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FZRの脚回りが変わってから、400km近くを走っている。
大体の感想は、80%くらいの仕上がり。
今のFZRが、状況に応じてどういう動作をするのかも低いレベルでは判って来た。
乗っているあっしの側からみれば、
狸穴:「大体こんな感じかな、あとは乗り方で合わせられる」
という状況なのだが、乗られるFZR側からは、
FZR:「マスター、やはりリアのバネの硬さが、フロントが
正確に動くようになったことで挙動に現れてますね。
このままではフレームによろしくないですわ。80k
m以上で走る分には良さそうですけど、渋滞の多い都
内ではそんなにスピード上げませんモノね」
と、言うご意見が出されているのでした。
フレームの強度とタイヤ幅やアームの強化なども考え合わせて、FZRから回答が出たのでした。
と、言うことで100%までは行くことはないが、もう少し煮詰めてバランスを取るために前後のサスの設定を全面変更するとになりそうです。
『擦り合わせ』と言う作業です。
メーカではこのあたりから、本格的にテストライダーさんが毎日何時間もテストコースや一般道を含めて色々な状況で走り、仕上げて行くのでした。
その行程の間にはエンジン特性が変わってしまうこともあったり。
それまでの開発費掛かってますから、『ん〜もうテスト飽きちゃった、このオートバイは売るのやめよう〜!』ッてな訳にも行かんかったり。
FZRの場合は、メーカがこうして仕上げて来た部分とこの時点で始めて正面から相対することになるのでした。
メーカが用意した様々な設定を、どれを残してどれを捨てるか……捨てた部分の代わりはどのレベルにするか……。
要素は車体構成全部や、天候・路面状況・乗り方などです。(をを、いっぱいだ!)
凄く考えることが多いです。
でも、すでにこう言うことは何度もやっているので、コツコツやるしかありません。
狸穴:「ああ……メーカにいたら、こういうことをやること
によって、ギャラが貰えるんだろうなぁ」
でも、そう言う訳には行きませんでした。
メーカも、乗り手の技術や体形等全部違うんだから一台一台こうすればイイのに〜。
な〜んて、出来る訳がないのでした。
で、みんなカイゾーしたり調整したりするんですねぇ……。(良くも悪くも)
FZR:「マスター。わたくしはマスターだけに合わせて設定
されているから、もしかすると他の方が乗ったら物凄
く乗り難いかも知れませんね」
狸穴:「ん〜。それでもいいのだ。でも、誰が乗っても大丈
夫だと思うよ」
FZR:「そうなのでしょうか? 他の方の意見は全然訊かれ
ていないと思いますが」
狸穴:「ワハハ。たしかにそうなのだが、俺はFZR以外にも
今までたくさんのオートバイに乗って来ているから、
やつらの話も整理して訊いていたりするのだ。凄いだ
ろー」
FZR:「マスターのそういう時が、一番厄介なんですよね」
狸穴:「あらら、良くお判りです。気を付けることに致しま
しょう」
自分以外のライダー達を観察することもとても大切です。
ともあれ、FZRの現状のフレームとエンジン特性に合わせて、デフォルトより少し突っ込んだ方向性を持った幅の広いセッティングを出さねばならなくなったのでした。
そうやって走っている間に、《弐號》や他のオートバイ達の部品を掻き集めに西へ東へ。(あ、表のお仕事もちゃんとやってますよ! 少ないが……)
青山にいたらゲイのメイクさんに捕まった。お茶に付き合わされるがソレだけで済んだ。新しい彼氏(アメ車乗り)とは1年以上、美味く逝っているとのこと。奥さんとはどうするのだろうか? 独身者に心配されても困るか。合掌。
渋谷にいたら、かつてヤマンバだった女の子のヌードなモデルさん達が変身していて、すっかり気がつかなかったので、
「無視した〜! かなりヤバいよマミアナさんのヘアスタイル」と騒がれた。
「次は剃るかも」
皆様おキレイですよ、就職も出来たようで。良かったね。
ハンズに行ったら、ロカビリーなスタイルの同業者もいて「まだ景気悪い。そっちは?何か仕事廻せ」と言われたので、こちらこを廻して頂きたい、すっかりホームレススタイルじゃ。ホレ見れ。
フン! と言って、行ってしまった。またね〜。
FZRの所に戻って来ると一〇代の若者が数人、FZRの後ろで暴れていた。一人を置いてすぐにいなくなった。倒れた一人は、なんとか座り込んでFZRの後輪を蹴っていた。
狸穴:「どうしたの? 顔から血がでてる。喧嘩して殴れれ
た? 重傷だ、脳見えてるよ」
若者:「……彼女を、取られたっす」
取られたと言っても……彼女はあなたの所有物ではなく……人格を尊重しなさい。
可哀想なので、買って来た京タコを一緒に道路の端で食べてやった。泣くな!
そのスケートボードで世界一になってやれ。京タコ「まいうー」
彼女の写真を見せてもらった。ドッカリ型か……俺の好みではない。
ラボに寄った。景気はどうかと聴いたら、少し良くなて来た。とのこと。
ぎょえ! 俺の所とさっきの同業者だけ景気悪いの!?
う〜ん、泣くぞ。(遠吠え)
FZR:「ますたー、わたくしに乗って海を見に行きましょう〜」
ありがたいが、そんな余裕ないのだ。一旦、戻らねば。
《弐號》のオイルタンクに使う小さな部品を捜しに行った。店から出て来ると、以前このページを見てると言ってくれたsaygさんに、またお合いした。
FIAT500(ルパン三世の自動車)を買ったと言うので見せてもらった。
30年前の可愛い小さな自動車だが……手が掛かるぞ〜。自力で仕上げるとか、最後の最後まで頑張れ〜!!
FZR:「彼、マスターとちょっと似た匂いがしますわ。FI
ATはわたくしですね」
難儀な……。それは彼に対して、失礼だぞ>FZR
熔接工場へ行く。要求スペックが厳しく、軽微な問題が発生。現在処理中。(製作代金を半分しか払っていなかったことを思い出した。明日すぐに払うこととする)
FZR:「本日も、お疲れ様でした」
狸穴:「FZRも、ご苦労さま」
さて、夜に打合わせが一つ残っていた。恵比寿へ戻るぞ。
saygさん 皆様 と マミアナ+FZRx
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