|
世間は5月連休の期間に入っているのでした。
この時期になると、大きな荷物を積んだオートバイをよく見かけます。
上手に積める車体もあれば、どうやっても荷物を受けつけない車体も……。
またこの時期、今年の新車が走っているのも見掛けます。
FZR:「マスター、あれはフェイザー1000ですね」
狸穴:「をを、新車だ……。4気筒のエンジンがしっかり見え
ている。こう言うデザインも良いねぇ」
FZR:「R−1さんと同じエンジンだそうですね」
狸穴:「らしいね」
FZR:「後のシートとグラブバーを最大活用すれば、荷物もか
なり安定して積めそうですね」
狸穴:「だね。パッと見にはどう乗って良いのか判りずらい素
材系のオートバイにみえるけど、フェイザー1000
はレンジの広い使い方ができる究極の下駄・バイクか
な」
FZR:「きっと色々な社外のパーツとか出そうですわ」
狸穴:「たくさん売れるためには、基本的な造りがしっかりし
ていないと売れないしね」
FZR:「こういうオートバイは、きっといじりかたとか走り方
を楽しむよりも、使い方を楽しんだ方が良さそうです
わ」
狸穴:「今までオートバイメーカが提供して来たオートバイは、
何かしら一つの方向性を与えられ、カテゴライズされ
て販売されていたけれど、フェイザーはそう言った影
が薄いねぇ」
FZR:「ますたー、フェイザーさんみたいなオートバイをしっ
かり受け入れて、自分で使い方を決められる人がどれ
だけいるか。オートバイに乗る人間の方がためされる
事もあるんですね」
狸穴:「んだ。与えられる事に慣れているライダーにはとても
厳しいオートバイになるかも知れないねぇ……100
0ccもあるデカいオートバイにも関わらず、フェイ
ザーは乗り手の人間の影に隠れる傾向があるみたいだ」
FZR:「人間が一番前に出るんですね……、わたくしの造られ
方と少し違います。わたくしの場合はライダーと同じ
位置、もしくは少し前に立つようにデザインされてま
す」
狸穴:「そうだね〜、『あのFZRに乗っているライダー』と
いうことで、そのほうが乗っている人間が始めにため
されることはないので楽だったけど、フェイザーのオ
ーナーになるのは少し大変だぞ……、『どんなライダ
ーだろう』って全身を一発めから見られる」
FZR:「オートバイ単体でカッコ良かったりするのではなく、
人が乗ってカッコよく認識されるオートバイは今まで
にあまりないような気がします」
狸穴:「んだ。……さっきからしばらく見ているんだけど、人
の後ろに隠れようとするフェイザーの更に後ろに一台
知っているオートバイの影が見えるが……」
FZR:「……マスターのお知り合いのオートバイ幽霊ですか」
狸穴:「んにゃ、違う。"モルフォ"というオートバイに、以前
跨がったことがあるのだが、それの匂いがする」
FZR:「モルフォ……FZR1000エンジンの参考製作オー
トバイですね」
狸穴:「ちょっと気になるね。モルフォが乗せている、ライダ
ーのポジションを一番立たせた時の姿勢に似ている」
FZR:「同じ会社ですから、何かつながりがあるのかも知れま
せんね」
狸穴:「ま、気のせいだろう〜。フェイザー1000はまた別
のモノだ」
このところ大人の人が乗るオートバイがなかった。
でも、フェイザー1000はその年代の人にとって適合率が高そうなカッコをしている。
ちょっと前のオートバイが流行った頃に売られていた250の中にも、フェイザーというオートバイがいた。
その頃オートバイに乗っていた世代にとって、今の大人のライダーが返咲くのには丁度良いデザインなのかも知れない。
FZR:「マスター、フェイザー1000さんに乗り換えたいで
すか」
狸穴:「そうだねぇ……あってもよいと思うオートバイだけど、
今はまだイイ。一日乗ってみたいと思うこともあるが、
FZRで充分に間に合っている」
FZR:「ではまだわたくしも頑張りたいと思います」
狸穴:「こういうユーザーがいるから、新しいオートバイに目
が行かないのかねぇ?」
FZR:「マスターの場合はちょっと変わっているかも知れません
ね」
狸穴:「頑張って下さい」
FZR:「はい」
マミアナ+FZR
|