Vol.153 連休は新車が走行 2001-04-30


 世間は5月連休の期間に入っているのでした。
 この時期になると、大きな荷物を積んだオートバイをよく見かけます。
 上手に積める車体もあれば、どうやっても荷物を受けつけない車体も……。
 またこの時期、今年の新車が走っているのも見掛けます。

FZR:「マスター、あれはフェイザー1000ですね」
狸穴:「をを、新車だ……。4気筒のエンジンがしっかり見え
    ている。こう言うデザインも良いねぇ」
FZR:「R−1さんと同じエンジンだそうですね」
狸穴:「らしいね」
FZR:「後のシートとグラブバーを最大活用すれば、荷物もか
    なり安定して積めそうですね」
狸穴:「だね。パッと見にはどう乗って良いのか判りずらい素
    材系のオートバイにみえるけど、フェイザー1000
    はレンジの広い使い方ができる究極の下駄・バイクか
    な」
FZR:「きっと色々な社外のパーツとか出そうですわ」
狸穴:「たくさん売れるためには、基本的な造りがしっかりし
    ていないと売れないしね」
FZR:「こういうオートバイは、きっといじりかたとか走り方
    を楽しむよりも、使い方を楽しんだ方が良さそうです
    わ」
狸穴:「今までオートバイメーカが提供して来たオートバイは、
    何かしら一つの方向性を与えられ、カテゴライズされ
    て販売されていたけれど、フェイザーはそう言った影
    が薄いねぇ」
FZR:「ますたー、フェイザーさんみたいなオートバイをしっ
    かり受け入れて、自分で使い方を決められる人がどれ
    だけいるか。オートバイに乗る人間の方がためされる
    事もあるんですね」
狸穴:「んだ。与えられる事に慣れているライダーにはとても
    厳しいオートバイになるかも知れないねぇ……100
    0ccもあるデカいオートバイにも関わらず、フェイ
    ザーは乗り手の人間の影に隠れる傾向があるみたいだ」
FZR:「人間が一番前に出るんですね……、わたくしの造られ
    方と少し違います。わたくしの場合はライダーと同じ
    位置、もしくは少し前に立つようにデザインされてま
    す」
狸穴:「そうだね〜、『あのFZRに乗っているライダー』と
    いうことで、そのほうが乗っている人間が始めにため
    されることはないので楽だったけど、フェイザーのオ
    ーナーになるのは少し大変だぞ……、『どんなライダ
    ーだろう』って全身を一発めから見られる」
FZR:「オートバイ単体でカッコ良かったりするのではなく、
    人が乗ってカッコよく認識されるオートバイは今まで
    にあまりないような気がします」
狸穴:「んだ。……さっきからしばらく見ているんだけど、人
    の後ろに隠れようとするフェイザーの更に後ろに一台
    知っているオートバイの影が見えるが……」
FZR:「……マスターのお知り合いのオートバイ幽霊ですか」
狸穴:「んにゃ、違う。"モルフォ"というオートバイに、以前
    跨がったことがあるのだが、それの匂いがする」
FZR:「モルフォ……FZR1000エンジンの参考製作オー
    トバイですね」
狸穴:「ちょっと気になるね。モルフォが乗せている、ライダ
    ーのポジションを一番立たせた時の姿勢に似ている」
FZR:「同じ会社ですから、何かつながりがあるのかも知れま
    せんね」
狸穴:「ま、気のせいだろう〜。フェイザー1000はまた別
    のモノだ」

 このところ大人の人が乗るオートバイがなかった。
 でも、フェイザー1000はその年代の人にとって適合率が高そうなカッコをしている。
 ちょっと前のオートバイが流行った頃に売られていた250の中にも、フェイザーというオートバイがいた。
 その頃オートバイに乗っていた世代にとって、今の大人のライダーが返咲くのには丁度良いデザインなのかも知れない。

FZR:「マスター、フェイザー1000さんに乗り換えたいで
    すか」
狸穴:「そうだねぇ……あってもよいと思うオートバイだけど、
    今はまだイイ。一日乗ってみたいと思うこともあるが、
    FZRで充分に間に合っている」
FZR:「ではまだわたくしも頑張りたいと思います」
狸穴:「こういうユーザーがいるから、新しいオートバイに目
    が行かないのかねぇ?」
FZR:「マスターの場合はちょっと変わっているかも知れません
    ね」
狸穴:「頑張って下さい」
FZR:「はい」

マミアナ+FZR

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