Vol.159 キャブ 2001-05-15


 先日闘った巨大タンクの余波で膝を点検に出すため、外出する前に時間があったので、久々にキャブを取り外して点検。
 これと言って何の故障もなかったのですが、ちょっと気温も上がって来たしこれから渋滞で蒸しかえる場所を走ることが多いので、このあたりで夏設定に変更・調整中。
 pjを#10から#13に変更。
 ダイヤフラム、o−ring各ゴムパーツの点検。
 4個あるスロットルバルブのダイヤフラム裏にちょっと水分を確認→除去。二ードルの減りもなし。
 スロットルバルブ自体の減りもなし、対するキャブボディーも減っていない。
 フロートバルブの消耗、詰りもなし。一応小さなフィルター4個とも洗浄。
 フロートレベルの確認も最下限にて異常なし。
 各リンクの動作も異常なし。

 熱によりマニホールドの劣化が激しいが、二次エアーを吸っている形跡はないのでそのまま使用。
 キャブのゴムパーツの脱着の際に、シリコン系の油脂を使いながらやると傷が付き難く滑りも良いので楽ですが、付け過ぎないように注意。

FZR:「いかがでしょうか」
狸穴:「どこにも問題ないよ。これから夏なので下でちょっ
   と濃くした」

 組み付けの際に吸気ポートを奥まで覗き込むが、オイル下がり等の異状はなし。
 そう言えば、測定器こちらに置いてなかったっけ……今度祁門ガレイジに行った時についでに同調と各気筒のコンプレッション測るか……。
 キャブを乗せてタンクを乗せてエンジン点火。ドロロン〜。
 アイドリングで若干の狂いが生じている。pj変更によることのようだ。
 4個のpjは共に同じ番号なのだが固体により若干の違いがあるのだろう。
 このままでも全く問題はない程度。

 しばらく前に交換したエンジンオイルshell Advance 10W−40も入れてから2500Km走行しているが問題ない。フリクションロスがとても少ないオイルで軽い感じだが、油膜は保持されているようだ。対剪断能力高し。
 このオイルのおかげか、この時期になってもFZRの水温はとても安定している。
 ファンが回っているのをここしばらく聴いていない。
 ファンが壊れているのではないかと疑い、ちょっと悪戯して無理矢理ファンを回してみた。OKay!
 コレで何かトラぶらなければ今年の夏もまた乗り切れるだろう。

 出かけてみるとpjが変ったことにより下でちょっと重い感じ。ガスが濃いのでやむをえんのだ。ま、こんなもんだろう。
 そだ、EXUPも合せておかねば……今度やろう。

FZR:「マスターがよろしいのであればわたくしも構いませ
   んわ」
狸穴:「コレでいいよ、少し燃費が落ちてスタートでもたつ
   くが、ファイナル5丁削っているIL4/250だか
   らこんなもんだろ。加速も速さもコレで充分。速いオ
   ートバイが必要なら大きな排気量のオートバイに乗る
   しかない」
FZR:「でも、マスターは大きなオートバイ、苦手なんです
   よね」
狸穴:「んだ。排気量が大きくて車体はFZRくらいのが一
   番ありがたい」
FZR:「先日、保土ヶ谷でご一緒した53氏のドカさんはい
   かがですか」
狸穴:「いいねぇ〜ステアリング周りの変更でとても良い結
   果を出せたそうだ」
FZR:「そのようですね」
狸穴:「今度はFZRにも、実験でそれと似たことする予定。
   それが逆側にいる《弐號》のステア特性の変更に際し
   て有効になる」
FZR:「現在の《弐號》さんのステアリングは、わたくしと
   は逆に鋭過ぎると言ってましたが……」
狸穴:「そ、ちょっと公道では反応し過ぎで敏感なのだ。路
   面からの入力にも反応し過ぎるから外装全部を乗せて
   からその辺を変更する」
FZR:「その前にわたくしで実験ですね」
狸穴:「んだ。FZRと少し《弐號》は違うんだけれどやり
   方は同じ。その前にFZR600の脚周りを前後とも
   変更する際にもこのデータは役に立つと思うよ」
FZR:「わたくしは《弐號》さんよりも、FZR600さん
   の方に近い部分をもってますものね」
狸穴:「んだ」

 ステア特性はオートバイの乗り易さの大きな部分をしめているのだ。
 タイヤが変っただけでもそれは大きく変化する。
 最近流行の、先行者……じゃなかった! とんがったラジアルタイヤは脚回りもフレームもエンジン搭載位置も全部剛性の高いマシンでないと大変なことになる。
 当然、そのタイヤを受け入れられる車体を持ったオートバイは限られるのだが、大変な事になる事を判っていてそのまま付けてしまう方も多い。
 販売店ではそのタイヤを付ける前に『大変なことになる』とレクチャーしても、それでも付けてしまうお客さんがたくさんいるらしい。
 皆、少しでも良いタイヤを付けたいもんねぇ……でも、合わないモノは合わないのだ。
 どうしてもそのタイヤで走りたいのなら、重心位置とか剛性特性とか車体全体をちゃんと合わせて強化しなければ……。(物凄いことになります)
 乗る人間が軽い人の場合は更に大変で、その人間が乗った状態で合せていくしかない。ほとんど競技用のオートバイを造るのと同じ行程になってしまう。

FZR:「マスター、FZR600さんって性格のオートバイ
   好きでしょ」
狸穴:「良くお判りで。俺の乗れる限界の大きさだもんね〜」
FZR:「その前に秋水さまの脚回り全面変更もそろそろでは」
狸穴:「うん。新しい部品の各重量と今の秋水の各部品の重
   量を、前回やった秋水の車体データに張り合わせてタ
   イヤやホイールの変更を含め考察中」
FZR:「いかがですか」
狸穴:「ちょっとフレームの捻じれ剛性に疑問あり」(《弐
   號》と比べるとね)
FZR:「大変ですね」
狸穴:「ん、大変だ。FZRも頑張るように」
FZR:「はい、わたくしで出来る事があればお手伝い致します」
狸穴:「今年も長期のツーリングはなしだ」
FZR:「その前にマスターの脚を点検に行きましょう。そう
   すれば事が早く終わって寒くなる前にどこかへ行けま
   すわ」
狸穴:「んだ」

 信濃町で脚の点検をしてもらった結果、ちょっと無理があったようでズレているとのこと。
 靭帯等には異常なし。
 ズレを戻すのにぎ〜ぎ〜曲げられて逆間接されたり、痛かったが痛覚遮断してなんとか乗り切る。(あっしの場合は、痛い事が大嫌いなのだ)
 正座するくらいまで曲げても平気になった。流石である。
 超音波なソナー映像を何度か点検しながら終了。ちょっと違和感が残るがすぐに元通りになるとのこと。
 痛てて……。
 2・3日間接を固定しておけと言うことで、モトクロスのニー・プロテクターのようなモノを借りて来た。(買うと高いらしい)
 背中も痛いと言ったら、それは普段の姿勢が変だからだと言われた。
 4足獣の犬のように肩を前側に畳んでいると首も前に出ようとする。それが首や肩の筋肉や腱に負担をかけ続けている、胸を張れと言われた。
 右目が壊れたのもそれが原因かも知れないとまで言われてしまった!
 普段からオートバイに乗る姿勢をしているのでした……。全然、気がつかなかったよ。
 胸を久々に張って仁王像してみたら、クレイドルがバキバキなる音が……一気に楽になりました。
 そう言えば自分じゃ、まだ慣れていない少し萎縮した若いモデルさん達にいつも言ってたっけ……。
「レンズの前に立ったら神様になったつもりで胸を張れ」って。

 帰りにFZRに乗ろうとしたが、プロテクタがとても邪魔になるし、かえって危険なのでさっさと外す。
 戻ってから《弐號》の難物オイルタンクと電装系の一部を製作するから、プロテクタはその時から付ければイイか……。

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