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第162話以降、FZRのフロント一式を交換してから普段乗りながら細かく様子をみて、フロントフォークやステムナットの設定変更・調整を繰り返している。
丁度《弐號》の新しい設定である点火システムの第3次神経接続を始めたので、《弐號》用にと用意したテストコースをFZRで走ってみる。
FZRの脚回りの設定はこのコースだと少し加速が足りないが、それでも条件が良いので走り易い。
まだ組んで間もなかったので、メタル等の馴らしも考えて80km/h以上の速度で連続して走っていなかったのだ。
少し元気に走った結果、どの状態でも安定が大きく損なわれることはなかった。
コーナーに用意されている微妙な扱いにくい間隔で並ぶ2段あるコブを通過しても、車体が共振するような周波数の挙動変化は起きない。
もう一つあるにたような逆回りのコーナーで、ハンドルにしがみ付いて車体と一緒にショックを受けてハンドルをインにコジってみたが、不安定にはなるものの、この程度のスピードではコジッている間だけアンダー・ステアが少し出たくらいで問題なし。
ただ、曲がっている時に深く沈みこんでいる時の状態と、直線加速時の状態の浅い所での作動状況のギャップがちょっと大きいので要再調整。
余った時間があったので、フォークを外して分解し、戻り側のオリフィスを熔接で一旦塞ぎ、少しズレたポイントに同じ大きさで開け直した。
フォークオイルの量も油面で約15o減らした。
帰りにもう一回、ためしてみる。
初期の沈み込は相変わらず速いが、沈み込んでからはFZRのフロントに掛かっている荷重量に合ったらしく、フロントタイヤの動きが判りやすくなって来た。
正解だったようです。
FZR:「先程よりもフォークの動きに繋がりがあって、動作
に芯が出て来ましたね」
狸穴:「シングルの《弐號》とは設定が違うけれど、感じと
しては良いかな。FZRでも《弐號》のテストコース
を走れるようになって来た」
FZR:「フレームに対する衝撃もかなり吸収してくれます」
狸穴:「こうして一度ちゃんと合わせておくと、部品も保つ
しFZRの動きも予想出来るので、いろんな状況で知
らない所を走っても困らないのだ」
フロントタイヤの接地面積形状が変ったことによるフレームへの力も、フォークの反応が速く巧く吸収しているようで、車体が負けて捻じれる感じは無い。
回転しているホイール自体が重くなっていることは、まだ感じるがコレでイイのかな?
一般道でそんなに速いアクションを要求するような走り方をしてはイカンので、丁度良いのだ。
いつも限界近くで走る訳じゃないし、サーキットに行く訳でもなし、安全マージンが増える設定の方が俺には合っているのだ。
《弐號》のアジトまでの片道の距離が約70qあるので、その間のライダーの疲労度は……。
狸穴:「楽にはなっている。けど、疲労に関してはリアのバ
ネを変えた方が効果あるみたいだ」
FZR:「今の状態はちょっと沈み込むと、物凄く固くなりま
すものね」
狸穴:「本来硬いバネで、無理矢理当たりを柔らかくするた
めに初期のイニシャルがほとんどど掛かっていない状
態だもんね」
FZR:「早く交換致しましょう〜」
狸穴:「へい」
雨の日も、ちょっと走ってみた。
祁門氏が使っていた中古のこのダンロップのGPR80?というタイヤ、凄く自然で良いです。
大抵の事では音を上げません。
ともするとタイヤに頼りがち……馴れて来ると少し気が強くなるので気をつけねば。
こんなに余裕のある懐の深い良いタイヤを履いていたのね……。
ある意味、その気にさせるので怖いタイヤです。
皆様も、いろいろためして無理していない状態の自分に合った設定を探ってみては? 安全マージン稼げますよ〜。
マミアナ+FZRx
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