Vol.180 排気管 2001-07-01


 エンジンの中では火が燃えているのである。
 萌えた……じゃなかった燃えたモノは体積が大きくなり、排出される。
 自分が大きくなってしまい、揚げ句狭いところを強引に押し出される訳だから、堪ったモノではない。
 さりとて次にまた燃えた奴等が、同じ通路を使ってジャンジャンやって来る……。
 排気管を全く使わず、世間様に向けてそのまま排出すれば、やかましいは有害だわで非難轟々の嵐。
 いきなり大気開放してしまうと何故だか、エンジンの出力も極端なピーキーになってしまう。
 ヨロシク無いことだらけなのでした……。
 一体どうしたら良いのでしょう?
 と言うことでどこのメーカーも排気管屋さんも悩むのである。
 排気と言っても、ただ燃えたモノが出て来る訳ではなく、仕事を効率良くさせた上でキレイにして排出しなければならない。静かに。
 大変なことである。
 車体の短いオートバイでは、排気管長が稼げずコレもまた大変。
 一気筒あたりが大きくなるともう……。
 限られた車体長の中に収めるために、一時的に排ガスを溜めるチャンバー室等を造ったり。
 排気ガスの流速を遅くしてエネルギーを拡散するためにテーパー状にしたり。(この角度や長さが勘処)
 排気ガスの温度をコントロールしたり。
 干渉波を管内で造って、細かく圧縮して更に拡散して出したり。
 まだ肝心な事があるけど……面倒なので割愛。
 とにかく、排気管は大変な苦労をしているのでした。

FZR:「マスター、余り多くは無い知恵を絞らない方がよろ
    しいのでは……」
狸穴:「FZRは一気筒あたりが小さいから音も消し易いか…
    …ん? でも回転数が高いと言うことは、それだけ
    爆発している量は単位時間あたりでは結構な量にな
    るな……」
FZR:「わたくしも高回転時には結構な量の音を出していお
    りますわ」
狸穴:「たしかに……」

 脳が80%お休みの時にとてもこう言うことを考えてはいけないのでした。

 《弐號》の排気管が32回目のトライに対してやっと出来たのだ。
 単気筒エンジンだと、排気システムの作り方次第でエンジンの振動ポイントまで関与して来る。
 どんなエンジンの排気も、理想は排気管内で空気が渦を巻かないようにすること&タイミングを合せて出す。
 排気ガスが管内で渦を巻けば、渦の部分だけ圧力が高くなっているので、後から来た排気がそれにぶつかってつっかえてしまうようだ。
 皆コレで苦労している。

 もう考えないぞ〜。
 と言うことで表題の排気管はもうお終い〜。
 機会があったらまたいつか……。

 ここのところ、毎週3京保土ヶ谷に行っているのでした。
 昨夜もまた……。
 SRX大改のこきちさんのお友達のNyamuさんのフェイザーYSP仕様黒/赤がいらっしゃっていた。
 排気管が換わって、前ブレーキ・キャリパーが変わって、ハンドルの垂れ角が変わって……前後16インチのホイールで……このフェイザー、これからどうなるのでしょうか。
 これからアームが換ったり、ドカ屋さんの使う極太の16インチホイールとか、TZの前脚などに変わって行くのでしょうか……。
 細かなメンテも受けているようでスキが無い。
 イイ音、してました。
 きっとノーマル排気なFZRよりも、高回転域でのレスポンス&パワーは高いでしょう。
 FZRは低中回転域をメインに考えていじっているので、高回転域のセッティングには問題があるのでした。
 もっとも、あっしが高回転域を使う機会がほとんどないこともありますが……。

 Nyamuさん、以前からこのFZRのページを観て頂いているようです。
 でも余りあっしの出所を詮索しないでね〜。
 あっしとFZRはS.I.S.の外注職員よろしく人類の未来のために、常に影のように逼塞して生きているのだぁ。
 でもここのところの不景気で、せめて表側の仕事だけでも名前と顔を世間に公表して、客寄せパンダのように『大先生』とかになって終おうか……とも考えることもたまに。

FZR:「マスター、そのためには何層もの構造を持った高度
    な理論武装をしておかないと、皆様に飽きられます
    わ」
狸穴:「そうだよなぁ……単純なのが取り柄だったのに、そ
   
れでは本末転倒じゃ」
FZR:「わたくしも、そろそろ手が掛からなくなって来たの
    であまり贅沢は申しませんから、お仕事頑張って下
    さいね」
狸穴:「そか……ちょっと寂しい気もするが、やむを得まい」
FZR:「それよりも、《弐號》さんやFZR六百改さん、
    FZR1000xxさんを早くせねば」
狸穴:「その点は、ぬかりは無いよ。計画通りに進んでいる」
FZR:「そうでしたか」
狸穴:「とりあえず、減ったパーツのAssy.付け替えだ
    けの1000から仕上げて行く。実際の作業は2日
    程度でリアサスのO/Hを別にすれば、今週中に終
    わるかな」
FZR:「オーナーさんがパーツをほとんど集めてくれたので
    すか」
狸穴:「んだ、助かった。ついでにバモス号で運び込んでく
    れた。後は車検を取って終わり。どこの陸事にしよ
    うかな」

 新しい排気管はOVER社のモノだった。
 ちょっとイメージと違うなぁ。
 でも、性能凄く良さそうでデフォルトと比べたらきっと重さも違うのだろう。
 鉄じゃないので錆びて穴があくこともなさそうだ。
 デカイ箱は邪魔になるので持って帰ってもらった。

 ふと気がつくと、ウチはまるで倉庫のよう……。
 600のタイヤ&ホイール/その他パーツは転がっているし……《弐號》のパーツは制作中のモノも含め至る所に……で1000のキャブとマフラーetc……。
 更にその間隙を埋めるようにスチール用の機材が!
 ……店でもやるか?
 部屋にはオートバイやお仕事道具を一切持ち込まないようにしていたのに〜。
 とりあえず、点検を終えたお仕事のスチールの撮影機材を一度、狸穴町の方のアジトへ。(久々の944、クーラーは無くヒーターバルブが閉じないので物凄い熱さです。室温70度近辺……地獄。窓・屋根全開)
 《弐號》のパーツを九十九里工場へ。
 六百のパーツは……アームが揃ったら即、祁門ガレイジで組んでしまおう!(それまでにショックのO/Hは済ます!)
 1000のパーツは今日から組み始めることにする。

 その前にFZRのエンジンオイルとプラグとカ〜ニのパッドを交換した。
 パッドは今回、カーボン・ロレイヌのモノを祁門氏のストックから分けて頂く。
 ディスクが目茶苦茶な減り方をしているので馴染むまでちょっと掛かったが、このパッドとてもコントロールし易いです。
 今までに使ったどのパッドよりも優秀!
 効き方もちょっとエッチな感じで真綿で首を絞めるような感じで、微妙な姿勢制御にはもってこい。
 予備にグッドリッチのパッドも持っているので、コレが減ったら比べてみよう。
 ブレーキ関係はすべて実験上の消耗品と考えているので、今のところどんなに早く減ろうが結果が得られれば構わないのでした。
 でも、ディスクを研磨せんと適切な判断が出来んか……。
 オイル交換の際に、アンダーカウルの底部を折損してしまった。
 現在、テープで貼り合わせてあるだけ……。

FZR:「マスター、メーカーにわたくしのパーツが無かった
    らどうしましょう」
狸穴:「済まぬ。早急になんとか対処。半裸じゃかっこ悪い
    しねぇ……」

 年頃の娘を持つ身の親の気持ちがなんとなく判りました。
 実際に娘が出来たらそりゃもう地球史上でもっとも大変なバカ親になること必至……。
 息子の場合は、13億6千万年を一代で続いた狸穴家の飼育法として「お前は人間じゃない! 自分を何者として捉えるかも、生き方も含めて自分で決めろ。誰も教えてくれないぞ、自分がルールだ」と言うことになるのでしょう。
 お影で、人間としての自覚ゼロ。常に心ココにあらず……。でも、何が起きてもどこかで拾ったサンプル物の平常心の無感覚。
 困ったねぇ……。
 日々修正・改造を繰り返してパッチファイルの集合体です。
 現在、脳内にレイド構築中……。
 そか、人間に戻る方法は娘を持つ事なのだな……でも売って無いんですねぇ。
 娘達に見送られ宇宙空間に消えて行く……という最後が達成出来んぜ。

 vol.177jに関してのお問い合わせを受けましたので、webで見付けたそれ関連。
http://www.melma.com/mag/83/m00027583/a00000020.html
 で、
http://www.gijutu.co.jp/doc/0107chm/107210.htm
 頭良くって、カッコ良過ぎ。

マミアナ(ゲシュタルト崩壊中)+FZRx

 パソコン、やっと安定させました。
 お影でcompaqのマザボには詳しくなった。

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