとあっしがいた車線の後続車にはヒットの音。
 大惨事です。

 あっしは当って無かったし、関係ないと言うことでそのままいなくなってしまっても良かったのだが、高く跳んだの見たので気になり少し行過ぎてから、ターンして上下線とも渋滞する現場へ戻ってみると、路上に男の子と女の子が横たわってます。
 両名とも呼吸はしているが、意識ナシ。
 頭皮を切っているようで多めの血が出てる。金髪も白髪も内側から赤く染まってます。
 近くにもう一台似たようなスクーターと男女がいる。友達かな?
 呼ぶ。

狸穴:「お知り合いの方ですか」
彼::「……はい。友達が、……」
狸穴:「警察と救急車呼んだ?」
彼等:「……まだです」
狸穴:「他の人が呼んでるかも知れないけど、一応電話て
    みて。場所判るよね」
彼等:「……はい」

 二人ともサンダルを履いた脚が震えておりました。
 会話も驚いているのか、『……』の分だけアクセス・スピードが遅い。
 倒れた二人の所へ戻ると、当事者らしいドライバーとトラックの運転手が立っていた。
 事故の事を、電話で話ていた。
 倒れた二人をよく見ると、手足と首が妙な感じで曲がっている。
 男の子の方は少し意識が戻り始めたかな?
 外傷や骨折よりも臓腑等の内出血の方が恐いね……。
 女の子はちょっと痙攣しだしている。
 お友達らしい二人に来てもらって、触らないようにして声を掛け続けて頂くようにした。

 あっしの後ろから来て当たった古いランクルは、白いスカイウエイブを路面の間に咥え込んでおりました。
 大惨事でやんす。

 ランクルの兄ちゃんに、あっしが避ける以前から全部を見ていたか? と聴くと、
ランクル:「見ていた。覚えている。ランクルの下に入ったスクーター奴の信号無視&走行妨害∴自殺行為。ランクル壊れて大迷惑!」との事。

 警察が来るまで、当事者+やじうまさんが交通整理。
 ランクルに名刺だけ渡して、あっしは帰って来ました。
 250cc以上のスクーターって、エスティマとかに乗っている迂闊な若めの方達と何か共通点があるような気がします。
 後傾気味の着座姿勢と、入れ物に入っている感覚がそうさせるのかな??

 ここの所の暑さで皆、脳が煮えて《行動が変》です。
 皆様も気をしめて!『普通に』運転&行動して下さい〜。
 用事が無い時は家から出ずにジッと死んだフリしていた方が良いようです。

 しかし……なんでこんなに大惨事に出っ喰わすのだろうか……。
 移動する場所と時間が怪しいのかなぁ。
 夜はそれだけ危険なのだな。

 誰か代って!!

ランクル 若者 彼等 マミアナ+FZRx

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