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渋谷に用事があったので、いつも通りR6を走ってのんびり都内に向かう時に、SZR660と一緒に走ることになった。
SZRといえば、アルミのデルタボックスフレームに660ccのシングルエンジンを乗せたオートバイだ。
《弐號》と非常に近い構成のオートバイである。
乗っているライダーもR6の流れを良く知っている方らしく、無理せず流れをリードしている。
FZRだと付いてゆくのが大変。
狸穴:「瞬発力が違うから、すり抜けでついて行くのは結構
苦しいねぇ……」
FZR:「マスター、普通に走っていたらとてもついてゆけま
せんわ」
狸穴:「んじゃ、久々に全開で走るか……」
ということで、19000rpmフルスケール全開〜。普段は、せいぜい8000回転位までしか使っていないのだ。
少し離れてしまったので、頑張って追い上げる。
もう追い付けないかなぁ……。
HIDに加えて普段休ませている左側のハイビームも追加点灯。(気休め)
スピードメータをチラッと見たら◎ウワq/hを越えていた。
更に増速。
FZRの発する音は普段と全く違う。
同じ方向に進んでいる他の自動車がこちらに向かって来るような感じ。
ペースを落して待っていてくれたので、やっと追いついた。
FZR:「初めてですね、ここまで速く走ったの」
狸穴:「ちょっと、離されちゃったからね。でも点数帰って
来たし」
信号の間合いを大体判っていたので、このペースで走れたのだ。判っていなかったらここまで速度は上げられない。
次の信号では、止まらなくてはならない筈。
並んで止まった。
SZRも小さい。
狸 穴 :「あの〜、それSZRですよね。軽そうですね……」
ライダ−:「ハイ、軽いですよ」
狸 穴 :「速いですね」
ライダ−:「そうでもないです」
あっしより少しだけ、お若い方のようです。
先日、246上で一緒になったビモータのスーパーモノより全然速い。ライダーの違いかな?
前側のカウルはカッコ良い。
信号が青になってしまったのでまたスタート。
発進加速で一気に離される。
SZRは《弐號》の加速よりはゆっくりだが、それでもFZRではついて行けない。
排気量がこれだけ違うと、発進加速では特に差が出るのは止むを得ないのだ。
こちらが追いつくまで、SZRのライダーはゆっくり待っていてくれた。
けど、またすり抜けをし始めると、こちらは加速が弱いのでSZRのように空いているスペースにすぐに跳び移れない。
減速していると間に合わないので、周りの車との速度差を更に大きくとって一瞬で抜き続ける走り方にシフト。
止むを得ず減速する時もスロットルは戻さない。13000rpm以下に落せないのだ。
コレでなんとか一緒に走れる。
ハンドルはほぼ触れているだけ。
上半身は背筋と腹筋だけで制御。
踵でFZRをしっかりホールド。
狸穴:「FZR、SZRの動きをよく見ておけよ〜」
FZR:「ハイ。まるで秋水様と一緒に走っている時みたい
ですね。チョット闘うFZRですわ。でもフロント
周りが先日の高圧タンクと先行者さんの攻撃で狂っ
ていますのでお気を付け下さい」
SZRは加速に対してデフォルトのブレーキが間に合っていないようです。
減速のコントロールではFZRの勝ち。(でも限界に近い……)
それ以外では、何の問題もなく走れるようだ。
ただ、エンジンの延びがシングルなので余り続かないのかな? 何かで抑えられているような走り方だ、中回転域でのスロットルのレスポンス等は《弐號》の方が鋭い(鋭過ぎ?)。
直キャブなFCRとかだとこの辺が改善されそうだ。
ハイカムとかは出てないのかな?
脚回りの動きはかなりダイレクトなようで、加速から減速・回頭方向の変更などでの切れと落ち着きは今の《弐號》の方がよい。
フロントフォークのダンパーの守備範囲はそれほど広くないのかも知れない。
ライダーはこの状態をよく理解している方のようで、その状況を逆に利用して思い切ったすり抜けのしかたをしている。
リアに思い切りトラクションを与えて、車体を大きく左右に振って、リズムを出しながらすり抜けして行く。
この動きにつられて同じように走るとFZRには走り方が合わないらしく、かなり危険。
SZRのリアタイヤにトラクションを与えた直後のスロットルの開け方も、パッと全開みたいだ。
それと同時に前に飛び出して行く。
減速してもすぐに加速が得られるというのは、安全でもあり羨ましい。
SZRは全域がトルクバンドなのだ。
本来こういう所を走るオートバイではなく、勾配のキツいちょっと速度の乗せられる峠を走ると良いようだ。
箱根の椿などは丁度良いのかな、勾配はないが筑波サーキットなどもよさそうだ。
途中、右折していなくなってしまった。
軽〜く遊んでいただいた感じ。楽しかったです。
マシンの動きを良く把握しているとても上手なライダーでした。
サンデイドライバーだらけの所で良くやる……。なんちゅ〜ライダーじゃ。
SZRやSRXに乗っているライダーには、たまに物凄いのがいるので要注意。
狸穴:「10分程度の短い時間だったけど、とても疲れたか
ら後はのんびりいつものペースにしよう」
FZR:「今のペースが、わたくしの限界ですね」
狸穴:「んだ」
とても良い勉強&リサーチになりました。ありがとう。
SZRやSRXのようなbig singlも、また造れば良いのに。
FZRは普段どおり、安全速度に戻りました。
たまにこのような余裕で鋭い走り方の出来るライダーがいるのですねぇ……。しんどかった。
また、ご一緒したいです。
先日、DE MAKI様から頂いた水槽が壊れてしまい、新しい水槽を運んだ時の走り方とは全く違うひとときでした。
……コースは筑波で、《弐號》でトライしてみたいです。《弐號》の重量は更に軽いのでした。わはは。
ここのところ、《弐號》のオイルタンク製造過程でちょっとしたミスがあり、気持ち的に結構落ち込んでいて《弐號》製作を短期間中断していたのだが、ちょっと刺激になったのでまた再開です。
FZR:「わたくしも頑張りますわ」
狸穴:「応、んじゃまた部品を積んで何回も走ってくれ。今
度はオイルクーラーとそのラインとか、3回目の電
装系と計器系」
FZR:「は〜い」
SZR660のライダー 狸穴+FZR
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